第7回は坂出の兵郷(ひょうごう)製麺所
瀬戸大橋最初のIC坂出北を降りてすぐ近くにあるディープな製麺所ですが、2017年12月に閉店しました
映画UDON内で タウン情報さぬきの取材が始まって6番目の店です
貸駐車場から見た外観だけど、ここまで来なきゃうどん屋が有るとは気が付かない
外観はまったくの民家であります
ここまで入って「本当にここで良いのかな?」とまだ疑います
ここまで入れば掲示物や案内書きで理解できます
(季節や年代で写真が前後してます)
このコンテナの中に1玉(左の黄色)と2玉(右の緑)用の丼が入ってます
この扉の中は食堂になってます
食べた後は中央のコンテナの中に丼を入れます
こちらの扉は厨房内で注文と受け取り口になってます
運が良ければ釜抜きで、もしくは温めて等で受け取ります
釜揚げうどんもできます
サイドメニューもこちらから選びますね
製麺機のすぐ横で受け取るわけです
もうこんな製麺所型うどん店は無いんじゃないかな~カウンター越しなら有るけど
むかしの小学校にはこんな給湯器があったけど、これは出汁サーバーです
隣の食堂内にあります
2004年の食堂内です こざっぱりしてます
下は2017年でサインとか増えてます
もうこの風景は見られなくなりました
年に1~2回しか行ってませんが、20年は来てます
坂出北ICからすぐなので、朝一食べるうどんとして優しい味が好みでした
この雰囲気も好きでした
兵郷製麺所
坂出市寿町3-2-9
営業 8:30~14:00頃 日曜祝日休み
現在は閉店して、店はありません
穴場感が満載で「さぬきうどん針の穴探訪記」にふさわしい兵郷製麺所でありました
映画の後半で「1杯100円で儲かるわけなかろう」という台詞もあったが、学校や幼稚園飲食店への卸し業があって始めて成立する製麺所経営です
卸す先も衛生管理に品質表示や原材料表示等が厳しくなり、個人の製麺所では対応しきれなくなる今後では無いでしょうか
休日に行列する店は警察から警備員配置を迫られるし、映画内の山越でのシーンのように近所に迷惑をかける事もあるでしょう
一時たくさん水を使ううどん屋には特に 排水処理施設が強要されたこともあったり
古き良きうどん店が 毎年消えていくのでしょうね
そんな讃岐うどん遺産を せめて記録に残しておきたいと思い書いています