こんにちは。
大阪府枚方市(ひらかたし)のちょっとオモシロイ
実はすっごいコダワリの食料品店 きしな屋 です。
肌寒かった昨日から一変
今日は汗ばむくらいの陽気の枚方です。
今日は、最近というか、昨日、私がびっくりしたことです。
しょうもないことかもしれませんが、
わたし的にびっくりしたなぁ~。
最近よくやってるCM。
大手焼肉のタレメーカーさんの。
女の子がかわいい声で
「あのね、黄金の味のね、1/3はりんご、1/3はりんご♪」
で歌ってるCMです。
「黄金の味 甘口」でした。
夏に、親戚が集まって焼肉をするとき
テーブルの上に必ずあったのは、「黄金の味」
しかも、大きい方のビンの!
あの、甘辛い味は、子供ちゃん大好きですよね~~。
大人になって、焼肉のたれを使うことは
ほとんどなくなりましたが、
最近よくやっているCMを見て
子供の頃の味を思い出したのでした。
「1/3はりんご♪1/3はりんご♪」
そして、ふと思ったのでした。
残りの2/3は何でできてるの??
あの思い出の味は、一体何で出来ているのか??
さっそく次の日(昨日のことです)
スーパーのタレ売り場をうろうろ。
あ、あった!
黄金の味 甘口。なつかし~~。
ちょっとドキドキしながら、
原材料表示を確認します。
カラメル色素、ポークエキス、香辛料、ごま油・・・
原材料を読むとき、
私は習慣的に最後から読んでいきます。
(食品添加物は、原材料表示の最後のほうに書かれているので、
最後から読んだほうがわかりやすいのです。)
添加物は、
「カラメル色素」だけか~。
「調味料(アミノ酸)」はぜったい入っていると思ったのに
案外、余計なもの入ってないんやなぁ。
今度は原材料表示を最初から読んでいきます。
たくさん入っている順ですね。
果実類(りんご、桃、梅)、醤油、アミノ酸液、還元水あめ・・・・
ん??
「アミノ酸液」?
醤油の次に「アミノ酸液」?
最初から、3番目にくるの??
「還元水あめ」よりも多いの???
ええ~~!
わたし的に衝撃。
どっひゃーって感じです。
「アミノ酸液」・・・・・
脱脂加工大豆(大豆油を絞った残り)のたんぱく質を
化学的に分解して、うまみの素のアミノ酸にした、
いろんなアミノ酸をいっぱい含むウマウマの液体。
グルタミン酸ナトリウムなんかの、アミノ酸単体だと
添加物扱いなのですが、
アミノ酸液はなんでなのか、
食品添加物には含まれません。
食品扱いなのです。
昔、九州の甘いお醤油をお土産にいただいたとき
原材料に「アミノ酸液」とありました。
でも、私の思い出の味に、こんなにいっぱいアミノ酸液が入ってたとは
なんか衝撃でした。
そりゃあ、焼肉のたれが、うまいはずだ。
アミノ酸が悪いとは思わないのですが、
入れなくてもおいしいものが作れるのなら、
入れないにこしたことはない、と思っています。
アミノ酸を入れると、塩かどがとれて、まあるい味になるのですが
使いすぎると、何か、ぼんやりした
何を食べてるんだかわからない味になるのです。
悪い素材の悪いところを消してくれるの同様に
よい素材の良いところも消してしまう、イメージです。
あと、あの強烈な旨味に慣れてしまうと、
天然のだしの旨味では物足りなくなってしまいます。
(これは、私が商品開発をしていたときに経験しました。)
ちなみに、当店で扱っている「焼肉のたれ」
アミノ酸は入っていません。
アミノ酸入っていませんが、
と~ってもおいしい!
使っている素材の良さがよく出ています。
後味がさっぱりしています。
思い出の味は、思い出の味として、
大事にしまっておきます。
大人になった今の私は、この焼肉のたれが好きです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。