ラストレター
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30回目

美樹へ

最後に引越ししてるか見に来ました。

会いたかったです。

この前、引越しをしていたらアトミックハートを2枚もって

来てしまったのでそれも返さなくてはと・・・。

ぶっちゃけ口実です。今日は帰ろうと思います。

あっそうだ!CD返さずもって行きます。

またあうための口実で。

ところどころ涙でにじんでいる

それを見て。新しいことにきずく。

走り出す美樹

家を飛び出し

玄関の前でぶつかる

小野寺「あれ?美樹ちゃんどこいくの?」

#143 交通事故現場

車の破片が散らばっている

その中に青いプラスチックの破片が・・・。

美樹「青い青いCDもってませんでした?」

住民「死んだ人の知り合い?」

美樹「青い青いCDもってましたか?」

警察官「どうしました?」

美樹「どうなんですか!」   

警察官「持っていましたよ!」

急に泣き叫ぶ

美樹「いやいやや!!そんなんいやや!!」

手紙

   アトミックハートで出会ってアトミックハートで分かれる

   ははは。なんて書いてみたりして。

   でももう一度美樹にあってどうしても自分の

   口でいいたいことがあるので。

   そのときに・・・。決して12曲目にはしたくないです。

では。



写真


29回目

#138 新しい部屋

あたりは荷物で散らかっている

そのひとつのダンボールをあける雅彦

雅彦「あっ」

箱の中には青色のケースのCDが2枚。

#139 カレンダー

8月『最後の日曜日』太陽の日が眩しい

雅彦は前の家の近くを歩いている

手には青色のケースのCD

雅彦「最後のもう一度だけ…。」

家の中の様子を見るが何も変わっていない様子

家の中に入ると…。雅彦が引っ越した後のまんまだった

美樹はまだ引越ししてはいなかった。

#140 車

美樹と小野寺が乗った車

美樹「すいません。わざわざ。」

小野寺「かまわないよ!これもデートだね」

#141 家のテーブル

ひとりすわっている雅彦

雅彦「最後にあって分かれたかったな」

目から涙が拭いても拭いても出てくる。

そして紙に手紙を書き出す

車からは笑い声がこぼれてくる

美樹「その先を右に入ってください」

小野寺「荷物かたずけなきゃね!」

雅彦は涙を拭きながら近くの駅へと向かい家を出る

#142 家の近く交差点

美樹「なんか救急車きてますね」

小野寺「事故かな?」

美樹「そうみたいですね」

住民「即死みたいよ。危ないわね・・・。」

住民「手で握り締めたものなんなのかしら?」

美樹「玄関開けてくるんで・・・。」

小野寺「わかったよ」

家の中に入ると

テーブルの上に手紙が


28回目

1月12日 朝起きたら小野寺さんとハイアットの一室に

      いました。このまま小野寺さんと一緒にいたい

雅彦の目から涙が・・・。

雅彦「おれは何しに東京にきたのかな?

   俺は内視にきたんかな~

   俺は一番笑顔を届けなきゃいけない人に笑顔を

   届けられへんかった・・・ごめん・・・。」

声「これでおわりだ・・・。」

#136 公園

夏の香りがする

こどもが水遊びしている

ベンチに座り携帯電話を取り出す。

雅彦「もしもし。話があるねんけど」

美樹「今、仕事中やからあとで電話するわ」

雅彦「わかった」

ベンチからたちあがろうとするとふたたび電話が

美樹「なんなん?」

雅彦「あんなおれ 。引っ越すで。」

美樹「うん」

雅彦「払えないわ・・・家賃。ごめんな。」

美樹「・・・。」

雅彦「8月待つまでの契約やからそれまでに荷物だしてな!」

美樹「私。好きやった」

雅彦「俺も」

美樹「でもなでもな。結婚も付き合うこともできひん。もう。

雅彦「おれが悪いから。ごめんな」

美樹のほほに涙が・・・。

#137 空

夏の入道雲が青い空を埋め尽くしている

一台のハイエースが

後輩A「これもちだせばいいですか?」

雅彦「おう!」

空っぽになる部屋をみながら・・・。

27回目

#133 家のリビング

カレンダー 34

テーブルの上にケーキ

声「今日は美樹の誕生日帰ってくるかわからないが

ケーキは美樹が美味しいと言っていたあの店で買っていた」

#134 雨が降り注ぎ季節は梅雨

雅彦は仕事で地方に行くことが多くなっていた

#135 家

雅彦「梅雨はいやだね~やっぱ家が一番!」

   久しぶりに帰宅する雅彦。荷物を多く抱えている。

声「美樹とはしばらくあっていなかった」

  テーブルの上に美樹の手帳がある・・・。

雅彦はそれにてを伸ばす

 このままちがう人が好きになりそうです

26回目

#128 銀行ATM

 ため息をつき

 通帳の残高64、567円。

雅彦「交通費込みで5万が限界か」

#129 家のポスト

 ポストをあけると光熱費の支払い

声「会社にいく交通費しかなかった」

#130 オフィス

パソコンの前で資料作成

途中、雅彦倒れる

#131 医務室

ふと目が覚める雅彦

医師「ただの風邪やね。それと栄養も足らないみたいだね。

   ちゃんと食べてるか?」

雅彦「はっはい。すいません。」

医師「今日は帰って寝なさい」

雅彦「そうします。」

#132 寝室

夜中〇時

目が覚める。寂しい面持ちになり…。

(回想)

上京した頃のマンション

美樹「大丈夫?」

寝ている雅彦に話かける

雅彦「美樹の顔みてたら元気になったわ!」

美樹「うそつけ!寝てれば。今ごはんつくるわ!!」

熱が下がらない

声「しばらく一人だけの生活が続きました」


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