大阪中之島美術館 で開催中の 佐伯祐三 自画像としての風景 に行ってきました。
2月に実行した美術館のはしごに味を占めました
今回も大丸梅田店の下村優介さんの展示とはしごしました。
中之島美術館の開館記念の展示会にも佐伯祐三の作品が展示されていました。
今回は開館1周年記念で佐伯祐三の単独展示。
点数は少な目でしたが、画風の遷移やどんなものに魅力を感じて描いてきたかがよく分かる内容でした。
こちらは画風がコロッと変わる前の自画像。
日本人ぽくなく、今どきのイケメン風
写真もあったのですが、本当にこんな感じでかなりカッコイイ方でした。
平井堅とかネプチューンの潤ちゃんみたいに見える自画像もありました
こちらは1度目のパリから帰国した後に描いた東京の風景。
この可愛い絵は一対の人形のうちの1体。
パリで見かけて衝動買いした人形だそうで、その頃の1か月の生活費くらいの高額のお買い物だったそうです。
この辺りは2度目のパリ滞在時の作品。
ポスターが貼られたパリの街の風景がお好きだったそうで、たくさんの街の絵がありました。
文字の感じが特徴的。
ドアや壁の直線的な描き方に対して、文字や樹木、テーブルの脚などはリズミカルで、お互いがより強調されているように見えます。
2度目のパリでは体調を崩し、活動できる期間も短かったようです。
最後に近い絵だそうで、お店のドアの絵が2枚ありました。
黄色いドアは、窓部分の黒との対比が鮮やか。
もう1枚はドアの模様や色合いに、そのドアに流れた時間や生活の厚みみたいなものを感じます。
こちらは自宅に配達に来た郵便配達員にモデルになってもらった作品。
病気を押して描いたそうですが、とても力強くて具合の悪さを感じられません。
結局パリで最期を迎えたそうです。
この時代の雑多な力強さのあるパリの街や、そこで暮らす人たちを感じる作品を、最後まで描いていらしたようですね。
画家としての活動期間も短かったようです。
でもこんなにも存在感のある絵が沢山あって、また見たいなと思いました
こちらの展示は始まったばかり。
6/25までです。
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