結局は僕も。 | ホーチミンシティにいます ー タビハツヅク ー

ホーチミンシティにいます ー タビハツヅク ー

アラフィフ独身リーマン
30過ぎに地元の愛知(三河地方)から転勤して関東の半都会生活が10年間ほど、今のベトナムは三ヶ国目で海外生活が10年以上になっています
大沢たかおが沢木耕太郎の『深夜特急』の世界観をリーマン人生でも実現したい男の日々を書き綴ります

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 福島の原発の状況が気になり、有名放送局から個人のサイトまで色々と読みあさってみました。周辺で生まれ育ち、今もあの原発で使命感をもって働いている人の事など、興味深い記事は幾つかありました。残念ながら、ほとんどは日本国政府や東電の批判ばかり。そこには事態を少しでも好転させたい、助言の意味があると思いますが、なんだか事故の状況、関係者の対応を断片的に批判しているだけのようにしか思えません。どれも僕には共感できず、読むのをある程度にしておきました。

 個人の率直に感じた疑問です。あの原子力発電所の周辺地域に住んでいた人達は、いったい誰のために原発を受け入れたのだろうか?
 おそらく、自分達のために受け入れたのであって、国のため、東電のため、そこで発電される電気を使う人のためでないと思います。なので、直接的にも、間接的にも、膨大な恩恵を受ける(た?)権利がある(あった)と思います。もちろん、それで何も反論や意見できないという封印的な意味でなくね。

 避難地域に住んでいた今は避難所にいる人のサイトで、「原発ができてから生活は確かに豊かになった」とありました。ここに“楽”ではなく“豊か”とあったので、それらをはかり知る事ができます。それと意外?予想通り?それほど日本国政府やテプコを批判をしておらず、そんな事よりこれからの暮らしを心配しているようです。日常がおぼつかない訳ですから、批判どころでないようです。

 生意気な意見を言わせてもらえば、不本意ながら古里を離れる多くの人が、なるべく以前と同じ気持ちで暮らしていけるようにあって欲しいです。

 そう言えば、何人かのドイツ人に「日本人はリサーチと言って鯨を捕って食べる」と言われた事が。もちろん、深刻でなく!僕は「伝統的に」、「歴史的に」のような定番的な事は言わず、「なんで鯨やイルカだけがダメ?」と聞き返します。返答は「魚じゃなく哺乳類だから…」のような事を言い出すんで、すかさず「哺乳類の牛、豚…はなんでいいの?ドイツ人はウサギまで」と言えば、「あれは家畜で」とか、はたまた「ペットではない」とね。ここで一気に切り返し、「鯨をペットにしたと聞いたことないし、特殊な環境で生まれ育った牛を家畜と決めれば、哺乳類とか関係なく工業製品と同じなのか?牛と鯨は何が違うんだ?」と。こうなると、「まぁまぁまぁ」となり話は収束って感じでしょうか。

 結局は僕も色んな批判を羅列してしまいました☆