報道によりますと、令和6年度から小5~中3でデジタル教科書が導入されるそうです。そして、その最初の教科として挙がっているのが英語だそうです。

(参考)
デジタル教科書 再来年度から小中学校英語で先行導入を 中教審」(NHK)
 

デジタル教科書、令和6年度に小中英語で先行導入」(産経新聞)
 

デジタル教科書、24年度に英語から導入へ 算・数は25年度以降」(朝日新聞、有料なので一部のみ閲覧可)
 

これは、2週間前にこのブログで書いた以下の記事で紹介した「英語教育・日本人の対外発信力の改善に向けて(アクションプラン)」に呼応するものかもしれません。

英語教育・日本人の対外発信力の改善に向けて(アクションプラン)
 

上記の投稿の中で私はこんなことを書きました。

 

「これを見たときには、「太っ腹!」と驚きましたが、よく見ると、「全ての『学校』」とあるので、児童生徒一人一人にという意味ではないのでしょう」

 

どうやら、私の推測がはずれたようです。でも、うれしいはずれです。ただ、アクション・プランでは令和4年からと言っていたので、少し先になります。

また、上記のNHKの記事によると、「文部科学省の実証事業では、英語のデジタル教科書は今年度、すでに小中学校の9割程度で配布されています」とありました。そんなに広く行き渡っていたとは知りませんでした。

一方で、紙の教科書のメリットも広く認識されているので、当面は紙とデジタルの両方を配布するようです。また、デジタルも紙の教科書同様に無償での配布が検討されているようです。これは無償にしてもらわないと、自治体などが支払うことになるかもしれず、地方に負担を強いることになるので、絶対に無償にしていただきたいですね。

また、報道では「通信への負荷を避けるため機能はシンプルなもの」とありますが、何があって、何がないのでしょうね。音声が無ければ意味がないと思うので、さすがにこれはあると思います。そうでなければ英語を一番にする意味がないでしょう。それとも動画がなくなるのかな?動画はクラウドなどに置き、教科書にはボタンをつけ、そこをクリックすればそちらにつながるようにするのかもしれませんね。

紙とデジタルがしばらくの間併用されるのはよいことだと思います。

今後はデジタル教科書をどう使うかなどのセミナーが開かれるでしょうね。私も学生に指導ができるよう、勉強したいと思います。
 

ちなみに、英語のあとは、算数・数学になるようです。