先日、お世話になっているK先生がテレビ東京の「おはスタ」にご出演されるというので拝見しました。

視聴者(おもに小学生と思われます)からの質問に番組のキャラクター等が答えるというコーナーで、質問は「英語の文字に書き順はありますか」というものでした。

この質問にK先生が英語教育の専門家としてご出演されていました。そして、先生ははっきりと英語の文字には書き順がないとお答えになりました。多くの小学生がこのコーナーを見て英語の文字には書き順がないことを知ってくれると嬉しいです。

一方で、現在使用されている小学校の外国語の検定教科書には書き順が載っています。矛盾しているようですが、ほぼすべての教科書が英語の文字には書き順がないという注意書きを付けています。示している書き順は、きれいに書くためのアドバイスだ、ということですね。

以前このブログで「書き順テストは不要」という記事を書きましたが、「この順番で書くと読みやすい文字になるよ」という「アドバイス」としての書き順はあってもいいと思いますし、実際に欧米でも書き順を示しているものはあるようです。英語の文字には書き順がないことを伝えたうえで、書き順を指導することはむしろ良いことだと思います(しかし、上の記事に書いた通り、書き順の「テスト」は不要だと思います)。