ありがとうのお見送り

ブログをなかなか更新できない日々が続いていたのは・・・近しい友人が相次いで旅立ち、何とも置いてけぼりの淋しさと虚しさに包まれた日々の時間だけが過ぎてしまっていた・・ということにあるのでしょうか・・。　　　　　

4月の下旬、コロナ渦で、面会もままならずに3年の月日が経とうとしていた頃、ようやくできた友との面会。

原因不明で治療方法もないという難病に罹り、その進行も無情なほど早かった。

それでも命を全うするその日までは、どんなに苦しくても簡単には終わらせないという天からの使命を享受し、その過酷さと闘い続けた友。

面会は、その姿を私自身真正面から受け止め、寄り添えるのかが試される時間でもあった・・。

「人は簡単には死ぬことが出来ないんだよ」「誰にでも、どんな運命が待ち受けているのかは分からないのよ」のメッセージ。

ありがとう・・心して受取り、何でもないように見える日々への感謝と味わいを深くしていこうと思い止めた面会でした。

そして2ヵ月が過ぎ・・。

「また来るね」の言葉は叶うことなく、旅立ちが先になってしまいました。

振返れば、楽しかった、命耀いていた日々の数々。

―夏空の暑い日の旅立ちー

そんな過ぎし日を懐かしみながら、音楽葬でのお見送り。

歳を重ねて、お見送りすることも多くなるけれど、だからこそ、全て「命あっての物種」を肝に命じ、新たな日々を重ねて行こうと思ったところでした。

（もちろん！まだまだ、積み残しが多いので、当分踏み留まってチャレンジし続けますよ！！）