質素倹約令の目的や理由は、
◆士農工商の身分制度維持
◆幕府の財政逼迫
特に享保、寛政、天保の、いわゆる三大改革期は、風俗取締令と絡めて、厳重な倹約令が断行されたという。
地方でも、藩政改革が行われた際に、藩士や領民に対して倹約令が頻発されたとも。
そんなおふれをださなればならない世相は、一体どんなものだったのだろう。
ヨーロッパ諸侯の金銀財宝は残っているが、日本には、そんなものはない。
たぶん、今の我々の感覚からすれば、ご法度とされたものは、なぁーんだと思うようなものではないだろうか。
今年になって中国政府は、公務員の倹約令を出した。
これは、公務員の贅沢三昧に庶民の不満が爆発、政府も無視出来なくなったからだ。
◆飲食
◆公用車
◆海外出張
の三つの特権、『三公消費』の自粛に踏み切った。
左の画像は、今売られているまんじゅうのパッケージ、もう、その越後屋もいなくなった。
我々日本人に理解出来ないのは、中国の役人の汚職である。
日本だって公務員の汚職はある。
発覚すれば、失職も余儀なくされる。
だから、公務員が汚職で蓄財するなんてありえないし、もう汚職は全く割に合わない。
一方、中国は、共産党の幹部になれば贅沢な暮らしが保障されている。
地方政府自ら企業経営や都市開発などもやっている。
エリート層に限られるが『三公消費』で好きなことが出来る。
これは、汚職でもなんでもない。
今日、たまたま、『三公消費』の総額を知った。
何と何と国家予算の10%、
11兆円
この金額を知って今まで疑問に思っていたことが氷解した。
中国と日本の公務員の比較も全く無意味なこともよく分った。
ここからは私の想像である、事実ではないが蓋然性はあるだろう。
◆温家宝、薄 熙来のように、共産党の幹部夫人がビジネスをやり
、莫大な財産を築くことが一般化している。
(二人三脚でDouble income)
◆2台目の公用車を自家用(勿論奥さん用)
(バカ息子にせがまれてイタリアの高級車を買ってあげたが事故
って発覚なんてことがあった。)
◆国費で子女をアメリカなどへ留学させる。その選考は、共産党幹
部のさじ加減。
◆アメリカに出張して留学させている娘に会い、帰国
直前にラスベガガスに立ち寄って大好きな博打にふける。
しかし、しょっちゅうアメリカ出張を計画するわけにもいない。
そこで、マカオに行きだしたら、そのマカオがラスベガス
を抜いてカジノ売上世界一になった。
(習金平は、留学中の娘を帰国させた。瓜田に履を納れず、李下に冠を正さずか?)
中国の『三公消費』は、立派な財政支出だから倹約令は経済にはマイナス。
それでも、倹約令を出さなければ、国民の不満は高まる。
外資を導入して低賃金の労働力を提供、都市開発などのインフラ整備、そして官僚の浪費も経済を引っ張ってきた。
しかし、もう、この種の経済運営は、見直しせざるを得なくなった。
日本の防衛予算は4兆円、中国の『三公消費』は
11兆円
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