サードキャリアで行動が重要な理由
2025年12月20日 大圖健弘
サードキャリアを考える中、私たちは「考えるよりも行動しよう」をモットーに対処をしていくことが必要だと感じている。その背景は、自分の行動の個人を取り巻く環境に対する影響の大きさの変化である。何か自分のキャリアの中で行動を起こそうと考えた場合、これまで特にキャリア形成の初期の時代にはその行動が所属する組織があったり、利外関係が強い仲間を巻き込んだりする可能性が高く、またそれ以降も、社会で自分の活動が認められてくる時代になると、その行動が利害関係者だけでなく第三者に及ぼす影響が高くなったりで、まず何らかの行動を起こす前に、十分にその行動の内容や行動による結果を考え、自分の行動について考えておかなければ、とんでもない影響を組織に与えたり、失敗による損害を周囲の方々に与えたりする危険をはらんでいた。
これに対し、サードキャリアを歩む時代になると、自分の行動が周囲の環境に与える影響がそこまで大きくなくなってきている。行動によってまずは大それた影響は周囲におよぼすことはすくないのである。また、この年代になると、一握りの層を除けば、行動にかけることができる資金も限られており、その結果、もし何らかの失敗をしても大きな損害を被るような危険性が低く、結果、やり直しもできる可能性が高いところにその行動の特徴があるように感じる。この意味ではいろいろ考えることもまず行動する意味がある。その行動は勿論ビジネス的な意味合いを持つものでも、趣味に関すること、ボランタティア活動に関することでも問わなくともよい。ただ無為に日々を過ごすより、何か行動をしてみることが重要だと考える。
こうした行動をまず「考えるより先に行う」ということに次の意味は、サードキャリアの年代になると、そんなに考えることを行う時間も少なくなっていることも挙げられる。定年年齢が65歳から70歳に引き上げられる中、サードキャリアとして活動する時間はそんなに長くはない。その中で「じっくり考えて計画を立てて」ということに時間を取られるわけにはなかなかいかない。何かを行うとしても、その何かを探し出したら、まず実施をしてみて一歩一歩積み重ねてみるという方法で実績を作って行くことが短い時間を有効に活用して行くのに重要なことではないかと思う。これまで述べたように、この行動は、大きな結果を必ずしも求めるものでもない。むしろ行動するというプロセスが重要で、生きがいを持って、社会に貢献をしていくと行くことが第一目標になる。こうした、行動をまずはじめ、ヒットアンドエラーを含め行動の中で修正を加えながら、社会に貢献したり、仲間との絆を深める機会としたりして、サードキャリアの活動として持ちたいものである。
以 上