この9月にリリース予定の私たちBAJNA BEATのファーストアルバム「LIFE」。

 

この「LIFE」は、四年間にわたり音楽活動をしてきた想いを全て詰め込んだ集大成です。

 

現地でこの国の方々と共にベンガル語で活動をさせていただいている私たちですが、今回のアルバムはバングラデシュの方々はもちろん日本の方にも是非聞いていただきたいという想いで、アルバムのブックレットには日本語の歌詞を添えています。

 

そして…収録されている全10曲について、どんな曲なのか、どんな思いで制作したのか、もしくはカバーしたのか、
バングラデシュで応援してくれている方々や日本の皆さんにもお伝えしたいと思い、アルバムに収録されている曲を紹介していくシリーズ動画を私たちのYoutubeチャンネルにアップしました。

《BAJNA BEAT The first album "LIFE" Releasing series part7》

こちらをクリックすると動画を視聴できます↓


 

 

今回ご紹介するのは「Ore neel doriya」(ああ青い河よ)というバングラデシュの魂の歌です。

バングラデシュは河の国と言われているのですが、この歌を聞いていると河に小舟が浮いている情景がいつも目に浮かびます。
小さな船が少しずつ河の流れの中を進んでいく様は、あたかも人生を日々生きていく私たちの姿のようで
この歌のメロディアスな情感と、とても切ない歌詞が合わさり、魂が揺さぶられます。

この歌はバングラデシュで昔大ヒットした映画の主題歌であり、やむを得ず罪を犯してしまった主人公がその刑罰として漁船での厳しく過酷な労働を科せられるという物語で、その刑期の間離れ離れになった家族を案じ、捉われた我が身を憂いている心模様が歌の中にも鮮明に描かれています。

 

コロナ禍になり、私たちも二年以上母国へ帰れない中で
大切な家族を想う気持ちとこの歌詞がシンクロして
この二年間、オンラインライブのオファーをいただく度に何度も何度も歌いました。

そしてこの歌を通じて、その孤独や郷愁感をこの国の方々と共有してきました。
音楽は、喜びや幸せだけではなく、悲しみや辛さも共有できるものなのだと、実感いたしました。


さざ波のようなシンプルで美しいピアノのアレンジに加え、T'sさんが特別な音響効果を入れてくださり、聞きながら自分自身も河の中を進んでいくような…そんな気持ちになる曲です。

是非、動画でより詳しくエピソードを聞いていただければと思います。

 

 

このアルバム曲紹介シリーズ、前回までの記事はこちらからご覧になれます↓

第一回目に日本語字幕の出し方も書いてありますので、このブログを読んでくださっている皆様にも是非日本語で曲紹介トークを聴いていただき、それぞれの曲へ込めた私たちの想いを感じていただければと思います(*^-^*)