さぁ今日の冒険が始まります!!
からの続きです。
今日は、チュニジアの食べ物の話です。
チュニジアはイスラム教の国なので、豚肉は食べません。
そして、出されるお料理に入っているスライスされた牛肉か鶏肉かわからないお肉は、羊肉の可能性があります。
Acla canは、羊やジビエ系のお肉が苦手なので、お肉料理が出てくると食べる前に「これ、何のお肉?」と、いちいち確認していました。
アレルギーでもないのに食べ物の好き嫌いを言うのは大人げないなぁと思って、初めの2~3日は出されたものが羊肉だった時は黙って残していました。
でも、羊肉の出現率がけっこう高く、添乗員さんに「実は私は羊肉が嫌いで…」と白状したところ、別のお肉に変えてもらえました。
鶏肉になることが多かったです。
チュニジアの有名な料理は「クスクス」と「ブリック」。
クスクスは細かーい粒状のパスタ(?)です。
蒸し器のようなクスクス鍋の下段に具入りスープ、上段にはクスクスを入れて鍋を火にかけ、スープの蒸気でクスクスを蒸して作るのだそうです。
クスクスにスープをかけて出されます。
これは羊肉率が非常に高いお料理です。
羊のダメな私はわざわざスープを鶏肉で作っていただきました。
が、残念なことに一口も食べられませんでした。
スープを作った鍋そのものに羊の匂いがこびりついていたのか、またはクスクスは全部一緒に羊スープで蒸したのか、とにかく羊の匂いがしてダメでした。
別のテーブルに供されるクスクスが脇を通っただけでソレとわかる羊の香りが漂って来まして、ぶっちゃけものすごく辛いディナーでした。
もうひとつのチュニジア名物「ブリック」は、春巻きのような皮で具と卵を包み、油で揚げたものです。
半熟の卵がトローッと出てきて美味しかったです。
イスラム教徒は貝やイカ、タコを嫌うと聞いていましたが、海辺の町では貝を使ったペスカトーレや、イカをリングフライにした「カラマリ」のメニューがありました。
お魚も普通に出されます。
メイン料理の味付けは、トマト味が多かった記憶があります。
そのせいか、お料理の写真は赤い絵面が多いです。
お米も食べられていますが、長粒種(いわゆる外米)で、主食ではなく、野菜扱いでした。
野菜の種類は豊富です。
そして、卵の入っていないブリックのような、春巻きのようなものが付け合わせによく出てきました。
パンは、おしなべて美味しいです。
デザート類は、おしなべて激甘です。
チュニジアには「ハリッサ」という調味料があります。
日本で言うところの「味噌」的な位置付けのもので、現地のかたはパンやお料理に付けて食べています。
唐辛子ベースでガーリックの風味も感じる、塩味の赤いペースト。
豆板醤やコチュジャンに似た味だと思いました。
私は今回チュニジアへ行って初めて知った香辛料ですが、帰国後に近所のスーパーの棚をよくよく見たら、ちょっと大きいスーパーならハリッサは普通に置いてありました。
現地のスーパーでよく見かけたのはこちらのお品。
食べると病みつきになるお味ですが、それなりに辛いので、初めは少しずつお試しください。
チュニジアのレストランで小皿に入った赤いペースト状のものがテーブルに出されたら、それはたぶんハリッサです。
ビュッフェでも、ドレッシング・ソース類のところにハリッサが置かれていたりします。
知らないでたっぷり取って、トマトケチャップのように使ってしまうと悶絶するかも?
ご注意を!
続きはまた今度ね!!