社会保険労務士 大澤明彦の情報提供ブログ(2019年8月28日より毎日更新継続中)

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労働社会保険に関する最新情報をお届けします。ご自身でWEBサイトなどで情報収集いただくなくてもよいように、最低限知っておいていただきたい情報について、私が情報を厳選して掲載しております。日々の業務の一助としてご利用いただけますと幸いです。

労働社会保険関連の最新情報(お役立ち情報)を当事務所ホームページで公開中です。
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企業の事業主様、人事ご担当者様、
人事周りのことでお困りのことがございましたら、当事務所までご相談ください。

こんにちは。

町田市の社会保険労務士 大澤明彦です。

初めてご訪問いただいた方は、

私のプロフィールは、こちらから左差し

ご確認ください。

 

 厚生労働省は、労働経済動向調査(令和8(2026)年5月)の結果を取りまとめ公表しました。 

今回は、その結果の概要をご紹介したいと思います。

 

 

■ 1. 調査の位置づけ

 労働経済動向調査は、四半期ごとに実施される企業アンケートで、雇用・労働時間・人手不足感・採用計画などを把握する重要統計です。

 令和8年5月調査は、全国5,786事業所(有効回答3,174、回答率54.9%)を対象に、2026年5月1日時点の状況をまとめています。

 

■ 2. 正社員の雇用判断D.I.はプラス継続

 ● 4〜6月期:+2ポイント

 特にプラス幅が大きいのは以下の産業:

 ・建設業: +12ポイント 

 ・不動産業,物品賃貸業:+11ポイント 

 ・生活関連サービス業,娯楽業: +11ポイント

 一方で、

 ・卸売業・小売業:△2ポイント

 ・医療・福祉:△2ポイント

 という“構造的な人手不足産業”では、雇用増が追いつかない状況が続いています。

 

■ 3. パートタイム雇用は横ばい

 ● 4〜6月期:+1ポイント

 パート雇用は、正社員ほど積極的ではありません。 

 産業別では、

 ・金融業,保険業:+7ポイント

 ・生活関連サービス業,娯楽業:+7ポイント

 ・宿泊業,飲食サービス業:+5ポイント

 など、サービス業での需要が強い一方、

 ・学術研究,専門・技術サービス業: △3ポイント

 でマイナスとなった。

 

■ 4. 正社員の人手不足は+47ポイント

→ 依然として“深刻な不足超過”

 特に不足感が強い産業は:

 ・建設業:+59ポイント

 ・医療・福祉:+57ポイント

 ・運輸・郵便:+55ポイント

 ・専門・技術サービス:+54ポイント

 これは、「採用しても採用しても足りない」という状態が続いていることを意味します。

 

■ 5. パートの人手不足も+27ポイント

 特に不足が目立つのは:

 ・宿泊・飲食:+42ポイント

 ・生活関連サービス・娯楽:+39ポイント

 ・サービス業(他に分類されないもの):+41ポイント

 サービス業の慢性的な人手不足は、もはや構造問題と言えます。

 

■ 6. 不足への企業の対応:63%が“何らかの対策”

 企業が実施した対策(複数回答)は以下の通り:

 ● 1位:中途採用の強化(69%)

 ● 2位:新卒採用の強化(39%)

 ● 3位:パート・臨時の採用(39%)

     ● 4位:業務効率化の推進(39%)

 その他にも、

 ・求人条件(賃金)の引き上げ

 ・労働条件の改善

 ・教育訓練による業務範囲拡大

 ・外部人材の受け入れ

 など、企業は“総動員体制”で人材確保に動いています。

 

■ 7. 過剰部門への対応はわずか6%

 人手が余っている部門は少なく、対応した企業も少数。

 対応内容は、

 ・配置転換(35%)

 ・中途採用の削減(26%)

 ・残業規制(26%)

 など、比較的ソフトな調整が中心です。

 

■ 8. 令和9年(2027年)新卒採用計画

 ● 「増加」と回答した割合

 ・高校卒:23%

 ・短大・高専:16%

 ・大卒(文系):17%

 ・大卒(理系):19%

 ・大学院:12%

 ・専修学校:13%

 いずれの学歴でも「増加」が「減少」を上回り、 企業の採用意欲は引き続き強いことが分かります。

 増加理由のトップは、「長期的に育成する基幹人材の確保」で、どの学歴でも最も多い回答でした。

 

■ まとめ:人手不足は“慢性化”から“定常化”へ

 今回の調査から見えるのは、次の3点です。

 ● ① 正社員の不足は深刻で、改善の兆しがない

 ● ② パートも不足が続き、サービス業は限界に近い

 ● ③ 企業は採用強化と業務効率化の両輪で対応中

 特に、 建設・医療福祉・運輸・専門職 は、今後も慢性的な人手不足が続く可能性が高い。

 労働市場は、「採用すれば解決する」時代から、 “採用しても足りない時代” へ完全に移行したと言えます。

 

 詳細は、以下よりご確認願います。

 

 

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