生徒さんを普段教えていると、
単語や文法は一生懸命覚えて、
だんだん英文も読めるようになってきたにも関わらず、
「読むスピードが遅い」という悩みを持っている人を多く見かける。
「英文を読めるようにするための勉強」
と
「英文を早く読むための勉強」
はまた別物なのだ。
なので、別に早く読めないこと自体はそこまで悩む必要はない。
早く読むための勉強をプラスですれば、読むスピードは全然早くなる。
では、何をできるようになれば良いかというと、
①英文解釈の本文を頭からつっかえずに一気に読めるようにする
②英単語を見た瞬間意味がわかるようにする
ことだ。
①英文解釈の本文を頭からつっかえずに一気に読めるようにする
基礎英文解釈の技術100とか、英文解釈ポラリスとか、なんの英文解釈の教材でも構わない。
これ!ってものを一つ決めて、何周も何周も反復し、
この参考書であれば全ての例文、スラスラ頭から捉えられるようにするのだ。
理想は50周以上。
それだけ繰り返すと、例文覚えてしまうよ!
という声をよく聞くが、別に問題はない。
とにかく反射神経的に例文を読めるようにしてほしい。
②英単語を見た瞬間意味がわかるようにする
これも反射神経に関わる話。
なんの単語帳でも構わないので、見開き1ページを10秒以内に復習できるくらい覚える。
単語帳を何周も何周も、下手したら50周以上すると、
単語を見た瞬間に訳がセットで思い浮かぶようになる。
言葉にしづらいが、ニュアンスやイメージとしてわかるようになるのだ。
これは単純にその単語に触れた回数で決まる気がする。
例えば、experience経験する、は中学の時から何度も何度も出会っている単語だろう。
この単語を見た時に、「えっと、これは経験するって意味だな!」とならずに、
「あ、experienceね」で終わる人も多いのではないだろうか?
このような感覚になるまで、
単語帳の反復数を増やす。
そうすると、英文を見たらパッと初見のものでも訳せるようになるのだ。
動画でも同様の話をしているので、よければぜひ見てみて下さい!