一人芝居の動画をアップしてみました。 | 大沼優記の"ぬまぶくろぐ"

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大沼優記のブログ。沼袋に関する情報を発信する地域密着型ブログ、ではありませんのであしからず。

いきなりズバッと本題ですが。

何とはなしに、9分ほどの動画をアップしました。


大沼優記ソロアクト・tubbing4『lifetime go round』より『三つ星シェフの3分間クッキング』。

4本のオムニバスで構成された75分の一人芝居のうちの1本。

この公演をしてから、もう5年近く経つ。

自分にできる限りの精一杯を注ぎ込んで作った作品も、5年も経つと「あぁ、今ならこうするなぁ」なんて、客観的に見られてくる。

思い返すと、初めてづくしの公演だった。

「自分の力でどこまでできるのか?」と、未知数ながら脚本を自分で書いた。

深夜のファミレスでノートパソコンを開いて脚本を書いている自分がアーティストっぽくて、テンションが上がった。

ハイテンション過ぎて、翌日冷静に読み返すと何が何だかよく分からない話になっていて書き直したこともあった。

1人っきりの稽古場で初めて稽古をした時には、酸欠で全身がヒクヒクした。

(た、助けて…!)

と思っても1人しかいないもんだから、ただただ天井を眺めながら暫し無心で深呼吸をした。

(これ…ちゃんと本番やれるのかしら…)

と気が遠くなった。

初めてスタッフさんが稽古場に来た時には、涙が出るほど嬉しかった。

あぁ、1人じゃないって、素敵なことね。

そう嬉しく感じたものの、1人で稽古してきたものを初めて誰かに見せるというのは、想像以上に恥ずかしく、

「じゃ、始めますね…………アヘッ………ち、ちょっと恥ずかしいなぁ。いや、ごめんなさい。改めまして、始めますね………フヘッ………あぁ、もう、ホントごめんなさい。次こそはホントに始めますから。」

という、【始めようとするものの勇気が出ずにアンニュイな笑みを浮かべてしまう】的やり取りを暫し続けてしまった。

…スタッフさんに見せないことには何も始まらないのに…。

ただ、そんな中で創ったものも5年も経つと、今このブログを読んでくださっている方々の中でもご覧になっていない方が殆どであったりするのは、もったいないなぁなんても思ったりするのです。

DVDは、販売してますけれども(サラリと宣伝)

販売してますけど、気楽に見られそうな1本を形として残しておこうかなぁなんて。

チキンなもので、全体公開ではなくこの記事をご覧になっている方のみに向けての限定公開ですが、9分もありませんのでお時間ございましたら、是非。