大分に行ってきました。 | 大沼優記の"ぬまぶくろぐ"

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ちょうど2週間前。

僕は、大分にいた。

大野川合戦まつりに出させていただくためだ。

この大野川合戦まつりは、"戸次川の戦い"という戦国時代の合戦をフィーチャーしたお祭りで、長宗我部元親の長男・信親が戦死した戸次川(今の大野川)にて、毎年11月に行われている。

今年で15回目という歴史あるお祭り。

前々からこのお祭りの存在は知っていた。

シアターキューブリックに所属していた頃の仲間・松本誠くんが、ほぼレギュラーメンバーとして信親を演じて参加していたからだ。

松本くんが初めて信親を演じたのは、シアターキューブリックの『誰ガタメノ剣』(2010年)のこと。

この作品は長宗我部元親に焦点を当てたもので、元親の拠点となった高知でも上演された。

持ち前のコミュニケーション力とご縁によって、彼はその後このお祭りや高知でのお祭りに信親として呼ばれるようになった。

おそらく、日本で5本の指に入る【長宗我部信親男優】だと思う。

ご縁を繋げられる力があるかどうかというのは、何の仕事をするにも必要不可欠な要素。

内向的な性格の僕は、着実にお仕事をいただいている松本くんを尊敬していた。

10月。

突然、彼から電話がかかってきた。

松本くんと連絡を取るなんて、何年振りのことだろう。

キューブリックにいた頃は、一緒に帰ったりもしたし仲は良かった。

【tubbing】という僕のワンマンステージで、一緒に旅をする企画もやった。


あ、何年も前のものですが、実はDVD売ってます。(さりげなく宣伝)

ところが不思議なもので、一度関係が途絶えるとパタリと別々の道を歩むことになる。

そんなこんなで、彼と話すのがいつ以来なのか思い出せないくらい久し振りの連絡となった。

(はて、旅にでも誘われるのかしら…?)

半ば冗談でそう思いながら、電話を耳に当てると彼はこう言った。

「ご無沙汰してます、大沼さん。大分に行きませんか?」


(…………旅だ…!!)


瞬間、僕はそう悟った。

だが、違った。

「大野川合戦まつりに出ていただけませんか??」

突然の予想外のお誘いだった。

だけど、誘っていただけることほど嬉しいことはない。

「はい、喜んで!」

庄やの店員の如く快諾をして、僕の大野川合戦まつりへの参加が決まった。

続く。