韓国14日間滞在記 ⑨ 9日目
4月23日 ブンチョン列車の旅
早朝4時20分。
ホテルにタクシーが到着したとフロントから連絡が入る。
まだ肌寒い空気の中、ソウル駅へ向かった。
そこから高速鉄道に乗り、まずは 江陵駅 へ。約2時間で到着した。
次の 汾川駅 行き観光列車まで2時間ほど時間があったので、市内へ出て銀行で両替。駅に戻ってからは、コンビニでキンパと飲み物を買い、車内で軽い朝食をとった。
サンタ列車に乗る
この列車は観光専用車両で、全部で4両編成。
平日ということもあり、乗客は少なく車内はかなり空いていた。
私たちは3号車の中央付近を案内されたが、そこは4人向かい合わせ席。しかも他人同士で向かい合わせになる配置だったので、少し気まずい。
空席はたくさんあるのに、なぜ中央へ集めるのか…。
韓国らしい「ケンチャナ(大丈夫)」精神を少し感じた。
結局、空いている席へ移動して座ることにした。

海から山へ、絶景の車窓
観光列車だけあって、車窓の景色は素晴らしい。
しばらくは海岸線を走る。
日本でいえば千葉・房総半島のような雰囲気。
やがて短いトンネルを何度も抜け、列車は山あいへ。
渓谷が姿を見せ始めると、今度は埼玉の秩父や東京の奥多摩を思わせる景色へ変わっていった。
途中5回ほど停車し、約2時間30分で目的地に到着。
サンタクロースの町・ブンチョン
駅に降り立つと、列車の外装にもサンタクロースの絵。
車内装飾もサンタ一色だった。
この町は、フィンランド と協力して「サンタクロースの町」として町おこしを進めた場所らしい。





駅前の家々の屋根は赤く塗られ、広場にはサンタのオブジェが並ぶ。
4月なのに、まるで一年中クリスマス。
今日は平日の木曜日。
観光客はほとんどおらず、同じ列車で来た人が少し歩いている程度だった。
1日1本の観光列車。
この町が本気で地域活性化に取り組んでいることが伝わってくる。
小さな子ども連れなら、きっと喜ぶだろう。
ピークはやはり12月のクリスマスシーズンかもしれない。
何時間もホテルで旅程を練ってくれた妻に感謝したい。
ブンチョンでランチ
滞在時間は約2時間。
まずは昼食へ。
YouTubeでも紹介されていたという店に入り、
- ソボギクッパ定食(牛肉と山菜のスープ)
- 海鮮チヂミ
を注文した。
海鮮チヂミはかなり大きく、宅配ピザのLサイズほど。
ただし具材は少なめで、値段を考えると少し物足りない。
一方、牛肉スープは絶品だった。
グツグツ煮えたぎった状態で運ばれてきて、濃厚で旨味たっぷり。少し辛いが、それがまた食欲をそそる。
妻はとても満足そうに食べていた。
「この味よ、これこれ。」
やはり故郷の味は、その国の人にしかわからない感覚があるのかもしれない。


帰路もまた韓国流
帰りの列車も定刻通り出発。
指定席を買っていたのに「席がない」と言われ、別々の席を案内された。
しかし車内はやはりガラガラ。
駅員にも車掌にも確認すると、
「空いている席に適当に座ってください」
とのこと。
なんともおおらかというか、ゆるいというか。
少し不安を抱えつつ、4号車の2人掛け席へ座った。
ホテル到着予定は21時。
こうして長い一日が終わった。
ミッション6 完了
明日は岩盤浴で、旅の疲れを癒やす予定だ。











