ボクはアクション映画の次にホラー映画が大好きです!特にスプラッター映画が世界的ブームになった1980年代は、これまでの映画人生でも特に幸せな時期だったと深く記憶しています。


多種多様であるホラー映画は様々なカテゴリーに細分化されていますが、ボクが好きなホラー映画はスプラッター映画です。更に細分化すれば、"特殊メイクで見せる人体破壊"です(本当は健康診断で自分の腕に刺さる注射針すら怖くて見られないのに、映画の世界だと大丈夫なのは何故?)

80年代は特殊メイク自体をウリとした作品が幅を利かせ、映画制作の花形ですらあった時代です。『ハウリング』『遊星からの物体X』のロブ・ボッティン、『狼男アメリカン』、『マイケル・ジャクソン/スリラー』のリック・ベイカー、『13日の金曜日』『死霊のえじき』のトム・サヴィーニら特殊メイクアップアーティストが存分に腕を奮っていたホラー映画の黄金期だったのです。


特殊メイクによる造形やスプラッター描写に特化した作品ばかりが好きで、90年代以降に世界的流行を見せたJホラーのような幽霊系、心霊系作品は本当に怖くて観られません。その為、このレビューでは世界的に支持を集めるあの名作や、ホラー映画の代名詞となるあの作品などは選出されていない超私的ランキングですが、お時間に余裕のある方は是非覗いてみてください!




【ホラー映画ランキングTOP30】


30

ヘルナイト

1981年 監督/ トム・デ・シモーネ

古い洋館に幽閉された男女4人に忍び寄る殺人鬼のスリルと、脱出劇も含め見応え十分の傑作。殺人鬼の造形も素晴らしいし上に、意外と魅せてくれるカメラワークにも注目。
ヘルナイトと言えばこの写真だよね

ジェイソンぽいこの人もカコイイ!



29位

ゾンゲリア

1981年 監督/ ゲイリー・A・シャーマン

『シックスセンス』に先駆けるネタや、格調高い演出で魅せる。ゴアシーンのどれもがインパクト十分で、狂った村人を静かに暗示させる演出との対比が鮮やか。

インパクト絶大の目に注射針!絶対お断り!



28位

モンスター・パニック

1980年 監督/ バーバラ・ピータース

『大アマゾンの半魚人』の品格に対し、徹底したグロテスク描写の連続で迫る。半魚人の造形やスプラッター描写も満載だが、格調高い音楽やサスペンスフルな演出も上級。

鮭の怪物だっけ?たしか



27位

海底47m

2017年 監督/ ヨハネス・ロバーツ

ダイビングに伴うあらゆる危険を描いており、全編まるで気が抜けない恐怖の擬似体験をさせられる。後半に現れるサメのショック描写も凄いが、最後のオチには絶叫必至。

ダイバーにとっては最悪のホラー劇!マジ怖いから



26位

オーメン

1976年 監督/ リチャード・ドナー

不慮の事故は全て悪魔の仕業と思わせるトラウマ映画。ドナー監督の名演出あってこその第一作だが、とりわけガラスでの斬首シーンはホラー映画史を塗り替えたもしれない。

この子今何やってるのかな
コレを超える美とバイオレンスの融合はない!


25位

ピラニア

1978年 監督/ ジョー・ダンテ

『ジョーズ』以降、世界中で量産されたアニマルパニックの最高峰。コミック調の演出も快調ながら、脇を固めるボッティンの造型とドナッジオの音楽も高い完成度を誇る。

マンガっぽいデフォルメもボッティンならでは



24位

新・13日の金曜日

1985年 監督/ ダニー・スタインマン

ポップでチープなトラッシュ映画。低俗な上に演出も特殊メイクも素人レベル。それでもコミック調のカット割りや照明に惹かれてしまう。クライマックスの馬鹿騒ぎが真骨頂。

しかも主役がジェイソンもどき



23位

2000人の狂人

1964年 監督/ H.G.ルイス

南北戦争の亡霊たちが底抜けに明るく、終始お祭りムードのハイテンションホラー。ユニークなキャラクターが多く、凄惨な復讐祭りもカーニバルの如く楽しい風景に!

一緒にバカ騒ぎしよう!



22位

テキサス・チェーンソー

2003年 監督/ マーカス・ニスペル

オリジナルに匹敵する圧倒的な演出力には素直にひれ伏したい。ファンにはお馴染みのシーンも技ありで再現!ファイナルガールの覚醒はホラー映画の枠を超えた。

ジェシカ・ビールが叫ぶ!
天才的アレンジで再現される名シーン!



21位

インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜

2006年 監督/ 三池崇史

その悍ましい描写から米国、日本国内の一般劇場からも上映を拒否された問題作。正視不可の拷問シーンや、おどろおどろしい描写の連続に三池崇史本来の実力を見た。必見。

フリークスとして描かれるも妖艶な工藤夕貴
拷問シーン!これだけは絶対に見てはいけない!



20位

ゾンビーバー

2014年 監督/ ジョーダン・ルービン

CG全盛期の映画界に向けたアンチテーゼか?それともギャグなのか?マペットで制作されたビーバーは完全にゆるキャラだが、残虐度が高くホラーファンを満足させる。

ぎゃー❤︎こわーい❤︎



19位

ヴァンパイア/最期の聖戦

1998年 監督/ ジョン・カーペンター

圧倒的威圧感と獰猛さで他の追随を許さないカーペンター版吸血鬼。感染して行く仲間の悲哀も交え、西部劇風アクション映画としても抜群に楽しい傑作。

悪の魅力がギッシリ!!



18位

デッドコースター

2003年 監督/ デヴィッド・エリス

オープニングのハイウェイ地獄絵図でホラーファンの度肝を抜いた。以降もガラス板プレスやワイヤーでの胴体切断など、シリーズ最高レベルのインパクトで見せ場が続く。

ここだけで映画一本分の価値あり



17位

ダイアリー・オブ・ザ・デッド

2007年 監督/ ジョージ・A・ロメロ

オープニングの移民系アパート、ミイラ男、籠城のエピソードはいかにもロメロ的。当時流行のPOV方式にさえ目を瞑れば大傑作。ラストの絶望感もロメロ節が効いている。

Romero is back !!



16位

ドールズ

1987年 監督/ スチュアート・ゴードン

可愛い人形が、愛くるしい笑顔で残虐行為を繰り広げるブラックユーモアに溢れた道徳劇。ゴシックホラーの要素もあり、漂う品格と徹底的なサディズムが好対照をなす。

女の子と子供の心を持った青年の物語
こんな感じで全編ブラックユーモア満載



15位

エルム街の悪夢3 惨劇の館

1987年 監督/ チャック・ラッセル

ファンタジックなユーモアを盛り込み、ホラーエンタメとしてフレディ人気を不動のものにした第3作。ストップモーションアニメを多用するなど視覚的効果も抜群。

シンドバッド風で雰囲気抜群
ジャンキー患者に奉仕するフレディ


14位

13日の金曜日PART2

1981年 監督/ スティーヴ・マイナー

本作よりジェイソンが主役となり、シンプルなスプラッターショーに路線変更。数々の殺戮シーンで盛り上がる。母親のミイラを祀る祭壇がクライマックスで劇的効果を生んだ。

ホッケーマスク以前の姿はリメイク版でも採用された



13位

ゾンビ

1978年 監督/ ジョージ・A・ロメロ

キング・オブ・ホラーロメロ監督の最高傑作。全編に漂う週末感。崩壊した社会で自滅して行く人間。社会派ロメロの視点で物語は進み、サヴィーニの特殊メイクでエンターテインメントの頂点を極める。

エレベーター乗る時はマジ気をつけよう!
抜群の存在感を放ったフライボーイ



12位

ハロウィン

1978年 監督/ ジョン・カーペンター

単なる殺人鬼と一線を画すのが、悪魔か死神のように描かれるマイケル・マイヤーズの存在。音楽も傑作スコア揃いで、ホラー映画界では既に別格の存在として崇められている。

やっぱりマイケルは包丁一本で勝負して欲しい



11位

死霊のしたたり2

1990年 監督/ ブライアン・ユズナ

ウェスト医師の暴走と、空飛ぶヒル博士率いる怪物軍団の馬鹿騒ぎ。造型をスクリーミング・マッド・ジョージが担当し、最高にイカレた世界観を構築。これはスゴい。

続編に花嫁が登場するのはホラー映画の古き良き伝統


10位

ハロウィン4 ブギーマン復活

1988年 監督/ ドワイト・H・リトル

前作で包丁を握らなかったマイケルが観客の期待に応えつつ復活。第1作の幽霊めいた不気味な存在感を継承。映画史に残る衝撃のエンディングは永遠に忘れられない。

音楽も超良くて何もか好き



9位

サイコ2

1983年 監督/ リチャード・フランクリン

前作のタッチを継承しつつ、スプラッター要素を加えた現代版サイコ。徐々に狂って行くノーマンが心底恐ろしく、フランクリン監督はヒッチコックの後継者と評された。

カラーで描かれるべき理由のひとつである名カット
そしてなんと言ってもメグ・ティリー!



8位

死霊のはらわた

1981年 監督/ サム・ライミ

コミック調のカット割りや演出で独自の世界観を確立。予算が無い分、制御不能のパワーがスクリーンに叩きつけられた。キャラクターの作り込みも素晴らしい。

全ての家庭の地下室にこの方を置きたい

7位

バタリアン

1985年 監督/ ダン・オバノン

『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』の非公式スピンオフ作品。新しいゾンビキャラクターの数々をコメディタッチに描き、今日まで続く根強いフォロワーを生んだ。

まずはタールマンの超インパクトで洗礼


6位

13日の金曜日PART6 ジェイソンは生きていた!

1986年 監督/ トム・マクローリン

前作で精神崩壊したトミーを陽気な青年にシフトし、パロディとギャグ満載で描いた。洗練された映像とゴシックホラーのテイストが融合したビジュアルはシリーズ最高峰。

ホラー活劇?ホラーアクション?とにかく面白い!



5位

エルム街の悪夢2 フレディの復讐

1985年 監督/ ジャック・ショルダー

シリーズきっての凶暴なフレディが描かれるだけあり、残虐描写もシリーズ最高峰。現実世界でフレディが仕掛けた悪夢描写も、特有の気持ち悪さとトリップ感で群を抜く。

現実世界にようこそ!東京にも来てくれ!
今作で惑わされるのは少女ではなく少年!なぜ?



4位

ハウリング

1981年 監督/ ジョー・ダンテ

特殊メイクが大きな見どころだが、ダンテ監督の演出もずば抜けている。コミック調でユーモア混じりに描く邪悪でファンタジックな世界観は唯一無二。

カコイイ!!ロブ・ボッティンは特殊メイクの神だ!
モデルアニメーションもあり!



1位 タイ

悪魔のいけにえ2

1986年 監督/ トビー・フーパー

前作から趣きをガラリと変えたコメディホラー。チョップトップを演じるビル・モーズリイが特殊メイクのサヴィーニ、主演のデニス・ホッパーと共に暴れまくった。

車をチェーンソーで切るオープニングが最高!
前作のマリリン・バーンズに負けず劣らずの大熱演!



1位 タイ

遊星からの物体X

1985年 監督/ ジョン・カーペンター

全ての映画ファンが腰を抜かして驚いたであろうエイリアンの造型は全人類必見。男たちが幽閉された南極での緊張感と絶望感は『ハロウィン』に匹敵する演出力の極み。

『E.T.』と同じ年に公開されたエイリアン映画
カコイイ!!本作で一番好きなノリスモンスター



1位

13日の金曜日 完結篇

1984年 監督/ ジョセフ・ジトー

最低の脚本から生まれた最高傑作。特殊メイクのサヴィーニは非凡なセンスを発揮し、ジトー監督のバトル演出も絶好調。不吉な余韻を残すエンディングまで完璧な仕事をした。

クライマックスのバトルは当然シリーズ最高の出来
この方に助演男優賞を



以前、「アクション映画TOP20」を執筆した時にも同じことを思ったのですが、まず悩んだのが"ホラー映画の定義"です。結果的に、"ホラー描写6割以上、テーマやメッセージ4割以下の作品"を今回ホラー映画と定義づけて選出しました。

今回その定義づけにおいて選出されなかった作品のひとつが『エイリアン2』です。エイリアンの存在自体はホラーですが、作品の主軸が"戦争"であり、"母性"をテーマに描いた作品である為、今回選出外といたしましたことを悪しからずご了承ください!


やっぱりホラー映画は面白い!!本来はTOP20での投稿予定でしたが、どうしても捨てきれない作品が多くあった為30作品を紹介しました。

みなさんの好きな作品はありましたか?またみなさんのオススメ作品があれば是非教えてください!!




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