合気道と猟奇犯罪で無敵アクション!
1996年 監督/ ジョン・グレイ
刑事アクションが大好きです!なかでも猟奇犯罪モノが好みです!ホラー映画やサスペンス映画で描かれる猟奇的描写はヘビーで苦手なんですが、アクション映画だと執拗に描かれる事がない為程良い刺激。ホラー映画では"猛毒"ですが、アクション映画だと"いいスパイス"になるという訳です。

暴走特急』でセガールデビュー以降、数本のセガール作品鑑賞を経て巡り会えた傑作!本作も完全無敵、地上最強のスティーヴン・セガール健在で、ハラハラする事のない心臓に優しいアクション映画となっております!キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズとのバディがユーモアたっぷりで痛快に見せてくれます。

娯楽に徹したスタイルで気軽に観られる作品であり、政治的メッセージや道徳劇は皆無。ただ空いた90分を楽しむ為の映画として完璧な存在の作品です!

セガール侮れないなあ。


【この映画の好きなとこ】

◾︎立て籠り事件
学校で発生した生徒の籠城事件。現場に駆けつけたコール刑事の強引な解決方法がウケます!ツカミは大事。
学生相手ってのが捻ってますね
がしゃーん!うおー

◾︎瞬殺
大勢のマフィアを飛び道具と合気道で瞬殺するコール。仕込みカッター付きのクレジットカードで喉を切り裂く戦術にびっくり!
逮捕する気はないのかよ

◾︎バッジ返却
警部に停職を言い渡されバッジ返却を求められたコール。警部が使った便器にバッジを投げ込む素晴らしいキャラクター描写。
ダーティハリーみたいなアウトローっぷり!

◾︎Black & White
暗がりに鳩が乱れ飛ぶ室内での死闘に燃えます。暗闇と白鳩の色彩感覚も素晴らしい。
『007 / ロシアより愛をこめて』オリエント急行での死闘を彷彿

◾︎カサブランカ
映画『カサブランカ』について「あんな映画では泣かない」とうそぶくキャンベル刑事。実は大のカサブランカファンであり、リバイバル上映の劇場で涙している時にコール刑事と鉢合わせになるシーンに萌えます!
セガールがマジメキャラなので面白さ際立ちます

◾︎プール
プールのシーンは普通美女のスイミングシーンでしょ。本作ではお腹の出たおじさんがバスローブを脱ぎプールに飛び込みます!マジやりよるな。素晴らしいセンス。
しかもかわいいってどういうこと?

◾︎キャンベル襲撃
キャンベルのアパート襲撃シーン。大量の火薬と爆発!『ダイ・ハード2』みたいなバカっぽさ(褒め言葉)で最高に盛り上がります!
これ部屋の中です
うおー!!

◾︎コール襲撃
拉致された車内で見せる大暴れと脱出劇。割れたリアウィンドウからすり抜けるなんて凄いアイディア!コレ最高の見せ場!
殴り過ぎるコール刑事!お前は殺人鬼かよ
どかーん!!

◾︎ミスター・スミスの尋問
尋問と思いきや早々に足を撃つ掌を撃つ。脅すよりも実力行使で口を割らせる。コレ効率的で好みです。
コールを迷惑がっていたキャンベルも感化されてくる。名コンビ誕生の瞬間

◾︎クライマックス
ドナルドと対決するコールの挑発が、部活のコーチ並みでヤバい。「それで精一杯か!もっと強く!」と、おかしなテンションに!B級なオチまでバッチリキメてくれます!
ドナルドの膝から自在に繰り出されるキックもスゴい!

セガールの大きな体から繰り出されるキックの重量感、手技のスピード感は、まさに人類最強を思わせなんとも心地いいんですよね。セガール作品は妙にクセになるなあ。

映画って心に響くヘビーな作品だけでなく、気軽に観られる作品も絶対必要ですよね。食事と同じでバランスが大事!アクション、猟奇犯罪、サスペンス、コメディといった様々な要素が詰まっているのに重くない。気軽に楽しめるんだけど、満足度かなり高め。
コールとキャンベルの名コンビ、もっと見たくなりました。コレ絶対続編出来ていいはずなのになあ。続編を匂わせる締め方をしていたので、(もう24年経ちますが)ボクは続編の誕生を待ちますよ。早くしてー!


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