本日は立春。

 

本来は立春が一年の始まりとされていました。

 

こちらはお仕事でお世話になっている

京都のお寺の住職さんが祈祷してくれたお札です。

 

昨年と今年と送ってくださいました。

 

 

一緒に送られてきたお手紙です。

 

 
今では年賀状が一般的ですが明治政府が新暦を採用するまでは新年を祝うために「立春大吉はがき」が送られていたようです。
 
どうして、そんなに広まったのでしょうか?
 
古来より立春などの季節の変わり目には、邪気が跋扈して人間に悪さをすると言われていました。その鬼たちを惑わせ悪さをできなくしたのが、立春大吉札なのです。
 
「立春大吉」という漢字を縦書きにすると左右対称であることに気づかれましたか?
 
邪気が門から入ろうとしてこの御札を見て入るのですが、後ろを振り返ると立春大吉札が見えるので、入る方向を間違えたのかと思いまた外に出てしまいました。御札のある家は、この様に邪気から災いを逃れたという、除災招福の話があるのです。
(一部抜粋)
 
 
1月1日より、立春の方が落ち着いて新年を迎えられる感じがします。
 
日本人本来のリズムが私たちのDNAの中に刷り込まれているのだと思います。
 
桜が咲くのを心待ちにし、咲いている桜を愛で、散りゆく桜を惜しむ
・・・そんな気持ちも日本人ならではのものではないでしょうか。
 
今までの外側の既存の在り方ではなく、私たち一人一人の内側のリズムを思い出すときが来ているのだと思います。
 
立春大吉札は我が家の玄関に貼りました。
 
立春から雨水までの間(2023年は2月4日~18日)に使用するというのが一般的なようです。
 

御札がなかったとしても、ご自分で書いて貼ってみてはいかがでしょうか。

 

場所は、玄関や門、家の中の鬼門に当たる位置(鬼門は艮の方角:北東)。

大人の目線より上に貼ってくださいね。

 

 

 

 

2024/2/3追記:一年経って節分に関する考え方が変わりました。