あなたが
「〇〇がないと生きていけない」
と思う対象はありますか?
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例えば「推しの〇〇」「嗜好品」「パートナー」「家族」「友人」「居場所」「好きな食べ物」「仕事」「趣味」「思い出」「お金」「学歴」「肩書き」「キャリア」等々。
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それがなくなってしまえば
自分の存在が揺らいでしまいそうなもの。
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自分の依存先を自覚しておくことは
自分(の感情)と上手に付き合うためには大事なことです。
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なぜなら、その存在があるからこそ、心の平穏を感じられたり、満たされたり、生活に潤いをもたらしてくれる一方で、その存在を失ってしまったときや失う恐れを感じたときに、それらを守ろうとして怒るし、ときに自分を見失うほどのイライラに苛まれることもあるからです。
「〇〇がないと生きていけない」と思う対象は、自分にとって、なくてはならぬとても大切な存在。
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日本の心理学の第一人者である河合隼雄氏は、著書「こころの処方箋」のなかで次のように書いています。
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『自立と言っても、それは依存のないことを意味しない。そもそも人間は誰かに依存せずに 生きていくことなどできないのだ。自立ということは、依存を排除することではなく、必要な依存を受けいれ、自分がどれほど 依存しているかを自覚し、感謝していることではなかろうか。依存を排して自立を急ぐ人は、自立ではなく孤立になってしま
う。』(心の処方箋 より引用 )
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依存があることを自覚し、受け入れ、依存している自分と上手に付き合っていけば良いのではないでしょうか。
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だから、まずは自分にとっての必要な依存先を理解すること。
どの程度、依存しているのか10段階で依存度合いを数値化してみること。
何をどのくらい大切に思っているのかが見えてきます。
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もし、その依存によって
自分がどうしようもないイライラに振り回されていたり
それによって周囲が困っているのであれば
その依存対象について一度自分と向き合ってみるといいかもしれません。
自分を知ることで、どうすれば良いのか?対処を考えることができます。
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依存によって、生活がままならなくなってしまったり、心身ともに健康を害するほどの強い度合いであれば、医療機関での治療をお勧めいたします。(アンガーマネジメントはノンクリニカル領域です。)
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私のプチ依存は珈琲。
少なくとも1日に一杯以上飲まないと落ち着きません。
インスタント珈琲や缶珈琲しか飲めない環境だとイライラはしませんが、軽くモヤっ(残念だな〜と思う程度)とします。
(先日お邪魔したハンモックがあるカフェ♪)
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そのため、珈琲が飲めない環境かもしれないとわかっている時は、自宅で珈琲を挿れて水筒で持参したり、出張などで外泊するときもドリップ珈琲の袋をトランクにいれておくことで、心を整えることができます。
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大事なのは・・・
なぜ依存しているのか?
なぜ執着しているのか?
と考え込んだり
依存しないようにと頑張るよりも
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自分も周囲も心身ともに健康でいられるためには
その依存対象とどの程度、どのように付き合えば良いのか?
を考えてみることです。
他に選択肢がないか(依存先を増やす)考えてみることです。
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例えば、珈琲なら1日3杯までだと調子がいいが、5杯以上飲むと睡眠の質が落ちるからやめておく、珈琲を3杯以上飲みたくなったら、カフェインレスにしておく、などです。
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実際のところは、その対象を失ったとしても・・・
生きていけるのですけどね。^^;
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あなたの依存先はどこですか?
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「上手に怒る」は生きる力。
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