春、四月。
新たなご縁の糸が紡がれる季節に、
嬉しいご縁をいただき、
「時を重ね色を重ねた絹と繪の展示」を開催する運びとなりました。
2018年にご縁を頂いた土屋ホーム銀座ショールーム。
これまでも何度となくイベントや講座をさせて頂きましたが、
エントランスギャラリーにて、なんと1ヶ月間、絵の展示をさせて頂くこととなりました。
絵の展示なのだけど、私にとっては「ご縁」の展示で。
せっかく頂いたこのご縁の時にご縁を豊かに紡ぎたくて。
紡がれてきた糸を、
未来へと。
コラボレーションさせて頂くのは、Remnant Japan様。
「Remnant」という言葉には、「残されたもの」「遺物」「名残、面影 」
「(布やじゅうたんなどの)端切」という意味があります。
自然染織作家 故伊豆蔵明彦氏が研究を重ね創造した作品の数々とその成果を、
此処から未来へと伝えるべく活動をされています。
素材はすべて自然界からの頂きもの。
捨てるものは何一つなく、すべて使い、人の手から人の手へ、
そうしてやがてはすべて自然界に還るもの。
それは、まるで輪廻する命のようで。
時をかけて転生して、また命は受け継がれてゆく。
そうして、世界は描く円運動を。
そんな世界観は、私の生まれ育ったバックボーンに広がる御仏の教えと心地よく響きあい、
今回のコラボが実現しました。
生前、伊豆蔵先生は、「どうして蚕は死なないといけないの?」という小学生の言葉から、
蚕を殺さずに糸を紡ぐ新たな手法を作り上げられたのだそう。
染織を通して自然への畏敬を表現し、自然との共生をはかる数々の作品の中に、
そっと絵を置かせていただき、その中に包まれる喜びを感じています。
私にとっては久しぶりの繪の展示となりました。
「織る」、 「組む」、 「編む」、 「絡む」という素晴らしい手仕事と共にお楽しみ下さい。
ギャラリーの一角には、絹真綿で作られた「絹庵」の展示があります。
「絹庵」は、メディテーションルーム(一人用茶室)です。
ぜひ、「絹庵」の中に入って、その心地よさと静けさを体感してみてください。
これとってもおすすめです。
*
「時を重ね色を重ねた絹と繪の展示」
場 所:銀座ショールーム
期 間:4/5(金)〜4/27(土)
時 間:10時〜17時(最終入場受付16時)
-展示内容-
・色を重ねた布の展示
・絹のメディテーションルーム(一人用茶室)を展示・体験
・自然から命をもらった素材と色彩に触れ、五感で楽しむ
・オープニングに着られる絹の衣ウェアブルアートショー
・クロージングに絹真綿で飾って使えるアートシート絡帛を制作
・時と層を重ねた繪の展示
-OPENING EVENT-
4/6(土)13:30〜
着られる絹の衣「ウェアブルアート展」
招待制+先着数名(お問い合わせください) ※満席です
-CLOSEING EVENT-
4/27(土)13:30〜
絹真綿で作る「絡帛-らくはく-」体験WS
限定6名様(募集中) ※満席です
参加費6000円(材料費込み)※お茶とお茶菓子付き
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伊豆藏明彦 Instagram
https://www.instagram.com/izukura_akihiko/
一万匹の蚕がつくる、糸の大球体。
自然染織家・伊豆藏明彦の思想と世界観に触れる記録映画
https://www.youtube.com/watch?v=Z-f4JCSY-1I&t=11s
Remnant Japan Instagram
https://www.instagram.com/remnant_japan/
清原真紀 Instagram
https://www.instagram.com/lalala.cosmos/