大好きな根津美術館がやっとやっと再開したと知って
大好きな弥勒さまと、大好きなお庭にごあいさつに行ってきました。
ここのお庭がだいすきで、
なんといっても入り口で弥勒さまがお迎えくださるので
月にちょいちょい訪ねてしまう。
そうして森の中、法界の水のほとりで深呼吸。
お地蔵さまの並ぶ道を上がると、大きな大きな観音さま。
お庭には薬師堂があったり、あちこちに茶室。
天神様の祠のまえには、誰が供えたかペンや筆がたくさん。
きっと受験生かしら。筆は書家の方かしら。
道真公にあやかろうと参られるのでしょうね。
あぁ、太宰府天満宮行きたいなぁ...
散策の途中には緑に囲まれたカフェがあって、ほっと一息。
入り口で出迎えてくださる弥勒さまの横にはベンチがある。
ご挨拶したあとは、そこに腰掛けて、しばらくお話してる。
近況報告や昔々のお話聴かせていただいたり。
そうして未来のお話も。
まぁ、妄想ってやつ・・?笑
お庭を巡った後は、芝生の向こうから弥勒さまのお背中をみて。
いつも数時間このお庭で過ごさせていただいてます。
だからだいすきな美術館。
通称わたしの庭。笑
再びの根津美術館に感謝。
五月で期限の切れる年間パスポートだったけど、
この感染症対策でつい最近まで臨時休業。
うれしいご配慮で、期限を延ばしていただけました。
感染症対策で、本当は予約しないと入館できなかったのだけど、
「次回はご予約くださいね」とお心遣いで入れていただけました。
細やかなあたたかい気持ちが随所に見られて、
だからここがすき。
だいすきな根津美術館。
アショーカ王時代の弥勒さま。
アショーカ王の時代だから今からかれこれ2200年ぐらい前になる。
弥勒さまの右手はないけれど、弥勒さまの右手は時空を繋ぐ。
善財童子が出会ったように、弥勒さまが右手をポンと弾くと、
あらゆる扉が開く、開く。
観ようとするならば、あらゆる世界を観る智慧のあることを教えてくれる。
観ようと思うならば。
眼に映らないすべてのものを観ようと思うならば。
観たいと思う、知りたいと思う、道を訪ねようする、
その心こそが、56億7千万年のすべての法門を開く。
真に道を尋ねたなら、
この右手を観ることができる。