自分をたいせつにすること。
自分のハートを感じてたいせつにすること。
近年それが言われはじめて、そんな風潮が多くなったし、いろんなワークもある。
この前新聞のコラムにも、自分をたいせつにすることが書かれていた。
わたしも、自分をたいせつにすることをたいせつだと思っているし、
そうしてる。
ただ、残念に感じるのは、
自分をたいせつにしたり自分を尊重するのと、
わがままであることを混同してしまっている人が多いこと。
どこがその違いかっていうと、
自分をたいせつにするあまりに、周りやよそに不快な思いをさせていたり、
迷惑をかけていたりする。
自分の気持ち。
自分の想い。
自分の思い込み。
自分の考え。
自分のスケジュール。
自分の目線。
自分、
自分、
自分。
自分を本当にたいせつにする人は、
自分と同じように人もたいせつにすることを知っている。
自分を本当にたいせつにできる人は、
まず、自分を差し引いて考えられる。
自分をたいせつにしながら、
自分とおなじように人も回りもたいせつにする。
それが、調和だとおもえる。
それが、お気遣いやお心遣い。
仏教でいえば、利他の精神こそ、和の心に通じ、
そこから心地よい世界が広がるのだとおもえる。
日本って和の国。
それを愛して本当に実践できている人がどのくらいいるだろう。
増えるといいな。