「楽」という漢字があるけれど、同じ楽でも、「楽しむこと」と「楽をする」ことは全然違う。
いつの頃からだろう、あるがままの自分を大切にするために、すきなことをして、
すきなように、楽しんで(楽に)生きることがさも重要だという価値観が芽生えたのは。
「あるがまま」という言葉への大きな誤解だと感じる。
地に足が付いていない人たちの多くは、自分を(大切に)甘やかすがあまりに、
社会的常識や、判断能力に欠けていることが多い。
癒しの世界はその温床とも言えるのかもしれない。
スピリチュアルに生きるということは、きちんと働いて、誰かや何かのために働いて、
地に足をつけて、そして、しっかりと理想や目標に、
言い換えれば光へとフォーカスしていること。
自己の成長が、自己を含んだ周囲の成長や豊かさにつながり、
そして世界の成長につながっているということ。
そんな大きな視点を持ちながら、自己の「生」を悲しみも苦しみも迷いも喜びも、
すべてを楽しみながら、命を生きるということ。
命の生み出す喜びと豊かさを、共に分かち合うこと。
そんな風に与えられた命を楽しんで生きることができるといいなと、
心から思う。
バランスよく生きよう。
人は、何度でも生まれ変わることができる。
人は、いつからでもまた始めることができる。
その時は、今。
今を、大切に。