僕の住む場所は水の中で。
キミの住む場所は空気の中。
でも。
おんなじひとつの地球の中で暮らしてるんだよね。
吉祥寺の水槽の中に住んでいたちいさな子。
水の中の住人。
地球の海の中で生きているちいさな子。
もしかしたら川かなぁ。
湖かなぁ。
なまえも知らないちいさなかわいい子。
ある日とつぜん、
小さな水槽の中に連れてこられてびっくりしただろうな。
でも。
ちいさな水槽の中だけどここの水もちゃんと循環を描いているから
このちいさな子は生きているんだよね。
わたしたちと一緒だね。
水って、この地球の中でそれはそれはみごとに循環していて。
わたしたちはこの豊かで正確な神さまの与えてくれた計らいのような
循環の中で息をして。
そして暮らしてる。
雨が降って大地を潤し、川の流れになっていろんな栄養分や命たちを
たいせつに運びながら母なる海へと流れ出るの。
その川や海へと流れる途中に大地の住人たちへ、私たち人間へ
水の恵みを分け与えてくれて。
川や海の水はお日さまに照らされて水蒸気となって
ソラへと飛んでって。
飛んでった水の子供達の水蒸気が集まって
モクモクって雲になって
そうしてまた大地へと雨を降らせてくれる。
空気に包まれて生きているわたしたちは
いつも当たり前のように酸素をいっぱいいただいて。
吸っては、吐いて。
吸っては、吐いて。
新鮮な空気を吸って
吐いた息で二酸化炭素をこの世界へと送りだして。
それを植物たちがお日さまとコラボレーションしながら
またきれいな空気へと、酸素へと変えてくれて。
そうやっていろんな命や
この星のすばらしい循環のシステムが
私たちの生きる地球のすばらしい環境を創ってくれている。
いつも。
いつも。
どんな時も。
わたしたち人間にできることってなんだろうね。
いろんな考え方があって、
いろんな活動もあって、
いろんな人がこの星の水や大地のことを、
この星に息づくすべての命たちがしあわせであるようにって
心から願って
ささやかにアクションを起こしてる。
どれがいちばんいいかって
そんなことはわからないけど。
この星の命のシステムが
『循環』をたいせつにしているのなら。
いま、ここに、ささやかに生きているわたしも。
ちいさな循環をたいせつにしていきたいなって思うよ。
それは水であったり。
それは空気であったり。
それは人とのつながりであったり。
それは食べ物とのつきあいであったり。
衣服。
住まい。
お金。
想い。
美しい循環がこの星とこの星に息づくすべての命のなかに
巡っていくといいなって。
そう思ってるよ。
５月のはじめの日。
お誕生日に南極のお水をいただきました。
いろんな方が
この星の水の命のことをたいせつに考えているんですね。
きっと。
大きなことはできないかもしれない。
だけど。
一人のわたしから。
だと思うよ。
一人ひとりのわたしたちから。
そこからしか始まらないんだよね。
愛する人を愛するように。
自分のことを愛するように。
この星を愛して
そうやって生きていけるといいね。