クスノキ

ときどき訪問する所に成城近くのマンションがあります。敷地内には住居者専用のテニスコートもありますので、少しリッチなマンションといえそうです。(^o^)

マンションの玄関前広場

その玄関先に上半分が丸くきれいに刈られたクスノキがあります。その見事さに最初はクスノキとは思いませんでした。^^;

玄関前にあるクスノキ

クスノキは単木でこんもりとした樹形をなし、人里近くに多いようです。また、巨樹になることも珍しくなく、特に神社林などではしばしば大木が見られます。そうしたことからでしょうか、多くの神社では御神木として人々の信仰の対象とされるものもあり、特にクスノキが多い神社として福岡県宇美八幡宮や愛媛県大山祇神社が知られています。

　　　　

目の前のクスノキはさほど大きくはありません。しかし、日々の剪定の賜でしょう、スマートで美しさを感じさせます。そうしたこともあるのでしょう、よく見ると調布市の保存樹木に指定されています。

調布市の保存樹木指定

ちなみに、日本最大のクスノキは鹿児島県の蒲生八幡神社にある「蒲生の大楠」だそうで、幹周は24.2mもあるそうです。
また、長寿クスノキとしては徳島県にある特別天然記念物の大クスは樹齢数千余年と推定されるそうです。これは桁外れの生命力です。(^o^)　なお、この大クスの根回りは19m、目通りの周囲約13ｍもあり、さらに枝張りは東西45m、南北40ｍと威容を誇っています。高さも約25ｍあり、まさに想像を絶する巨木です。

目の前のクスノキの真下に行き見上げると、幹や枝がこれまた宇宙のように広がっています。

　　　　　　

新緑の季節ですが、草花だけでなくクスノキも夏の到来を歓迎しているようです。(^o^)