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坂道のない街(書評サイト)

本を読んで自分が何を得たかを記録しています。参考にしてください。

 

(概要)

人生で出会うべき人は3人いるというが、大学時代の恩師、友人、それに続く3人目に入れたいと思えるほど、横道世之介は自分の人生をいい方向に導いてくれた気になれる。「人生なるようになる」「力を抜いて生きてもいい」と言ってくれているような生き様が描かれた横道世之介の大学卒業後のストーリー。

 

(詳細)

約半年ぶりの更新。

いや、この間、色々ありすぎて、今もその色々が続いている。(仕事で)

横道世之介は2013年4月に書評を書いているのだがその時も人生の転機だったみたいで、転機にこの本に出会うのは何か運命的なものを感じる。

 

吉田修一シリーズは人物描写が緻密だから、入り込みやすいし、横道世之介シリーズは世之介本人もそうだし、その周りを取り巻く人たちもどこか、自分の周りにいそうだから、まるで自分の人生の一ページを見ているように読めてしまう。

 

前回は、大学時代の話だったが、今回は、大学卒業後の話。

世之介は就職活動に失敗してフリーターのような生活を送っているのだが、アルバイト先で社長に気に入られるがそれをよく思わない正社員の嫌がらせに遭い、泥棒扱いされて仕事をクビになったにも関わらず、嫌がらせをしている人の気持ちなんかも汲んですんなり受け入れてしまう性格が、今回とても印象に残った。

この話の大半は、バツイチの彼女とその息子、彼女の家族と世之介の関係を中心に話が進んでいく。また、寿司屋に弟子入りしたパチンコ屋で出会った友達や、大学時代から友達、そして彼女の息子と、世之介と関係をもった人がことごとく人生を好転させている。

というのも、世之介のように、人生、なるようになるし、力を抜いて生きてもいいんだと思わせてくれるからだろう。

自分も世之介のような友達に出会っていたら、もっと力を抜いて人生を歩んでこれたかもしれないが、この本に出会えて、世之介と知り合いになったような気分になれただけでも、自分の人生が好転するような気分にさせてくれた。

この本を読んでからというものの、何か人のためになることをやろうと考えるようになったのがその証拠だ。

 

世之介は、前作でも不慮の事故で死んでしまうことになるが、今作でもそれは前提として描かれており、大学、社会人と描き切ってしまったので続々はもうないのかと思うととても寂しい思いである。

 

(概要)

地震、豪雨、火山、高齢化など、日本に住んでいると悲観的な未来が見えてくる中で、それに対する備えと、テクノロジーと言う一筋の光があることを教えてくれた。

 

(詳細)

10年前の仕事で、日本の第一線で研究をしている先生方に10年後の日本の未来をヒアリングをしたことがある。

これから水が重要になってくるとのことだった。実際に当時、中国人が日本の水脈を買っていると言う話だった。

10年後の今、それほど水の重要性の実感はないが、温暖化の影響で、水不足が深刻な国もあり、石油がそうだったように今後世界で水を原因とする戦争も起こりかねないとのことだ。

日本にいると水不足の実感はそれほどないが、異常気象でゲリラ豪雨や爆弾台風が毎年のように訪れることからも世界で異常気象が起きていることは容易に推測できる。

作者の成毛さんは、2040年の世界は異常気象や、南海トラフ地震・首都直下型地震、富士山噴火の可能性が高いこと、老人ばかりの国になっていること、悲観的なことばかりだが、テクノロジーが解決するのではないかとの楽観的な見方も示してくれる。

自動運転、無人スーパー、空飛ぶ車、ゲノム編集技術・再生医療による医療の高度化、全個体電池。

自分自身の身の回りに起こることを常に想定して備えておくことが、20年後の未来にも生き続けていくことを教えられた本だった。

 

成毛さんは65歳で、この本が最後になるかもしれないとのこと。

引き続きFacebookでは発信し続けてくれるものとは思うが、成毛さんのこれまでの著書を読んで、世の中を少し俯瞰して見れるようになったし、目に見える世界だけで生きていると痛い目に遭うということを教えてくれた。私にとっての師匠の一人だ。

 

 

 

 

●概要

・物流、発送対応、金融、販売、小売業の全てを網羅し、そのどれもが独立し、確固たる地位を確立している(確立しようとしている)。さらに他社のサービスまで請け負う恐ろしい企業だ。しかも利益は全て投資に回している。数年以内に日本の同業者は間違いなく淘汰される。消費者にとっては嬉しいが、日本はAmazonに侵食されて貧しい国になっていくのではないかと懸念される。

 

●詳細

Amazonを使い始めて10年ほど経つとが、ここまでの仕組みを持つ企業だとは思わなかった。

確かに、送料無料の仕組みや、定額で動画が見放題のサービスがどのように運営されているのか気にはなっていたがこの本を読んではっきりした。

独占禁止法に引っかからないのだろうかとも思うが、要は、物流倉庫に投資し、出店企業の物流の面倒も見ることにより、ライバル企業を淘汰して顧客を囲い込んでいるのである。ライバル企業の淘汰は出店企業の売れ筋商品をより安く提供することでも行なっているから徹底的である。

ただ、こう書いてしまうと悪い印象だが、消費者にとってはありがたいとしか言いようがない。何より安く商品が買えるのだから。日本の企業の場合、同じように最初は安くして囲い込みを行うサービスを行う企業もあるが、地方に住んでいるからか、品質の悪さが特に気になる。ソフトバンクやワイモバイルで携帯やWifiサービスをお得に契約したものの、繋がりが悪い。10年前にも同じようにソフトバンクを契約したが、ドコモに戻したが、最近になって、いいかげんよくなっているだろうと思って契約したが、最悪だ。楽天モバイルも気になっているが、同じだろうか。その点、Amazonの囲い込みは、利益を投じて行なっているとのことなので、この先も便利なサービスが安く利用できるのだろう。まぁソフトバンクと比較するのは違う気がするが、日本の大企業の多くがAmazonに淘汰されて、下請けの中小企業しか残っていかない未来が見えた気がする。

目から鱗の内容が満載だったので以下に主な内容を記載する。

 

<全体>

・新しい事業を立ち上げるときに、赤字覚悟で投資をいとわない

・トップが自らコントロールせずに現場に裁量を与えることで、事業部が本社の判断を仰がずに素早い意思決定ができる

・楽天の収入は場所貸し、Amazonの収入は自社商品の販売。楽天は価格が安くならないが、Amazonは物流網と倉庫を持っているので大量仕入れができるので価格が安くなる。

・Amazonに対抗できる企業はCCC。書店とカフェと家電を融合。CCCが経営するGINZA SIXでは日本刀や武士に関するコーナーがあり、スタバでコーヒーやアルコールを飲みながら書棚の本が読める。

・97年の上場以来、株主に配当を支払ったことがない

・ベゾスはキャッシュフロー経営を重視している。

 いいキャッシュ・・・健全に売り上げが増えている、設備に投資したからキャッシュが減る。

 悪いキャッシュ・・・借金をした結果キャッシュが増えている、売り上げが悪いからキャッシュが減っている。通常、貸借対照表(何に使ったか)、損益計算書(ある期間でどの程度儲かったか、損したか)は最終の金額だけ書くから、キャッシュの質がいいか悪いかわからないし、帳尻があっていればキャッシュの質が悪くても構わない。

・Amazonの売り上げの6割は小売、2割はマーケットプレイス手数料、AWS1割、会員費0.5割

・アマゾンエフェクト:アマゾンにより、企業の消滅、産業そのもの消滅、全く新しい産業の勃興(自社で物流を構築)

・空飛ぶ倉庫の構想(飛行船)。飛行船からドローンで各家庭に配達する仕組み。既に特許を出している。

 

<AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)>

・企業にサーバーを提供。自社でサーバーを調達すると、銀行の場合数千億円になる。AWSを使うことで、コンピューターの減価償却費や電力コスト、メンテナンスなどの人件費を抑えることができる。

・日常能力の倍以上のサーバーを持っているのでダウンすることがない。

・CIAが顧客。日本でも日立、キャノン、麒麟、ファーストリテイリング、三菱UFJ銀行などが導入。

・営業利益率がAmazonのサービスの中で最も高い。約25%(日本の上場企業は7%程度)

・クラウドの世界シェア35%2位のマイクロソフトは13%

・AWSに電力供給するために再生エネルギーに参入。

・クラウドサービスは熱量が高いため、寒冷地に建設される傾向

・1GB0.23ドル

・仮想通貨の需要増→売り買い等のデータが正しいか第三者が検証(マイニング)→膨大な電力必要→電力会社がマイニングを始めるかも

 

<FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン)>

・2018年国内物流倉庫15箇所

・商品の保管、注文処理、出荷、決済、配送、返品対応まで全てアマゾンがまとめて代行してくれる。

・月額固定費がない。発生するのは、商品の面積や日数に応じた在庫管理手数料、配送代行手数料のみ。

・自分のページにプライムマークを表示できる。(当日・翌日に届くことを示すマーク)

・FBAを利用した約8割の店舗で売り上げが増えている。

・輸出したい国のFBAを利用することが可能。Amazonが全て代わりに輸出してくれる。欧州ではこれまでの購買データから予測し、商品を欧州7カ国・計29カ国の倉庫に自動的に分配する。

・Amazon以外のサイトで売れた場合も、出荷をAmazonが代行してくれる。

 

<マーケットプレイス>

・アマゾン以外の外部事業者が出品できるサービス。楽天と違うのは支払いがAmazon経由。消費者の購買情報を把握できるメリット。消費者は見ず知らずの企業にクレジット番号を知らせなくていい。

・アマゾンは購買情報により、売れ筋商品を自社で仕入れ、直販で取り扱いを始めることにより、どこよりも低価格で商品を提供できる。これをシステムで機械的に判断している。中小企業は採算度外視の価格設定にせざるを得ない。これによりライバルを潰していく。

 

<SWA(シッピングウィズアマゾン)>

・自社以外の配達サービスを提供。トラックの空きスペースに他社の荷物を積み込む

・日本で自前の物流を持たないのは、単価に比べて提供するサービスが高いから。そうでなければ自前化する

・ヤマトにとっては薄利多売事業。当日配送から撤退。

・倉庫内ではKIVAと言うロボットを活用。従業員が何時間もかけてやっていたピッキング作業を数分でやれるようになった。倉庫内はフリーロケーションシステムで、どの棚にどんな商品をおいてもいい。kivaが全てピッキングしてくれる。

・出版業界は通常、卸を通して仕入れることがルールになっているが、アマゾンは、在庫がなかった場合に、直接発注を始めた。2018年からは在庫あるなにに関わらず、新刊や雑誌を直接受け取る体制を強化した(中抜き)。出版社も在庫不足の期間を短くでき、機会損失を防げる。

・書店の取り分は販売額の2割。万引きロスが1.41%ある。書店の営業利益率は0.11%。ECサイトは書店の10倍利益を上げることができる。

 

<アマゾンレンディング>

・法人事業者向け融資サービス

・出品者に資金の貸付を行なっている。

・融資は決算書ではなく、マーケットプレイスを通してえたデータ分析に基づいている。

・融資の提案前に審査を終えている。

・融資を望んでいなくても自動的に通知がくる。

・申込後24時間以内に資金が借りられる。融資額は10万円〜5000万円。最大12ヶ月返済期間。

・金利は年率6〜17%と銀行より高いが面倒な手続きから解放されるため、借りる人が多い。

・倉庫の在庫を支払いまで差し押さえることができる。

 

<アマゾンゴー>

・カメラとセンサーを設置して支払いまで全自動にするシステム

・この仕組みをスーパーなどでライセンス販売することを視野に入れているはず

・近いうちにKIVAを利用して陳列も機械化されるかもしれない

・ゴーの客にウーバーのような配達をさせることも考えているかもしれない。

 

<その他>

・Amazonブックス(リアル店舗):レビュー評価4以上の本のみ取り扱い

・アマゾンフレッシュ:生鮮食品を最短4時間で届けてくれる。配送料1回500円。6000円以上の買い物で送料無料。年会費プライム会員はプラス月額500円。

・アマゾンファッション:2017年ナイキが直販を開始。ゾゾタウンは送料1律200円、アマゾンは2000円以上で無料。返送時の送料はアマゾンは30日以内は無料。ゾゾタウンは基本有料。

・プライムワードロープ(米国のみ):試着して気になる服以外はAmazon負担で返送できる。

・アマゾンフレックス:個人が荷物を配達する仕組み

・プライムマーク:過去30日以内の期日内配送率96%以上、追跡可能率94%以上、出荷前キャンセル率1%未満などを満たす場合に表示可能。

・アマゾンダッシュ:低関与商品(いつも買うもの)の囲い込み

・アマゾンプライム:ベゾスは2001年にコストコ創業者に会費制サービスについて教えを受けている。キャッシュフロー経営の一助になっている。年会費は安くして後から値上げする。アメリカ、イギリスは年会費12,000円ほど、日本は3900円。

(概要)
服がめんどい、と思う人は、「ファッションを気にはしているが、どう合わせていいかわからないし、服のバリエーションが少ない人」ではないだろうか。自分がその一人で、この本は具体的にどのブランドのどんな柄の服を買えばいいのか示しているので、この本の通り服を買えば間違いなくオシャレになるだろう。
 
(詳細)
僕はあることがきっかけになり、洋服に執着するようになった。
それは忘れもしない名古屋でのこと。
就職してすぐだから23歳くらいだったか、仕事か大学の集まりで名古屋に行った帰りに、
恩師が僕に合う服を選んでやると言うから、服屋に一緒に行ったのだ。
ちなみに、その恩師は僕の今の割と順調な人生になくてはならない人であり、自分のファッションや持ち物はこの恩師の真似をしていると言っても過言ではない。車もその恩師を真似てプジョーを買った。とにかく身近にいるかっこいい人の象徴だった。
それで、選んでいただいた服が、ジョンスメドレーというブランドのVネックニット。
なんと3万円。
今ではそんなにびっくりするような金額ではないが、ニットに3万円かける感覚が当時の僕にはなくて、高いからって言って断るには断れずに購入したのが僕のファッション革命が起こった瞬間だった。
それ以降、東京のマルイや伊勢丹に行っては、ポールスミスやPPFMなどの自分にとってはハイブランドの服を購入しまくっていた。
ここまで読んでお分かりの通り、自分にはファッションの見本はいるがセンスはない。
何を買っていいのかわからず、店員に流されるがまま、購入して言った。
特に可愛らしい店員がいると、何万円もする服を惜しげもなく買ったものだった(笑)
そして、後日、その店員から営業の手紙が届くが、それが嬉しくなってまた買いに行くと言う、もうファッションを女性に近づくための手段と勘違いしていた。もちろん、その店員と何かが起こったことは一度もない・・
そんなことだから、ファッションセンスは38年間くらい全くなかった。
38年目に何が起こったかというと、メルカリとセカンドストリートの登場だ。
ファッションって一度購入してしまうと、失敗したと後から気づいても、なかなか買い直すことができず、少なくともそのジャンルに関する服は5年くらいは着続けなければならなかったが、メルカリができて、失敗しても売ればいいと言う状態になったことから、メルカリ登場の当初は、買っては売り、を繰り返した。
セカンドストリートは、出張で滋賀県に行った時に、空いた時間にたまたま立ち寄って入った店に、ノースフェイスのナイロンパーカーが安く売っていたことがきっかけとなり、地元に戻って近くのセカンドストリートに通うようになった。
あと、ユニクロのファッション性が高まったり、MBのYoutubeや雑誌を見るなど、自分のファッションを取り巻く環境がよくなってきて結果、自分のファッション力は高まってきていると実感している。
少なくとも前みたいにハイブランドの高いものを買えばいいと言う発想はなくなった。
 
前置きが長くなったが、この本を手に取ったのは、僕にそんな背景があり、正直メルカリで買っては売ると言うのが面倒になってきたことから、今の自分の心境にぴったりだと思ったからだ。
ただ、書いていることは、MBが言っていることとそんなに変わらず、MBは日本人はカジュアル3、ドレス7の割合と言っていることをどう実践するかと言うことだと思う。
特に勉強になったのは以下の内容。
 
・黒と白のレザーのスニーカーは何にでも合う(白のレザースニーカーはメルカリで早速買ったw)
・白の丸首ニットは綺麗めに見せれるからジーンズなどのカジュアルなパンツに合わせるとオシャレ
・パーカーの色は黒かネイビーを選ぶグレーは部屋着っぽくなる(最近グレーを買ったばかりだったから、買い替えよう)
・ストライプシャツはアクセントを加えれる
・ストライプ柄のバンドカラーシャツに黒ジーンズ、白のレザースニーカーを合わせるとオシャレ
・夏にリネンシャツ
・ナイロンジャケットはスラックスとボーダーのインナー、白のレザースニーカーと合わせるスポーツミックス
・白のTシャツはスラックスとスニーカーと合わせてすっきりまとめる
・ポロシャツは黒かネイビーを、体に合ったものを
・ブラックジーンズは綺麗めの部類
・ショートパンツはリネンシャツと合わせる
・クラークスのデザートブーツは持っておくと便利
・リビエラのネイビーのスリッポンは夏に合わせやすい
・白のソックスはローファーやレザースニーカーと合わせやすい
 
最近、ノースフェイス教(なんでもノースフェイスで揃えればおしゃれだろうと思うこと)からやっと卒業できつつあり、ユニクロでもおしゃれに見せることができるとわかってきたので、服を最低限のものに絞れつつあるが、実際にどんなブランドのどんな素材のものを合わせればいいのかわからなかったので、その意味ではとても勉強になった。
 

 

 

(要約)

学びは、積極的な姿勢で取り組くむことにより、はじめて身につくものだと改めて考えさせてくれる本。一方で、帯に書いているような「300万人が学んだ学習法」とか「脳の仕組みを理解して学習効果を高める」などのフレーズを魔に受けて手に取るとガッカリすることは間違いない。

 

(詳細)

 

東大思考の西岡さんがTwitterで、「俺、お役御免かも」とつぶやいていたのをみたことがきっかけで購入した本。

これまで何年間も自己啓発本を読んできて西岡さんを超える人はいないと思っていたところで、その西岡さんが言うから間違いないだろうと思ったけど、なんて事はない、ありふれた自己啓発本だし、この手の海外の著者の本って、書き振りが英語の独特の言い回しをそのまま日本語にしちゃっているから、読みづらさが半端なかった。。

とはいえ改めて学ぶ上で意識したいと思ったことを以下に挙げておく。

・25分間集中する。そして頻繁に休憩する。達成したら褒美を自分に与える。

・気が散らない環境を作る。

・学習したことを自分の言葉に置き換える。比喩を使う。(目の前の人形なんかに説明してみる)

・速読は、文章の一塊で読み進める。積極的に思い出す読書をしよう。

 

ゴールを設定しようとか、過去問をしようとか、そんなの誰でも分かっとるわと突っ込みたくなるほど、7割くらいはありふれた学ぶ上での常識が書かれている。

 

久々にAmazonで本を買ってまで読んだけど、がっかりな本でした。こんなことがあるから、図書館でいいやと思ってしまう。

翻訳者も、そのまま訳すのではなく全体の流れを意識した上で訳してくれないと、全く頭に入ってこないよっ!

 

本当は、別の新刊の「箇条書き」に関する本を読みたかったのだが、図書館で検索したらこちらの本がたまたま引っかかったので、装丁だけ見ても面白そうだったから手にしてみた本です。

 

社会人になって20年くらい経つが、打ち合わせの際にいつも頭を悩ますことがある。

 

「どうしたら汚い字でも、読み返したときにわかりやすいメモが取れるだろうか」

 

これまでいろんなメモの方法を試してきた。

①マインドマップのようなキーワードを繋げる方法

②メモの魔力に記載されていた4分割に分ける方法

③小型のメモ入力に特化したマシンに打ち込む方法

④打ち合わせ資料の空きスペースに小さい字で記入する方法

⑤A4の紙に書いて関係する事業の綴りに分けて綴る方法

⑥A4の紙に書いて、PDFでパソコンに取り込み、関係する事業のフォルダに保存する方法

 

おそらく、まだまだあるだろうが、どれもしっくりこない。

①は時間が経つと何について書かれた内容なのかがわからなくなる

②はメモというよりは思考の整理方法だった

③はたくさんの情報が入力できるが、相手が言った言葉を一字一句メモしているので、読み返すのに時間がかかるし、電子データなのでアクセス性が弱い

④⑤⑥は事業の綴りに分けてメモが綴られているのでアクセス性が悪い

 

前書きが長くなってしまったが、この本のおかげで長年の悩みが解消されるかもしれない。

 

この本に記載していることは、当たり前のことばかりが記載されているが、箇条書きをわかりやすく整理するという視点は、まさに灯台下暗しだった。

●構造化(レベル感を整える)

・自動詞と他動詞・・・例えば「落ちる」「落とす」など、自動詞と他動詞のレベルを合わせる

・直列と並列・・・時間軸のレベルを合わせる。例えば議論した内容なのか、結論の内容なのか

・ガバニング・・・箇条書きに入る前にいくつの箇条書きを記載するのかを宣言する

●物語化(フックを作る・・・読みたいと思わせる)

・イントロ・・・結論や大きな課題を先に宣言する

・MECE(ミーシー:漏れなくダブりなく)崩し・・・重複している内容や、言わなくてもいい内容は省く

・固有名詞・・・具体名を入れて生々しくする

●メッセージ化(スタンスをとる)

・隠れ重言排除・・・わかりきった内容や抽象的な表現は使わない。最適化する、徹底するなど

・否定・・・否定する言葉を冒頭に持ってきて相手を惹きつける

・数字・・・形容詞や副詞(大きい、たくさんなど)は数字に置き換える

 

これを意識することにより、普段の打ち合わせメモはもちろん、企画書や報告書、プレゼン資料などのベースとなるストーリーラインを作ることにも役立ち、わかりやすい資料作りにも貢献できるのである。

 

この本で言いたかったのは、とにかく他の人が読みたい内容になっているかが重要であり、そういったメモを心がけることにより、今後の仕事が飛躍的に良くなっていく期待がもてる気にさせてくれる本でした。

 

早速この本を読んで、仕事で提出を求められていた自己評価シートを自分本位ではなく、読み手の立場に立って箇条書きで書いた。おそらく評価者は、これまでの僕の記載ぶりとは大幅に改善されて戸惑っただろうし、ここまで具体的に書いておけば、否定する言葉も出てこないから、自分としてはしてやったりだ。(そうは言っても人がする評価だから自分が思うような評価にはならないだろうが・・・)

 

 

 

 

思い返せば20代の自分は自分探しばかりをやっていたような気がする。

だから、こうして読書でインプットし、ブログでアウトプットするという習慣を身につけたのではあるが、この本を読んで、そんな自分を反省した。

 

「自分のことばかり考えている人が鬱になるんだよ」

「若いってことは、何もないってことなんだ」

 

これはジブリのプロデューサーの鈴木敏夫さんの言葉である。

自分も20代の頃に鈴木さんのような人に出会痛かった。ってか、もしかすると出会ってたのかもしれないが、自分もこの作者(鈴木さんのお弟子さん)と同じように頑固で意固地だったから、例え、そんな助言を言ってくれる人がいても、耳を貸さなかっただろう。

 

20代は、プライベートでは充実していたが、将来のことを考えるといつも胸が張り裂けそうなくらい、悲観していた。

建築家になりたい、ウェブデザイナーになりたい、九州で何か人に役立つことがやりたい、などなど。

自分のことばかり考えて、今の自分に何ができるか、どんな人間になりたいかなんて考えてなかったような気がする。

 

そんな自分が40代になって、自分にできることをやっと考えれるようになった。

役職や、経験値が上がったのもあるだろうが、この歳になると仕事においては自分のことばかり考えなくなったように気がする。

 

「どうやったら、人がわかりやすいか、人が興味を持ってくれるか」

 

そればかり考えている。

だから無駄なことをしなくなったような気がする。

 

この本で繰り返し言われている「真似る」ことについては、自分は小学校以来の筋金入りではあるが、真似るのであれば徹底的に真似ないと、真似ている人が持っている本質に辿り着けないと感じた。

 

今、真似した人は誰だろうか。

ひとり思い浮かぶが、1年一緒に仕事をしただけで、身近にいないからなかなか真似しにくい。

やはり自分から近づいていくしかないのであろう。

 

他にも、他人の意見だけをノートにとる、怒りを10段階評価する(1年に本当に怒るべき時は2、3回だけ)、悪い人とは付き合わない、自分のために謝らないなど、仕事をする上で参考になる言葉の数々だった。

 

この本は特に組織で認められずもがいている20代、30代にはとても参考になるだろう。

 

 

 

<概要>

キーワードは遊びと地頭力。遊びは夢中になれる趣味を見つけること、地頭力は情報の本質を掴むこと。コロナをきっかけに、より良い人生のあり方を見つめ直す人が増えているのではないだろうか。この本では、そんな人のために、今後の人生を有意義に送るための方法論が紹介されている。

 

<詳細>

都市部に住んでいないからか、コロナの影響をそこまで実感する環境にはないですが、打ち合わせや講演をzoomで行う機会が増えてきていて、出張の必要性も実感しにくくなったり、接触を気にして支払いを電子マネーでする機会が増えてきているので、アフターコロナではこれまでの常識がガラッと変わるんだろうなと何となくわかるものの、具体的に何がどう変わってくるか、自分の仕事や生活にどんな影響を及ぼすのか、非常に気になるところです。

 

著者の言葉を借りると地頭力が高い人がアフターコロナで生存するということでしょう。

「地頭力」先日紹介した東大思考の中でも触れられていて、それを実践することで高めることができるのではないかと個人的には期待していますが、今このブログを書いていて、この本に対する適当な感想がなかなか出てこないので、やはり自分はまだまだ地頭力が低いのでしょう。

 

さて、僕はFacebookでこの本の著者の成毛さんを数年前からフォローしていて、毎日目から鱗が落ちる程の情報量に溢れていてFacebookをやっているのは成毛さんが投稿しているからと言っても過言ではないほどです。

そんな僕がこの本を読んでの感想は、成毛さんが投稿されているFacebookに書かれていたことをまとめられたという印象です。

ですので、僕個人としては目新しいことは少なかったのですが、成毛さんのFacebookをフォローしていない人は是非読んでほしい本です。

 

この本で書かれていたことの中から印象に残ったことは以下の通りです。

・やらないことを決める

 →これは「サードドア」の中でバフェットの幻の言葉として紹介されていた

・とにかく何でもいいからハマれる面白い趣味を見つける

 →今は家族がいて時間が拘束されているから、たまに突然訪れる暇な時間でできる趣味を探している。その一つがカラオケ。自分は歌が少々はうまいと錯覚していたが、カラオケの点数がいつも85点程度と90点が出せないので、歌うことは趣味にできそうだ。

・面白くなかったらすぐに次の面白いことを見つける

・何でもいいから3000時間やればものになる

・技術トレンドはアメリカと中国にしかない

・分裂の危機にある国はサッカーが強い。イギリス、イタリア、スペイン。サッカーが弱い国は分裂が起こらないかもしれない

・日本人が移住するならニュージーランドがおすすめ。地震が嫌ならオーストラリア。偏見が少ない。

・日本人とアメリカ人の血液は違う。日本人の血は溢れ出したら止まらない。

・がん患者は癌細胞を抑えるために免疫抑制剤を飲んでいるから、コロナの影響を直接受ける

・ヤバい人との出会いを増やす。結局最後は人。損得抜きで面白い人と知り合う。

 

上に書いていることのほとんどは成毛さんがコロナ前から言ってきたことで、「東大思考」でいうところの、本質思考を持つべきだということと、夢中になれる趣味を見つけるべき、この2点に絞られるのではないだろうか。

 

限りある人生をどう有意義に生きるべきか、改めて考えさせられた1冊でした。

 

<概要>

私のような凡人であり、かつ何をやっても三日坊主になってしまう人にとって、どうやったら苦手なことを習慣にできるかというのは永遠のテーマだ。以前読んだ習慣化について書かれた本に「とにかく黙って3週間続けてみよう」と書かれており、それを実践した結果、自分では信じられないようなことの習慣化に成功した。一方で、その裏側には習慣化のモチベーションになるだけのエピソードがあったりもする。習慣化のためには根性論や目的論はもちろん重要だが、何よりも、持続的に習慣化できる方法が今の僕には必要だった。その方法がこの本で提案されており、すぐに実践できそうなものばかりだ。

 

<詳細>

西岡さんの著書4冊目。ちなみにあと2冊手元に待機してて、他にもう2冊ほど読みたい本があります(汗)

僕がこれまでに読んだ西岡さんの著書4冊のうち、2冊は読書系で同じような内容でしたが、それ以外は全く違う視点で書かれていて、今、まさに自分が課題としていることとドンピシャりだし、実践的でもあるので、西岡さんの著書を何冊も読んでいるという訳です。

 

さて、これまでに僕は色んな習慣化の本を読んできた。

それはシンプルに三日坊主ぐせを直したいからなんです。

例えば、ギターやサーフィン。これはいずれも5〜10年続けたので3日坊主ではないのですが、両者に共通してやめてしまった理由は、「続けるモチベーションを維持できなくなった」ということ。

だから、僕の目下の課題は「どうしたら続けるモチベーションが維持できるか」ということ。

 

この本はモチベーションの維持のためにゲーム化の方法を提案しています。

ゲームと聞いて想像するのは、制限時間内にいくつのポイントを稼いでゴールまでたどり着くか。昭和生まれの僕としてはスーパーマリオのイメージですが、自分が苦手とすることをゲームにして習慣化することをこの本では提案しています。

ゲーム機との違いは、自分でルールを考えなければならないのがこの本がいうゲーム化。

ここでいうルールとは制限時間、勝利条件。

この本を読んで以来、面倒だなという壁にぶち当たったら、制限時間と勝利条件を考えるように心がけるようになりました。

例えば早起き。私は朝7時15分に自宅を出発するのですが、いつもギリギリでドタバタするので、例えば、7時までに髭剃り、顔洗い、朝食準備まで終わって自室に入れたら勝ちとか。

こんな単純なことだけど、何も考えずに直前で焦るよりは、一瞬一瞬を無駄なく過ごすように考えたり、「あっ、今30秒ロスした」など、自分の行動を俯瞰して実況中継しているような錯覚にまでなるほどになっています。

また、朝の一秒を無駄にしないために前夜に準備をこまめにするようにもなりました。

 

この本のゲーム化の方法を抜粋すると以下の通りだ。

①電車時間のゲーム化(一駅ごとに目標を立てるとか、電車の中で本を30ページ読めたら勝ちとか)

②他の手札を考えるゲーム(例えば、朝のタイムロスをなくすために、他に何をすればいいかを思いついたら勝ち)

③新しいスマホのアプリを使いこなせるようになったらクリア

④誰よりも早く終わらせれればクリア

⑤ゲームオーバーになったゲームを分析して再挑戦

 分析の基本となる自身のスペック

 (1)コミュニケーション力

 (2)文章力

 (3)器用さ

 (4)読解力(空気を読む力も)

 (5)魅力(服装、髪型など人から好かれる力)

 (6)度胸(失敗を恐れず、物怖じしない力)

 (7)アイデア力

 (8)知識量

 (9)粘り強さ(こだわり続ける力)

 (10)スピード

⑥難しいゲームをプレイする時、そのゲームをクリアできる誰かを頭に思い浮かべてその人の行動をトレースする

⑦今日学んだことをTwitterで140文字で説明できたらクリア

⑧クリアから逆算して、いざというときに使える裏技を用意する。(火事場の馬鹿力を利用するたまにあえて厳しいルールを設ける)

→裏技はネットや本など他人から得る

⑨イライラしたらその原因を5分以内に2つ以上の言葉にできたらクリア

→イライラしている状態は精神の半分以上を怒りに持っていかれている状態

⑩スマホ断ちゲーム

→決められた時間スマホを触らなければクリア

11前の文脈と裏の事情を読み取り大逆転を狙う

12自分のバカな部分と上手に付き合う。ばかを自覚して、質問をする。

13日常の名から疑問点を洗い出し、スマホで調べてわかったらクリア。

 

 

 

 

 

 

<概要>

この本は100万部を超えるベストセラーだ。つまり、多くの人は自分を変えたいという願望を何かしら持っているからだろう。斯くいう私もその一人だ。一方で心理学というと学校で習うほどだから、何か崇高な印象を持つが、このアドラー心理学は、実は私たちの奥底に眠っている考え方の一つなのだ。今この本が世の中に求められているということは、時代が劇的に変化する中で改めてアドラーの考え方を見つめ直す必要性に迫られているということだろう。特にこの本に書かれていた「自分と他者の課題を分離する」という考え方は、日本人が生きる術として獲得してきた「忖度」を真っ向から否定することだ。忖度の是非はさておき、アドラー心理学に触れることは、私たちがグローバル社会で生き抜く知恵だと感じた。

 

<本編>

これまで、様々な自己啓発本を読んできたが、それらの本は実はアドラー心理学がベースになっていることがこの本を読んで分かった。

心理学で有名な人物といえば、学校でも習った、フロイト、ユングであるが、アドラーはフロイトとかつて共同で研究を行っていたというから源流は同じようだ。

ただ、アドラーはその後、フロイトから独立している。

そして、アドラーが称える心理学は、伝道師がいなくなった時にはすでに自分の考えは浸透しているという考え方だからアドラー心理学は私たちの心の奥底に深く浸透している考え方となっているのだろう。

この本を読んでみて、私たちは自分と他者が独立した存在ということを忘れつつあることに気づく。だから、この本がベストセラーになり、改めてアドラー心理学を浸透する必要性を現代人は気付く必要があるのであろう。

 

この本は、アドラー心理学を説く哲学者と、それを否定する若者の対話形式で話が進んでいく。若者の視点はまさに現代人の多くが持つ思想であり、それをことごとく哲学者がアドラー心理学に基づき改めていくというスタイルだからとても読みやすい。

 

この本に書かれていることは以下のようなことである。

①トラウマは存在しない。よくない状態の言い訳したいだけ。

②自分は他人の行動に対して怒るのではないく、怒りたいという意思がまず先に来て、それをあたかも相手の行動の責任だと捏造している。

③私たちが不幸い感じることは、我々が自ら選んだ道

④全ての悩みは対人関係の悩み

⑤自分の境遇の悪さを言い訳をしたいから、劣等感を捏造している。

⑥他人の期待を満たすために生きているのではない

⑦他人の課題と自分の課題を分離する(例えば、相手が怒っているのは相手の課題であり、自分が招いた行動の結果ではない)

⑧叱ってもいけないし、褒めてもいけない。対人関係で上下を作るから相手の感情に振り回される。

⑨他人の信用を得る行動をするのではなく、私が他人を信頼する。その結果、信用が生まれる。

⑩仕事の本質は他者への貢献。

 

僕がこの本を取ったのは、他人の感情に振り回される自分を改善したいという思いからだ。僕は1日1回は何かに怒っている気がする。私の怒りは電車に乗る時から始まる。「なぜ、この人は毎日乗車位置を毎日変えるのか?俺が座れないじゃないか」とか、「なぜいつも自分が最後に電車を降りて改札を通りたいのに、この人はある日から自分と同じような行動を取るようになったのだろうか」とか、「なぜこの人は機嫌のいい時しかしゃべらないのか」とか、1日10回以上はしょうもないことで怒っている気がする。こういった自分に嫌気がさしたのだ。

 

この本を読んで、特に⑦の他人と自分の課題を分離するという考え方は、意識して実践し始めた。もし自分の行動で他人を怒らせたとしても、怒ることを決めたのは他人であり、それは自分の課題ではないということ。逆も然り。自分が怒ったところで、相手の行動には何も影響がないし、他人は自分の期待を満たすために生きているのではないということ。

 

40年間の染み付いた考え方をいきなり変えるのは難しいが、感情が湧き上がった際には「課題の分離」を意識するようになり、1割くらいは怒る回数が減ったように思う。