駄作!(頭がいい人の読書術) | 坂道のない街(書評サイト)

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本を読んで自分が何を得たかを記録しています。参考にしてください。

 

 

(概要)

初めて読書術の本を読む人にはこの本を読むといいが、参考図書に挙げられている良書の重要なエッセンスが盛り込まれていないので、参考図書を読んだ方がよっぽどためになると思った。(「頭がいい人の読書術」を読んで)

 

(詳細)

これまで本を読んできて、駄作はいくつもあって、そんな本はブログに書かずにスルーしてきたが、不幸にも自分の時間を削った記録として残しておくことに決めた。

 

この本の冒頭、読書について悩んでいる人の悩みは的確に列挙されているので、相当期待が高かったが、その解決策が残念だった。

「本は読みたいところから読め」とか、「重要だと思ったことは本に書き込め」とか、「アウトプットしろ」とか、この手の本を読んでいれば誰でも書けそうな本の仕上がりであった。

しかも、どこかで聞いたことある話ばかり書いているな〜と思って読み進めて、参考図書をみて驚いた。

以前読んだ「東大読書」がその1つになっていたからだ。
著者は本のページの1/3だけ読む読書法で速読をすることをお勧めしているが、まさに東大読書を1/3しか読まなかったか、目次だけ読んで想像して書くとこんな感じになるのだろう。

 

全体を通して、読書法についてそれっぽいことは書いているが、どこかで聞いたことのあることばかりで、しかもページ数稼ぐために行間が広すぎてあっという間に読めてしまう。本当、時間を返せ!と言いたいところだが、この本に書いていたことなのかどうかは分からないが、最近自分が読書に取り入れていることを書こう。

 

①タイトル、目次、本の中で強調して太く書かれて箇所、後書きを読んで、大体どんなことが書いているか想像する

②最初から通してよみ、①の答え合わせをする。

③1週間後くらいにブログに書く

④さらに1週間後にブログを読み返す。

 

この①〜④により、自分の中に本の内容が吸収されているように感じられる。この本を読んで以降①②を意識してするようになった。

改めてこの本をざっと読み返してみたがこんなことはどこにも書いていなかったので、最近、マイブームのひろゆきの本に影響を受けているのだろう。