釈尊の教えを知るための仏教講座
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「大垣 国久」さんの講話より
般若心経にある有名なフレーズ「色即是空」だが、
このフレーズが
仏教の根本思想の様に解釈する人が後を絶たない。
般若心経では、
観自在菩薩が冒頭に「五蘊皆空」と照見したとしている。
それを教団No2の舎利弗に
五蘊(色受想行識)の一つ一つを説明しだす。
そのひとつ目に「色」(rupa=物質)。
そこに「色即是空」の言葉が出てくるが、
残りの4っつは
「受想行識亦復如是」と略してしまっている。
これもひとつひとつ「受即是空」・・・と
続けるべき所だろうが、
般若心経は短い経として纏めているから端折ったのだろう。
所がここに大きな誤解を生じることになった。
「色即是空」だけが独り歩きしたことだ。
五蘊で最も重要な要素は「識」(vijnana)。
となれば
「識即是空」が最も重要なフレーズになるはずである。
数ある般若心経の中でも
法月重だけが「識即是空」を入れている。
ただし法隆寺に残されたサンスクリット語にはない。
サンスクリット原本というのも
複数あったとも考えられる。
繰り返すが、
「五蘊」すべてが「空」であり、
「色即是空」は「五蘊皆空」の一つだと
言っているのである。
五蘊の中で最も重要とするべきものは
「識」に他ならない。
「識即是空」が般若のエッセンスとなる。
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今日も命を授けていただきありがとう (^-^)
二度とない人生
だから 今日が大事、今日が大切
今日もいい日でありますように 【合掌】
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