山頭火の「行乞記」昭和7年ー1/1 | 安 明高 の 生 活

安 明高 の 生 活

日頃の気になること と
坂村真民・種田山頭火さんなどの作品を掲載してます

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日本百観音などを参拝の後
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弘法大師・法然上人・親鸞聖人などの魅力を紹介してます。

【南無大師遍照金剛】 * 7

まづ何よりも酒をつゝしむべし、

二合をよしとすれども、三合までは許さるべし、

シヨウチユウ、ジンなどはのむべからず、

ほろ/\としてねるがよろし。

宇佐-25
いつも懺悔文をとなふべし、四弘誓願を忘るべからず。――

 

我昔所造諸業  皆由無始貪慎痴
従身口意之所生  一切我今皆懺悔

衆生無辺誓願度  煩悩無尽誓願断
法門無量誓願学  仏道無上誓願成


一切我今皆懺悔――煩悩無尽誓願断――

一月一日

 時雨、宿はおなじく豆田の後藤といふ家で。

 

・水音の、新年が来た

何としづかな、

あまりにしづかな元旦だつたらう、

それでも一杯ひつかけてお雑煮も食べた。


申の歳、熊本の事を思ひだす、

木の葉猿。
宿の子供にお年玉を少しばかりやつた、

そして鯉を一尾家の人々におごつた。


嚢中自無銭、五厘銅貨があるばかり。
酒壺洞文庫から借りてきた京洛小品を読む、

井師の一面がよく出てゐる、

井師に親しく面したやうな気持がした。


飲んで寝て食べて、読んで考へて、

そして何にもならない新年だつたが、それでよろしい。


私が欣求してやまないのは、

悠々として迫らない心である、

渾然として自他を絶した境である、

 

その根源は信念であり、

その表現が句である、歩いて、歩いて、

そこまで歩かなければならないのである。

 

 

(青空文庫作成ファイル)より

 

(続きます)

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆  

 

今日も命を授けていただきありがとう (^-^)

二度とない人生

だから 今日が大事、今日が大切 

今日もいい日でありますように 【合掌】

 

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