山頭火随筆集-4 | 安 明高 の 生 活

安 明高 の 生 活

日頃の気になること と
坂村真民・種田山頭火さんなどの作品を掲載してます

御先祖の御加護に感謝をし
日本百観音などを参拝の後
お四国を錦札で巡拝できる喜びを感じて
弘法大師・法然上人・親鸞聖人などの魅力を紹介してます。

【南無大師遍照金剛】 * 7

禅僧として各地を行乞の旅。

旅のさなかに数多くの句を残した

俳人山頭火の

公開された作品を掲載します。

赤い壺

種田山頭火 

1916年(大正5年、34歳)

「層雲」大正5年2月号ー2

 

同情したからとて涙を流す勿れ

同感だといって手を拍つ勿れ。

心と心とのつながりは屡々

涙を流したり拍手したりすることのために破られた。
 

二羽の雀が一銭であるとて嘆く勿れ。

それは死んだ雀の価である。

生きた雀は自由に大空を翔けりつつあるではないか。

傷づけられて――

傷づけられることによって生きてゆくものがある。

自己の醜劣に堪え得なくなって

そして初めて自己の真実を見出し得るようになる。

義人は苦しむ。

偉大なる義人とは深刻なる苦痛を甞めて来た人である。

正しきものは苦しまざるを得ない。

正しきものは、苦しめば苦しむほど正しくなる。

苦痛は思想を深め生活を強くする。苦痛は生を浄化する。

真面目な人と真面目な人とが接したところにのみ

生の火花が閃めく。

彼等は友となるか、然らざれば敵となる

敵とならなければ友とならざるを得ないからである。

日本人ほど自然を眺める国民はない。

そして日本人ほど自然を知らない国民はない。

日本人ほど小児を可愛がる国民はない。

そして日本人ほど小児の心を理解しない国民はない。

(青空文庫作成ファイル)より

 

(続きます)

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆  

 

今日も命を授けていただきありがとう (^-^)

二度とない人生

だから 今日が大事、今日が大切 

今日もいい日でありますように 【合掌】

 

日本ブログ村に参加しています
こちらのバナーをクリックすると

大勢の方のお遍路ブログが覗けます 

お寺好きの方 ぜひクリックしてね。

  ダウン       ダウン              ダウン

 にほんブログ村 旅行ブログ 遍路(・巡礼)へ  にほんブログ村 ポエムブログ 詩集へ ブログランキング・にほんブログ村へ

クリック有難う御座いました