ネット上に溢れる差別表現と人権侵害問題と、解放同盟に脅かされてる二階堂 その2 | C.I.L.

ネット上に溢れる差別表現と人権侵害問題と、解放同盟に脅かされてる二階堂 その2

前回は導入部分で 『改訂版 実例・差別表現 』 という本を書いた堀田貢得氏の発言を取り上げた。

前回の記事
メディア倫理なきブログ「炎上ならまだいい」 ジャーナリスト堀田氏に聞く(上)
「人権団体が一番恐れるのはネットだ」 倫理なきブログ、堀田氏に聞く(下)


その中で堀田氏が問題だとしている "ネット上の差別表現" と、それによって引き起こされる可能性の高い "人権侵害問題" について、オレは堀田氏の意見に殆ど同意する。

しかし堀田氏の著書に書かれているという、「ネットにジャーナリズムは存在しない」 という一文については全否定させていただいた。

私の意見は 「ネット、特に2ちゃんなどで便所の落書きをしている連中にジャーナリズムも倫理感もないのは認める。しかし、むしろ今では雑誌やTVの方にこそジャーナリズムの欠片もない。」 というものだ。

その一番の証拠が、今回この堀田氏の発言を取り上げたizaおよびizaの匿名記者である。

「ジャーナリズムについて論じる」 また 「ネットと既存の報道機関との差を明らかにしたい」 というのであれば、匿名記者が堀田氏や産経グループの名前を盾にして、自らの思想や自論を公表すべきではない。もし個人的な意見を交えたいのであれば、そこは実名で堂々と論じるべきであろう。

それが出来ないのなら、場所を2ちゃんねるから産経グループのWEBサイトに移したというだけの話でしかない。2ちゃんの名無しさんと、大グループを隠れ蓑にした匿名記者とでは、どっちもどっちで "所詮ウンコの投げ合い" というレベルにしかならないのである。

仮にも産経の看板を背負う記者が2ちゃん住人程度の事しか出来ないのであれば、自分の氏素性をハッキリさせながら思うところを語っている個人サイト管理者の方が、よっぽどジャーナリズム精神があると言うしかないだろう。自らの発言に対するリスクを個人で背負っているのだから当然である。


と、ここまでは前回までのおさらい。

今回はその後の話題で触れた "二階堂豹介に対して部落解放同盟を名乗る人間が恫喝している" という事について触れつつ、ネット上の差別表現と人権侵害問題について述べる。


■参考リンク
・二階堂.comの該当記事
・解放同盟を名乗る人物による恫喝
・解放同盟を名乗る人物が二階堂叩きのソースにしている毎日の記事(サイバッチ・元公安野田・元オウム信者松永ら)


まずは上記リンク先をざっと読んで欲しい。以下はそれらを読んだものとして進めて行く。


・部落解放同盟を名乗る人物による恫喝記事(一部引用)
※太字部分が解放同盟を名乗る人物による文章

二階堂というネットの憂国の志士と祭り上げられて病的で怪しげな噂話や与太話を流しては悦に入っている御仁がいます。そうです。芸能レポーターの梨本氏の傘の中でコンサルを名乗ったりする御仁です。「ネットチンピラ」、「背伸びワールド」 と揶揄されています。毎日新聞の記事によると情報の信頼度は三割といったところでしょう。
http://www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/tokusyuu/news/20060301-125543.html
ソースとしてリンクされている毎日の記事には、サイバッチやきっこの日記といった名前が並び、そこに二階堂の話題も出ている。しかし元オウム信者の松永氏、元公安でストーカーやらかして逮捕された野田氏などの発言が主なソース源になっており、いやはや何だか…。



憂国の志士とはいっても当会で付き合いのある民族派団体の方達に聞いても知らないといいますね。逆に「あの野郎は何者なんでしょう」という感じです。
どのレベルの民族派団体に聞いたのかという問題があるんだが。どういう素性の団体の、どの程度のポジションの人に聞いて回ったのかぜひ教えていただきたい。朝鮮人が恐喝でしのぐためにやってるエセ右翼なんかに聞いても何も出てこないよ?(笑)



当会ではこの御仁の周辺を 「とある理由」 より昨年暮れから調べているんですが二階堂こと小山紀彦という人物がいます。この二階堂というのは屋号でたくさんスタッフがいるかのごとく錯覚に陥りますが実は1人です。
小山紀彦氏は二階堂.comのメインスタッフでありアンカーマンですが、協力者はオレが知る限りでも大勢います。小山氏はそういった方から寄せられてくる情報をまとめ、二階堂.comおよびJ-CIAに記事を書く、もしくはそういった方々が自論を展開できる場所を作るといった役割を担っています。よって二階堂は1人と言えば1人だし、複数名による運営といえばそれもまた嘘ではありません。

それなりに力のある人間が本気で調べているなら、その程度の情報はすぐにわかるはずなんだがな。




権威や芸人には弱いというミィーハーなお茶目な部分もあるようですが当会では1度 おしおきをするというかお灸をすえる必要があるかなという結論に達しました。思想の自由は別にしてですが。


二階堂がミーハーだろうと権威に弱かろうと


部落解放同盟が個人に対して "おしおき" をする理由ってなんだ?


思想の自由は別にしてとか何とか言っているが、部落解放同盟が二階堂に対して糾弾というような形で "おしおき" や "お灸をすえる" という行動に出るのであれば、そこには二階堂が罪もない社会的弱者に対して人権を侵害するような行為を行ったとかいう理由があるはずだ。

それもなく "部落解放同盟" という名前でおしおきだのお灸をすえるだの言うだけというのは、単なる恫喝や脅迫、もしくは何か金品や行動を要求すればゆすり・たかり・恐喝である。

語るに落ちたな。



ちなみに検索するとますます怪しいです。
まず阿修羅さんところでは
http://www.asyura2.com/0502/social1/msg/372.html
http://www.asyura2.com/0505/senkyo11/msg/432.html

はいはいワロスワロス。何年か前にオレの友人知人に対してデマを飛ばして誹謗中傷しているバカがいたんで、前サーバ時代に幾度も論破して差し上げたら、サイト閉鎖して逃げ出したヘタレ自称サヨク集団のひとりこと、HN霧島夏樹(もしくはカナメ) がソースですかそうですか。

そういや最近になって直接被害を被ったちゆ嬢が面白がって弄ってた から、それでも読めば?ちゆ嬢の語り口でもわかると思うけど、今となってはコイツらの妄言はギャグとしてしか捉えられてねえよ。



それと論談さんのところでは
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0409/040930.html
元公安の野田氏のメルマガでは
http://sv3.inacs.jp/bn/?2004070007678096006781.xp010617
ネットゴロ(DQN)をヲチするブログでは
http://blog.livedoor.jp/nikaidoucom/

これらは元公安という肩書きで語られる事の多い野田敬生氏の飛ばした情報がソースになっている。恐らくすべて野田氏絡みの人間(もしくは本人)によるものではないか?とも思える。

で、その野田氏という人物がどういう経歴の持ち主かというと、まあ詳しくはwiki でも読んでねという事で。

それと一部で 「野田敬生と言えばストーカー」 という肩書きで語られる事もあるんだが、その理由についてはwikiに時系列がまとまってたんで引用しておく。

1998年12月12日 - 上司の女性キャリアに交際を申し込み断られたことに腹を立て、腕をつかむなどの暴力事件を起こした。このことが女性キャリアから幹部へと報告される一方、野田は約2週間無断欠勤し、12月31日付で依願退職した(同事件は週刊新潮1999年7月29日号でスクープされている)。

1999年2月-9月 - 自宅アパートについて、公安調査庁から24時間体制の監視や階下を借り上げられ、暗視カメラの設置などの監視活動を断続的に受けた。このころ、野田は、前記女性キャリア自宅あてに脅迫状を送付したり、6,000回以上の無言電話をするなどのストーカー行為を行っていた(後に逮捕され横浜地裁にて有罪判決が確定した)。

1999年9月21日 - 神奈川県警察本部大船署により、女性キャリアへの脅迫容疑で逮捕される。

1999年12月7日 - 横浜地方裁判所で懲役1年6月、執行猶予4年の有罪判決が下り、控訴せず確定した。執行猶予が付いた理由に反省していることが上げられていた。その後、インターネット上での活動を開始する。

まあ確かに野田敬生という人は元公安ではあるんだが、それを辞めた理由は "こんなん" である。そしてこの一連のストーカー事件の直後から、野田氏は公安ネタの暴露本などを書くようになった。

で、なぜかこの野田氏は不思議と以前から二階堂に粘着しており、家の写真を撮ってみたり、ネットやメルマガである事ない事書き立ててみたりしているんだが、以前二階堂本人に野田氏について聞いてみたところ 「あんなのの相手なんかしてらんないよ」 という一言だけが返ってきた。

自称:解放同盟の人は、そんな野田氏の飛ばす情報が最大のソースというわけだ。本当に解同なんだったら、もっと筋の良い情報源があるんじゃないのか?



さわやかおてんとうさまでは
http://s03.2log.net/home/otento/archives/blog303.html
これなんか笑い話にもならない。リンク先の記事をよく読んで欲しいのだが、リンク先のブログ記事には 「二階堂が切り込み隊長こと山本一郎に脅迫された」 とか 「二階堂は脅迫の被害者である」 という内容しか書いていない。これが自称:解放同盟にとって一体なんの攻撃手段になっているのだろうか?それ以前に日本語が読めてるのか?

部落解放同盟の看板を出しているというだけで、その他の部分があまりに稚拙である。



しかし、小山様、私どもはネットでグダグダ能書きを言うのも厭なのでここ二週間以内にあなたの携帯電話にご連絡いたします。勿論、現時点で我々はあなたの番号を把握しております。ではアディオス。
これなど前時代的すぎてクスリとも笑えない。一昔前に、それこそ今ほどネットの情報網が発達していなかった時代には、こういう手段で他人(企業含む) を脅す "自称同和" とか "自称ヤクザ" とか "自称右翼" ってのが大勢いた。

そういう前時代ならともかく、今の時代に部落解放同盟がこんな幼稚な手段を講じるだろうか?



さて、全くこの件と無関係なオレがこのようにダラダラと反論しているのには理由がある。

結論から先に言ってしまうが、オレはこの "自称:解放同盟" と名乗る人物の文章を読んで、最終的にこう判断し、実際にそれを書いてやろうと思っていた。


お前、エセだろ?


と。

"本物の解放同盟" が、言い方を変えると "今現在の解放同盟" が、こんなあまりに知恵の足りない子供のような手段に出るわけがない。これは "エセもしくは騙り" だと断言してもいい。

解放同盟の目的は、表向きにはあくまで "差別をなくす" であるとか "人権侵害行為を止めさせる" といったものであり、一言で言えば "弱者の味方である" という大義名分あってこその組織である。そんな組織が解放同盟の名を振りかざして個人攻撃するといった真似を (少なくとも今の時代に、人目につく場所で) やるはずがない。

それをやってしまったら、今の情報過多のご時世に、いくら解放同盟とはいえタダでは済まない。そんなのオレごときに言われるまでもなく、解放同盟の幹部連中の方がよっぽど身に染みてわかっているはずだ。

実例を挙げると、少し前に解放同盟幹部を名乗る公務員がアホなマネをして、解放同盟が 「ウチとは無関係」 と公式声明を発表するまでの大騒ぎになっただろ?

昔だったら、それこそこの記事を書くキッカケとなった堀田氏なんかがバリバリだった時代には、ああいう話が表に出る事はまずなかったはずだ。それが今では同和を騙るだけじゃ何の武器にもならなくなっていて、エセ同和なんぞに至ってはマイナスの効果しか出なくなっている。

しかしコイツはネット上で、しかも万単位の読者を抱える二階堂を相手にこのような下策を採っているわけだ。コレはもしかすると、解放同盟を騙って他者を脅すだけではなく、解放同盟の名すら貶めようと画策しているのではなかろうか?

―結論
こいつは部落解放同盟の側から見ても敵である。



…というような内容の記事を、後編として前回の記事の後にすぐアップしようと思ったんだが、それより先に当の二階堂にこんなネタばらしが



あちゃ~…

これによって完全に後追いになってしまったオレは一気に減速。本来ならば恥ずかしくてこの記事をアップする気もなかったんだが、この一連のエセ解放同盟による恫喝問題をネタにしつつ、本来の話題であるネット上の差別表現や人権侵害問題について語って〆てみようと思う。



オレの意見はこの記事の一番上に書いたが、概ね堀田氏の発言と同じである。

今のネット社会はあまりに幼稚な人間が多すぎ、小学校で生徒を殺すとかいう犯罪予告をしてみたり、つい先日秋葉原で起きた無差別大量殺人事件の犯人のようなキチガイまで存在している。

そういう極端な連中以外にも、2ちゃんやブログで他者をこき下ろしたり、デマを流布させたり、読むに耐えない知的水準の低い罵詈雑言ばかり並べ立てる人間の何と多い事か。しかもそれをやっている人間が、誰とは言わないがジャーナリストの肩書きを持っていたりするから始末に負えない。

オレは今まで何度もそういった連中を "ゴミ扱い" し、自身の肩書きを "IT(インチキ)ジャーナリスト" としてせせら笑い、このブログでは "議論と呼べるやり取り" というのを推進してきた。オレが明らかにメリットがないと分かっていてもコメント欄を閉じない理由はそれだ。

議論であれば耳の痛い批判でも何でも認める。しかしそれが嘘だったり、すでに論破したデマをソースとした誹謗中傷だったりした場合は、一切の理由を認めず削除するか、そいつの恥を一生晒すために晒し者にする。また最初から議論する気もない意味不明の一行レスであるとか、明らかな荒らし目的のコメントも同様だ。

そういう書き込みしか出来ない連中は総じて "ゴミ" である。ゴミに存在する価値などない。従って無感情のまま捨てるだけだ。

なぜ十把一絡げに "ネトウヨ" だの "ネットイナゴ" だのと陰口を叩かれているオレがこういう姿勢になったのかというと、それはもう堀田氏が言うように "怖くなったから" だ。

何に対して怖くなったかというと、世に溢れている倫理観の欠片もない、ただ暴言を吐きたいだけのバカと一緒くたにされるのが怖かったのである。

これも過去に何度も触れたが、2ちゃんがキッカケの炎上問題などが起きた場合に、必ず他者を攻撃したいだけのエセ正義漢が大量に増殖するだろ?アレなんか言ってみれば今回二階堂を脅しかけたエセ同和と同じ精神構造じゃないか。


正義の名の下に、全くそ知らぬ他人を、自身を安全な場所に置いて一方的に叩く。

同和の名の下に、自身にとって都合の悪い人間に対して、解放同盟の名を振りかざして脅迫する。


全く同じだろ?

オレはこんなバカと一緒にされたくない。あまりにバカ過ぎてバカ以外の表現方法が見つからない。オレは他者を攻撃するにしても、常に実名を晒してるし、氏素性もある程度オープンにしている。(当然誰にも言ってない部分もあるんだけれども)

ようはリスクを背負って、反撃されるのを覚悟で叩いているのだ。例えば東村山の矢野穂積 なんかに対する追及にしたってそうだろ?オレは逃げも隠れもしていないし、むしろビビって逃げたのは矢野の方だ。

少し前にやってた探偵ファイル・ガルエージェンシーの渡邊文男に対しても、何度も直接やり合って、最終的には渡邊がビビって探偵ファイルの事務所に寄り付かなくなり、さらには取材と称して海外に逃げた。しかし渡邊に関しては、最終的に山木や大住や梅宮といったオレの友人の生活を盾にするそぶりを見せたのでトドメを刺せなかったという、大変ふがいないオチを付けてしまった。これについてはオレの力が至らなかったのが最大の要因で、今でも深く反省している。これはまさにオレの汚点だ。

ただ、今までにやって来たこういう他者への攻撃というのは、常に危険と隣り合わせだった。別にそれをネタに雑誌に寄稿するとか、本を書くというビジネスをするつもりはなかったし、ただ義憤に駆られて見返りもなく暴れただけである。フリーという立場上、その間は当然収入が激減するし、こちらもそれ相応のリスクや痛手を負ってやって来たのだ。

そんなオレと、外野で好き勝手にヤジだけ飛ばしている連中とが一緒の立場のわけがないだろう?リスクを負っている人間の発言力の方が大きいのは当たり前の話だ。世に言うジャーナリストというのは、多かれ少なかれこうしたリスクを背負って活動している。

そうした人種と、匿名で逃げ隠れすれば何とかなると思っているような輩との間には、決して越えられない壁があるのだ。オレが全否定したizaの匿名記者がそれにあたる。



それにネットユーザーの大好きな特ア叩きにしたって同じようなもんで、全く中国や朝鮮、そして日本という国家について勉強せず、ネットで拾った信憑性のない情報だけを頼りに 「またチョン公か!」 だの 「これだからチャンコロは!」 といった暴言だけ吐く人間、およびその発言に、一体どんな存在価値があるんだろうか?

本当に国の事を思うなら、まずはマトモに勉強してみたらどうだ?せめて日本の歴史と中国の歴史、さらに朝鮮の歴史を簡単でいいから自力で学んで、それから思うところを論理的に述べればいいだけだろう。

そういった努力を全くしようともせず、ただ中国人や朝鮮人に罵詈雑言を浴びせかけるというのは、言ってみればエッタだ部落だと同和出身者を誹謗中傷するだけで自分が上になった気でいる差別主義者と全く同じ人種である。人種というかこれもまた "ゴミ" だ。

しかし中国や朝鮮(北&南) という国家を叩くだけならまだいい。ヤツらはどう考えても世界的に否定されて当然の存在である。だがネットが匿名で安全だと勘違いしているバカは、個人が相手でもチョンだのチャンコロだの部落だのと攻撃し始める。何も証拠がなくとも、ただ風評だけを鵜呑みにして差別発言を繰り返す。

そうした言動が 「ネットじゃ当然だよな」 となってしまったら(既にそうなっているが)、日本に住んでいる在日朝鮮人や中国人や同和出身者に直接の危害が及ぶ可能性が高まる。

こう言うと勘違いする人間が続出しそうだが、何も問題を起こさず、日本のルールを守って生活しているのであれば、在日だろうと中国人だろうとそれほど害にはならない。在日に関しては、今となっては日本人として税金を払っている人間もいるんだし、そうであればもはや日本人と看做すべきだろう。

ただ在日や中国人が犯罪行為を行ったとか、不正を働いているとか、税金を払ってないとか、団体の看板を笠に着て好き勝手やってるとか、日本に対して不利益だとかいうのであれば、遠慮なく叩くべきだ。しかしそうでない末端の弱い人間を袋叩きにしていいわけがない。それは人種や国籍がどうの以前にモラルや品性の問題だ。

どんな国にもその国の歴史の中で生じた歪みが隠れているんだから、ある程度は我慢しなきゃならない部分があると悟るのが知性ってヤツだろう。だからそれを理解するために歴史を正しく学べと言っている。

しかし場所がネットとなると、何故かこういうもっともな理屈が通用しなくなってしまう。少しでも朝鮮や中国に肩入れすると非国民と罵られる。別に肩入れしているわけでなく、常識的な発言をしているだけだと思うんだが、日本語が通じないのか、単にバカなのか、とにかく特アに関する全てを全否定しなければならないらしいのだ。

・末端の在日を叩いて何になるの?
・末端の創価信者を叩いて何になるの?
・末端の同和出身者を叩いて何になるの?

こうした短絡思考は、巡り巡って大多数の日本人にとって不利益になると理解できないか?叩くのであれば朝鮮や中国という国家、もしくは創価という組織に対するべきで、末端にいる弱者をどうこうしたって無意味だろう。

だから解放同盟なり人権団体なりが動きたくてウズウズしているのである。今は動けなくとも、いずれ動く方法を見つけて乗り込んでくるだろう。わざわざ程度の低い差別発言をして大義名分を与えちゃってるんだからそりゃ当然だ。そうなればネット上で特アや同和といった "自称弱者" を叩く人間は全て悪、全て糾弾対象という事になる。どいつもこいつも敵に塩を送る下準備を進めているも同然なのだ。

前回の記事にも書いたが、堀田氏が危惧しているのはこの事なのである。マトモに日本語が読める人間なら理解できると思うんだが、どうもそうではない人間の方が多いように見受けられるのが残念だ。



ネットというのは様々な事情で雁字搦めにされ、あろう事か平気で捏造までしてみせる雑誌やTVよりも、真実が転がっている可能性の大きいメディアだと言える。しかしそれ以上に "ゴミ" や "バカ" が多い。そうした "夢の島" の中から宝物を見つけ出すのは大変難しいと言わざるを得ない。

だから自分で一生懸命に学んで見る眼を養う必要があるのだが、ネットユーザーの大多数はネットに甘えたバカである。可哀想だがバカにそんな芸当が出来るわけがない。よって誰か賢いヤツがガイドラインを設ける必要がある。

しかしそれが言論封殺であるとか、大きな力を持った存在による弾圧・隠蔽という結果に繋がってしまっては元も子もない。

例えば今回は当事者が二階堂だったから笑い話としてニヤニヤしながらウォッチできるが、もしバックボーンのない人間がエセ同和に脅迫されたらどうすればいい?過去にそうだったように、相手が同和だからと口ごたえ出来ずに泣き寝入りするのか?

もしくは大企業や公人の不正や犯罪行為の証拠を掴んだ時にどうすればいい?警察やマスコミに情報提供したのに全く動かなかったなんて事になったらどうすればいい?これもやはり泣き寝入りするのか?

そんなバカな話はない。

そういう時こそネットを活用して事実を広めて戦うべきだ。どうでもいい個人のブログなんかを炎上させて遊ぶのではなく、こういったもっと "倒して然るべき強者" に対して刃を向けるべきだとは思わないか?

それにそういう使い方をされると厄介だから、痛い腹をつつかれたくない大企業や政治家や、ある思惑を秘めた団体などがネット規制に躍起になっているんだろう。

せっかくそういう連中が恐怖するような力を持ったメディアだというのに、肝心のユーザーがバカ過ぎてロクでもない使い方ばかりして、わざわざ付け入る隙を与えてしまっているのだ。



こうした理由から 「ネット上の差別発言や人権侵害問題」 という今回のテーマについて、オレはこう結論付けさせてもらう。



バカはネットを使うな



バカに発言する資格なぞない



どうしても発言したけりゃ賢くなれ



ひとりのバカがネットの全てをぶち壊しにする可能性があるといい加減に気付け。本当の敵は規制推進派の政治家や団体ではない。バカなネットユーザーの一人一人こそがネット社会の最大の敵であり癌である。



従ってオレは遠慮なく "バカ差別" を推し進めようと思う。