日本語、面白いな | おべんとう作家 尾原聖名

おべんとう作家 尾原聖名

おべんとう作家。松山出身。
”食”に関わるすべてのもの(食べ手、作り手、食材、土、水、空間など)が
一枚の絵になるような時間をつくる”おべんとう作家”として活動を始めました。

 言語の楽しさに今頃気づく。

 アメリカ人の男の子の受け入れをしています。日本語の勉強をしてきているので、全くしゃべれない、聞けないということはないのですが、それなりに普通に過ごすにはお互いの努力が必要になります。これ程通じないのか?と落胆しているのは本人みたいで、ちょっと落ち込むときがあります。

 毎日、必死でYou tubeので日本語の勉強しています。彼が使っているのが、アメリカ人で日本に住んでいるという男性のものですが、これ、なかなかいいです。私も英語の勉強になるなとのぞいているんですが、今日は、「~って」というのがテーマ。「~って言うんだって。」の会話文で、A「今度の宝くじ5億円当たるんだって。」B「え?買う?」A「買わないかな?」B「僕の友達は100万円当たったって言ってたよ。」A「え?私の友達は当たったことが一度もないって言ってた。」という感じです。

 ~ってってよく使うけど、真面目な日本語検定の本にはそういう表現きっとないなあ。生きた日本語だなと思います。

 また、買う?が面白い。私たちは、主語も目的語もなくても意味がわかりますが、英訳にはShould we buy it?になっていました。

 そんな感じで、私は、今日彼に「J(彼の名前の頭文字)、窓」と言ってしまいました。これ、娘ならなら窓が開いてたら、締めるし、締まってたら開けると思いますが、?みたいに立ち尽くしていて、「ごめん、J,窓を開けてください。」と言い直しました。

 昭和やん、私。日本語は「汲み取る」文化だから、いろいろ端折ってもいいみたいなところからなんだなあ~。文化を知れば、おのずと文法や表現が判るかもなと思って、そういうことも話しています。

 これまで幾度もホストファミリー体験してきましたが、いつも他の方がギブアップしての受け入れだったので、もう少し、意思疎通出来てました。今回は来たばっかりが初めてなので、ちょっと大変ですが、私の厳しさに耐えれたらどこでもやっていけると思うので、頑張れJ!!

 

     

 背が高いですけど、小食です。でも、今日はそれなりに食べ始めたなと。慣れてきたかな?