その正体は! | おべんとう作家 尾原聖名

おべんとう作家 尾原聖名

おべんとう作家。松山出身。
”食”に関わるすべてのもの(食べ手、作り手、食材、土、水、空間など)が
一枚の絵になるような時間をつくる”おべんとう作家”として活動を始めました。

 相変わらず、お宅建設中拝見が趣味の尾原聖名です。最近、定期的に伺っているお客様のところに行く途中にある建設中のお宅。なかなか大きなお家で、車も停めやすいところにあるので、ちょっと拝見してからお客様のところに配達に行ったりしています。まだ大工さんたちが作業しているのに、すでに外構工事をしているので、珍しいなあ~まあ、広さもあるからお互いの邪魔にもならないもんねと思って、見てました。それなりに見ていると、やっぱり気になるのでよく話しかけられます。「こういうの見るの好きなんですか?」はっきりした声でくっきりの笑顔で「はい!」って答えるんです。これでだいたいは仲良しになれます。この外構さんともなんだか仲良しになって、「ちょっとやってみます?」なんて言われて型枠にニスを塗ったりさせてもらったりするようになりました。
 うちの小さなところでも外構さんはおひとりでされるようなことは少なかったんだけど、ここはいつもおひとり。広さもあるし、すごいなあ~小さな会社なのかな?とか思うと、毎回、少しでもお役に立てるならお手伝いしなくちゃと妙な使命感にかられていました。
 先週、伺うと、枕木が用意されていて、配置をあれこれ考えられていたので、混ざって一緒に考えてました。すると現場監督らしき人がやって来ました。(これまた我が家がお世話になったコラボさんではない住宅メーカーさんなので、その辺が曖昧。多分そんな感じ。)この外構さんにまず挨拶をして、敬語だし、家の中のことを説明していて、え?なんで外構さんに?と思っていると、施主さんということが発覚!え~!!!そうなん。こんなのがお仕事?なんで昼間?いつもいるじゃん。まさかお仕事してない?イヤ、遊んでくらせるくらいお金持ち?などぐるぐるしながら現場監督とのお話しが終わるのを待って伺うと、やはり施主さんでした!セーフ。時々「施主です。」って詐欺を働く私。今回はそんなことしなかった。で、お仕事はされているんだけど、夕方から夜中のお仕事なので、午後に起きてこいういことが好きだから自分でやっているとのこと。素人のするような事でないので本当に尊敬です。
 めずらしく家よりもこの施主さんの外構完成が楽しみです。