いわさきちひろさんが絵・文、武市八十雄・案の絵本(←案って何?)。

主人公は、ことりがほしい女の子。絵はかわいいんだけど、でもなんでことりがほしいかって、おかあさんはいそがしいし、ぬいぐるみのくまさんもしゃべってくれないし、飼ってた金魚もどこかに行っちゃったから、なんですね。真綿のような孤独のなかにいる、女の子。

で、この子がカッコイイのは、ことりがほしいからって、買いに行ったり、つかまえに行ったりしないのです。『ことりのくるひ』を待ってるんですね。なんかこう、自分のぶんの孤独は自分で引き受けるわよ、という気骨を感じます。そして自分の孤独を自分で引き受けてきた人って、静かな凄みがあって、なんとなくわかりますよね。たぶんそんな話ではないですね。

このことり、色からしてカワセミでしょうかね~。
 

●いわさきちひろさんの絵本(隠居の本棚より)


戦火のなかの子どもたち 


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