東村アキコさんの超大ヒットマンガ第2巻。


あのときあーだったら、こーしてれば、とタラレバ言って33歳独身になった三人娘。第一巻では倫子がメインだったのが、二巻では薫に小雪と、三人揃って恋の予感が!しかし!!元カレ、不倫、枕営業と、いずれ劣らぬ悲恋のにおいしかしない。


久々のセックスはすべて女子会で筒抜け、あげく相手の男に「すぐベラベラしゃべるな!だからお前たちはダメなんだ!」と言われ、またこれがアラサー終盤の女子の心にグッサグサ突き刺さる。


完全なる理想を求め続け、あいつよりマシこいつよりマシと周りを見下し続け、たまのセックスや傷つくに決まってる道行きに愛の幻想を投影する。


わかった、こいつら中身が中2のブスだ…。幸か不幸か見栄えがしちゃうもんだから、自分に対する見積もりが高くなっちゃったんですよ。そう、ブスの辞書に妥協の二文字はない。アラサーすぎてもいつか完全無欠の白馬の王子様がやってくることを、心のどこかでアホみたいに信じてるんである。


わーん、早く現実をみて、適度に幸せになってくれよー、私のなかの中2ブスのためにも!次、どうなるのか気になってしょーがない。

 

 

 

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●東京タラレバ娘の既刊


第一巻


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