レオ・レオニの絵本。谷川俊太郎さん訳。
この絵本、不穏で好きだな〜。
ねずみのシオドアは、逃げ足しか特技がないことをからかわれる。ある日、ふしぎなしゃべるきのこを発見し、「これは真理のきのこである」として、自分の都合の良いようにきのこの発言を通訳しはじめて…。
世の中の独裁者も、はじめはきっと小さくて個人的な復讐心からはじまったんじゃなかろうか、と思わずにいられない。
しかし信じるほうも信じるほうだなぁ。勝手にイメージを押し付けといて、あとから裏切られたといって怒るのって…。芦田愛菜ちゃんの、「信じるということ」についてのスピーチを思い出したりした。
鉱物のようなブルーのきのこが不穏さを増幅させる。
再読絵本、決定!
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