岩崎書店の恋の絵本シリーズ第一弾です。桜庭一樹さん作、嶽まいこさん絵。

あるよる、わたしはもうひとりの自分とすれちがう。もうひとりの自分は、恋をしていて、すきなひとをおいかけて走ってゆく。で、わたしも気になっておいかける。

で、この絵本には、肝心の「すきなひと」は登場しません。

恋するときの、自分が自分じゃない感じを、こんなふうに表せるとは!文章と絵の組み合わせがうまくいって、無限にひろがるみたい。絵本って、こうじゃないとね。



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