こんにちは。
2回目のおはなし会@zoom
ご近所さん(東京の端)から北陸や北海道に住む方が参加してくださいました。そんなこともオンラインならでは!数ヵ月前には考えられなかったことです
23日のこの日は国民投票法の改正に向けて動きがありそうなんていうニュースが聞こえてきたので、そこらへんにもいつもより切り込みつつ、いつも通り憲法の基本の考え方や、実は身近な憲法の条文、そして「緊急事態宣言」と「緊急事態条項」についておはなししましたよ
今回は緊急事態宣言と緊急事態条項にポイントを絞ってお話していますが、憲法のどのポイントをお伝えするにしても、日本国憲法の基本について押さえることは外せません。むしろそちらを知ってからでないと、憲法改正やニュースなどで見かける「憲法違反」の意味もわからないというのが私の経験から思うことです。
「私の権利」を知ってからこそ見えてくる景色があると思うのです。
良いことも悪いことも。
ではではいただいたご感想を抜粋しながらですが紹介します
今私たちは、自分のこととして、あらゆることに疑問を持ち、自分の意見を言えるような意識を持つ、そして目覚めなければいけない時ですね。
そのためには、我が身に何か災難が降りかかる前に、これまでの歴史や事実、真実を知ること。その努力をすること。
憲法の精神に、私たちが近づいていくこと。子どもたちや孫には、家庭で普通に話していけるような土壌を作ること。
些細なことからでいいと思う。できることからでいいと思う。でも続けていくこと。今日は改めてそう強く感じました。
我が家には、今日なみちゃんが紹介してくれた憲法絵本や、憲法に関する本が、たくさんあります。
実は私自身が、生存権を軸に、これまでの人生を立て直してきた経験があり、議員会館や、集会、小さな講演会などで、原発事故被害避難者としてその体験を訴え、話してきました。
その時に、力のある言葉の資料が必要でした。その一つがそれらの本でした。
マイノリティーの私たちにとって、暮らしを守る最後の砦は、憲法です。
もっとこの学びを、多くの方と広めたいと思っています。
資料に書かれていることはどれもしっかり聞きたいことばかりでしたが、すべてを聞き漏らさずにキャッチするのはなかなか難しく、、でも、間でちょいちょい言われた言葉がとても印象に残りました。
・[表現の自由]は、普段から小出しで言っておくと守られるんじゃないかな
・わからないことは わからないとと言っていい
・私たちは法治国家に生きているんだ、ってことを思い出そう
などなど。
そして、
「わたしは憲法をどう活かせてるかな?」ていう問い。よかったです。
わたし、「憲法をもっと身近に感じられるようになりたい」と思っていたけれど、
生活の中で意識する機会は多くないので、今一度、ゆっくり振り返って考えてみたいなと思いました。
大切な課題を、ありがとうございます^ ^
最後の、なみさんの思いもとってもよかったです。
一人一人の幸せを大切にできるように。。。
本当に。わたしもそんな社会に生きたいなぁ。
それが、憲法の核心なんだよな、て、改めて思い出させてくれるエンディングでした。
知らなかったことがいろいろありました。たとえば、公務員の不法行為により損害を受けたときは賠償を受けられると、確かに書いてある!チコちゃんではありませんが、ぼーっと読んでいたのではちっとも頭に入っていなかった。
また、在日韓国・朝鮮人の身分の経緯について自分は何も知らなかったことに気づかされました。「日本国民」の人権については、外国人労働者などが置かれた状況は実は憲法違反ではないわけ?と驚いた次第です。たしかに、改憲というならこういう点を改めるべきですね。
自分とは違う境遇の方たちのご意見を聞けたのはZoomならではでした。
かなり自由な立場にいる自分は、「当事者でもないのに」という気後れは捨てて、声をあげられないひとの分も声をあげるべきだと改めて思いました。
ありがとうございました
参加者のみなさんとお話をしたり、いただいた感想から考えたり学んだりすることがとても多いです。
最後のご感想に出てきた「日本国民の人権」という点については
『国籍の?(ハテナ)がわかる本 日本人ってだれのこと? 外国人ってだれのこと?』 (著/木下 理仁、発行/太郎次郎社エディタス)がお勧めです。
「日本国民」の人権はわかった、じゃあ「日本国民」以外の人権はどうなってるの? そんな疑問に答えてくれますよ。
そんな疑問から開催した憲法サロンについてはこちらをご覧くださいね!
私たちだけが幸せだったらいいのかな?『日本国憲法と「外国人」』