こんにちは。
みんなの憲法をみんなのところへ
高尾でのおはなし会に参加してくれた友人が、後日おはなし会のご感想をアップしてくれました。
ぜひお読みください!
…長くなってしまったんで、自分のための覚え書きです。
昨日はくぼいなみさんの「憲法のおはなし」に初めて(念願の!)参加した。
これまで参加者のシェアで目にしていたかわいらしいタッチのイラストから想像していたイメージとは違って、やっぱりなかなか噛みごたえのある塊だった!憲法くん。
→最近怠けていた左脳の分野。文語的でイメージのわきづらい、それゆえいかようにも解釈ができちゃいそうな言葉、コトバ、ことば(@_@;)
私の脳みそはプシュープシューと音を立てていた。(本来は、こーゆーのを考えるのは好きなんだ。)
ひとつの条文だけでも何日も勉強会ができちゃうっていうのもうなずけるほど、短い言葉にたくさんの想定される事態や情勢や勢力争いや歴史などが広がっていて、すべてを知ることなんてできないと思わされる。
言葉が堅くて難しいし、学校ではちょろっと(三原則の丸暗記くらい)しか出てこないしで馴染みの薄い憲法だけど、ほんとは社会に属して生きている以上、私たちが「自分らしく幸せを追求して生きていく」ことを保障し、国家権力から守ってくれるものなので、その一番大切なところ(憲法の存在意義)をザクッとだけでも、みんなが知っておいたほうがいい。覚えておいたほうがいい。
そう、憲法は
「1人ひとりの自由や権利を守るために権力を縛るもの」
(それを「立憲主義」って言う。)
イラスト・ナガタヨシコ
とりあえず、これだけは覚えておくといいね。
憲法を守らなければいけないのは「私たち国民」ではなくって、「国家」(つまりは政治家や公務員)のほう。
私たち日本人は、あまりにも子どもの時に「民主主義」について教わらないから、社会と自分との関わりについてぼんやりとした感覚しか持っていないし、立憲主義による民主主義を肌で理解できていない人がほとんどなんじゃないかと思う。
なみさんのおはなし会では、現行憲法の最も大切な部分をさら~っとおさえていってから、最後に改憲案と国民投票についても説明してくれた。
よかったのは、いくら枝葉が難しくても、「立憲主義とは何か」という憲法の根幹部分、存在意義のところを初めにしっかりおさえてくれたので、改憲案に移ったときに2012年案の大きく書き換えられた前文を読んだときに違和感を持つことができたこと。
現行憲法の前文主権が国民にあることや、国民と政府の関係を明記し、平和主義を謳っている。
(憲法前文より抜粋)
改憲案の前文(2012年案)わが国がどのように発展してきたとか、日本国民が「国と郷土に誇りと気概を持って」「和を尊び、家族や社会全体が互いに助け合って国家を形成する」など、国民に価値観や生き方を押し付けている。
(これは2012年に自民党が発表した改憲案です。
今回の争点にこの条文は入っていないけれど、
自民党がどんな憲法改正をしたいのかが
見えてくるかなぁと思います。)
改憲案の前文は、一見すると文章が断然分かりやすくて、特別変なことが書かれていなそうに見えるんだけどね。憲法の存在意義を骨抜きにする大きな変換だってことが、くっきり見てとれた。
(こんな大胆な案を出すなんて、国民をバカにしているぞ!知らないと思って!知らなかったんだけどね…)
ありがとうございました
さてさて、もうすぐ7月!!
参院選も始まりますね!