こんばんは。
日差しは相変わらず強烈ですが
風が吹くとおや?やはり秋が近い?と
思えるようになって来ました。
でも暑いです。
ボーエン病の手術から1ヶ月。
前回からの続きです。
町医者からのいきなりの癌告知を受けて
偶然、出産時に命を救って貰った
大学病院の皮膚科を紹介され
20年前に救急車で運ばれた病院の門を
くぐりました。
建て直しされた病院は
明るく、綺麗ですれ違う先生方が若い!
ツーブロックのヘアスタイルや
ツンツンヘアのメンズで
マスクしてるからかみんなイケメン風。
受付も看護師さんも親切。
それでも皮膚を切って生検を受ける訳だから
ドキドキしました。
番号で呼ばれて横開きのドアを開け
フルネームで名前を伝えます。
初対面の先生はやはり若い。
30代半ばかな?
やはりヘアスタイルは2ブロック。(笑)
も少し、髪は薄くてもいいから
熟練した50代くらいの先生が
よかったな。が正直な感想。
「〇〇先生からの紹介ですね。」
「はい、すでに癌と言われてしまって。」
「そりゃあ、びっくりするよな~
どれ?見せて。」
なんか、その先生の言葉で急に涙腺が
じわっと。
黙ってティッシュを差し出してくれて
足の湿疹に拡大鏡みたいな物をくっつけて
覗きこむ。
「ふんふん、これはね。僕の見立てでは
ボーエン病。
癌でもめっちゃ、ヘボい奴。」
「ヘボいんですか。」
「うん。こんなヘボいの
癌じゃないから。大丈夫。」
診察室でヘボいヘボいが
連発され
なぜかこの若き先生がとても
頼もしく思えました。
「すぐ生検してあげたいけど次の予約が
入ってるから別の先生にたのむ?」
別の日でもよければ僕がやるけど。」
「はい、絶対、先生で
お願いします。❗️」
と初日は帰って来ました。
先生の大丈夫の言い方が本当に患者を
安心させる 大丈夫だったから。
私はこの先生の大丈夫のお陰で本当に
救われました。
転移等の心配は?と質問する私に
大丈夫。
どぉわいじょおぅぶ~と
頭を横に振って
否定してくれるんです。(笑)
正直、生検してないし完全に否定って
出来ないんじゃないの?と思いましたが
この先生の言うこと聞いてた方が
元気でいられるので
大丈夫に乗っかりました。(笑)
そして後日、生検して
結果を10日後くらいに聞きに行き、
病理の結果
ボーエン病と診断されました。
「治療は基本手術、
切除して縫合なら2泊3日。
植皮するなら傷は綺麗だけど2週間の
入院。手術します?」
「え、しなくても大丈夫なんですか。」
「ま、したくないなら別にかまわないけど、
そんなのくっ付けてても
いいもんじゃないし、
僕の家族なら取っちゃえって言うね。」
その言葉で手術を決めました。
なんか、終始フレンドリーな息子と言うより
甥っ子みたいな先生に救われました。
「じゃ、手術で。
僕の一番信頼している師匠と
やるから安心して任せて。1ヶ月先に
手術室予約しとくからね~」
そう、この
師匠という先生が
またまた素敵な先生だったの
です。
つづく
暑いけど夏も終わりですね。