若き主治医 | お花が笑った*STORY

お花が笑った*STORY

過ぎ行く時を楽しむ家族の備忘録です。

自営業32年めの私。
大学3年生の長女。
葉巻のアンバサダーで
役者の主人との三人家族です。

こんばんは。


日差しは相変わらず強烈ですが

風が吹くとおや?やはり秋が近い?と

思えるようになって来ました。


でも暑いです。


ボーエン病の手術から1ヶ月。


前回からの続きです。


町医者からのいきなりの癌告知を受けて

偶然、出産時に命を救って貰った

大学病院の皮膚科を紹介され

20年前に救急車で運ばれた病院の門を

くぐりました。


建て直しされた病院は

明るく、綺麗ですれ違う先生方が若い!


ツーブロックのヘアスタイルや

ツンツンヘアのメンズで

マスクしてるからかみんなイケメン風。


受付も看護師さんも親切。

それでも皮膚を切って生検を受ける訳だから

ドキドキしました。


番号で呼ばれて横開きのドアを開け

フルネームで名前を伝えます。


初対面の先生はやはり若い。

30代半ばかな?


やはりヘアスタイルは2ブロック。(笑)

も少し、髪は薄くてもいいから

熟練した50代くらいの先生が

よかったな。が正直な感想。


「〇〇先生からの紹介ですね。」


「はい、すでに癌と言われてしまって。」


「そりゃあ、びっくりするよな~

どれ?見せて。」


なんか、その先生の言葉で急に涙腺が

じわっと。


黙ってティッシュを差し出してくれて

足の湿疹に拡大鏡みたいな物をくっつけて

覗きこむ。


「ふんふん、これはね。僕の見立てでは

ボーエン病。

癌でもめっちゃ、ヘボい奴。」


「ヘボいんですか。」


「うん。こんなヘボいの

癌じゃないから。大丈夫。」


診察室でヘボいヘボいが

連発され

なぜかこの若き先生がとても

頼もしく思えました。


「すぐ生検してあげたいけど次の予約が

入ってるから別の先生にたのむ?」

別の日でもよければ僕がやるけど。」


「はい、絶対、先生で

お願いします。❗️

と初日は帰って来ました。


先生の大丈夫の言い方が本当に患者を

安心させる 大丈夫だったから。


私はこの先生の大丈夫のお陰で本当に

救われました。


転移等の心配は?と質問する私に


大丈夫。

どぉわいじょおぅぶ~と

頭を横に振って

否定してくれるんです。(笑)


正直、生検してないし完全に否定って

出来ないんじゃないの?と思いましたが

この先生の言うこと聞いてた方が

元気でいられるので


大丈夫に乗っかりました。(笑)


そして後日、生検して

結果を10日後くらいに聞きに行き、


病理の結果

ボーエン病と診断されました。


「治療は基本手術、

切除して縫合なら2泊3日。

植皮するなら傷は綺麗だけど2週間の

入院。手術します?」


「え、しなくても大丈夫なんですか。」


「ま、したくないなら別にかまわないけど、

そんなのくっ付けてても

いいもんじゃないし、

僕の家族なら取っちゃえって言うね。」


その言葉で手術を決めました。


なんか、終始フレンドリーな息子と言うより

甥っ子みたいな先生に救われました。


「じゃ、手術で。

僕の一番信頼している師匠と

やるから安心して任せて。1ヶ月先に

手術室予約しとくからね~パー


そう、この

師匠という先生が

またまた素敵な先生だったの

です。

つづく


暑いけど夏も終わりですね。

先日義母の老人ホームの
夏祭りに行って来ました。
久しぶりに面会出来て
義母も娘さんも楽しそうでした。



可愛らしい飾り付けに
感動しました。
職員の女性は皆さん、浴衣姿。
施設の方々の一生懸命さが
伝わる会でした。
感謝です。
mama赤薔薇