ボーエン病 | お花が笑った*STORY

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過ぎ行く時を楽しむ家族の備忘録です。

自営業32年めの私。
大学3年生の長女。
葉巻のアンバサダーで
役者の主人との三人家族です。

こんにちは。


入院、手術から三週間が経ちました。

皮膚は目に入るところだから、

人間の回復力に唯々、驚きます。


皮膚を縫い合わせて消毒だけ。

痛みもほとんどなくロキソニンは

術後、言われて1錠飲んだだけ。


抗生剤は5日分。


人間の身体ってこうやって

修復されて行くんですね。


なんだか感動。


少し、体調悪くても

自分の力で治せるんだっていう

自信にもなります。


今は、抜糸したあと傷跡を綺麗にするため

3ヶ月程、保護テープを貼るんです。


濡れても貼りっぱなし。

3日くらいで張り替えています。


3M マイクロポア スキントーン サージカルテープ 不織布 ベージュ 25mm幅x9.1m 1巻入り 1533EP-1


傷跡の上に直接貼るんですよ。

20年前の帝王切開の時に

こんなの貼りませんでした。


色々、治療も進化してるんですね。


さて、入院、手術という貴重な

体験をしたので忘れないうちに

今回の病気の事を記しておこうと思います。


私が診断されたのは


ボーエン病です。


 ボーエン病

ボーエン病と言うのは皮膚(または粘膜)の表皮内部に生じる癌の一つで、表皮内に病変が留まっているものを表皮内癌と言います。 いわゆる早期癌です。



足の右膝の内側にピンクのカサカサした

湿疹が長いことありました。


15年前に気づいた時は、

直径8㍉位のもの。痛くも痒くもなく。

そんなに大きさも変化なく。

色素のないピンクのハタケ?

くらいに思っていました。


娘さんが小学生の頃からそこにあった

湿疹は、ぜんぜん気にならなかったのです。


ジュクジュクしてたり痒かったり

色がグロかったら皮膚科を受診したと

思うけれどネットに出てくる

写真より、うんと薄いピンクだったんです。


今年の2月に顔のアレルギー症状のついでに

ちょっと診て頂いた町の皮膚科の先生が


悪いものには見えないけど

心配を排除するために組織診を

してみたらとおっしゃったので


悪いものに見えないなら、

急がなくていいかな?

15年も放置してなんとも

ないんだから。


母が脳梗塞で倒れたのもあり

検査を先延ばしにしていました。


先延ばしにしてしまったので

元の皮膚科に行きづらくなり

口コミの良さそうな別の皮膚科に

パパさんに車で連れていって

貰いました。



なんとそこは、普通の住宅街の中で

昭和の医院を思い出させる古い一軒家の

ような病院でした。


なんだか、昔の治療とかされそうで

やめとこうと通り過ぎて


スーパーに買い物に

行きましたが、なぜだか後ろ髪引かれて

戻ったのです。


昭和の自宅兼病院の小さなドアを

開けたら、まあ!待合室いっぱいの

患者さん。びっくりびっくり


駅から15分も歩く

住宅街の古い病院にどこから患者さんが

集まって来たの?

というような光景でした。


私が後ろ髪引かれたもう一つの理由。


この病院からさらに15分。

一直線に歩くと


しょっちゅうお参りに行く

父のお墓とお寺があるのです。(笑)


なぜか

「ここで診て貰い~。」と

父に言われたような

気がして。


昇天昇天昇天


長い時間待って、やっと名前を呼ばれ

診察室のドアを開けると


昭和の女優さんが70代になったような

雰囲気の女医さんか

にっこりお迎えくださいました。


足の湿疹を診て頂くと

先生「これは、貨幣状湿疹かしらね。

いつから?」


私「15年から17年位前かと。」


その瞬間、先生の顔が曇りました。


「う~ん、悪いものかも知れないから

この薬を一週間塗って、必ず一週間後に

来て下さい。必ずですよ。」と

ちょっと恐い顔でおっしゃいました。


「悪いものって皮膚がんとか?」


「とにかく、一週間後必ず見せて。」

また、恐い顔。


あららの急展開。

でもまだ、決まったわけではないので

軟膏を一週間塗りました。


この間、娘さんと大阪に

Snow Manのドームツアーに行ったり

忙しくあまり、気にしないで過ごしました。


で、一週間後。

何の変化もない、湿疹を見せに

女医さんのところに。


湿疹をみた先生第一声、


「ああ、皮膚がんね~

全摘ね、全摘。

よかったわね~

皮のある場所で。」


びっくりびっくりびっくりびっくりびっくり!?


あっけなく癌告知。ガーンガーンガーン


「紹介状書きますね。

ここから近くていい先生がいらっしゃるので


〇〇大学病院はどう?


大学病院名を聞いたとたんに

ああ、守られている。と

感じました。



私が20年前に娘さんを産むときに
救急車で搬送された病院でした。

そして今でもボランティアに通って
いる病院。

あ、ここなら間違いない!

何の不安もなく紹介状を書いて頂きました。

細胞も採らないのに癌告知って。(笑)

テレビと違う。と思いながら。

つづく

まだまだ暑い日が続いております。
皆様、お身体を大切に
お過ごしください。
mamaにっこり