3月27日の将棋対局結果(2024.3.28) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆3月27日の将棋対局結果

 

(1)第37期竜王戦5組昇級者決定戦Aブロック1回戦

①●南芳一九段vs〇千葉幸生七段(先)

 ※勝った千葉七段は2回戦で藤森哲也五段と対戦、敗れた南九段は残留者決定戦に回ります。

 

(2)第37期竜王戦6組ランキング戦4回戦

②●佐藤秀司八段vs〇井出隼平五段(先)

 ※井出隼平五段(32歳)は2016年4月24歳でプロ入りしましたが地味な存在で勝率6割台に乗せたのは2019年度のみでしたが今年度は2019年度を上回る25勝12敗、勝率.676と好調でレートも78点増でランクも60位まで上昇。

 ※千日手指し直しの末、先手番に回った井出五段が勝って5回戦進出。安用寺孝功七段と対戦、敗れた佐藤秀司八段は昇級者決定戦回戦に回ります。

 

(3)第72期王座戦二次予選

・8組決勝

③〇佐藤康光九段(先)vs●佐藤天彦九段

 ※対戦成績は佐藤天彦九段が5勝4敗から4連勝して9勝4敗と突き放しに掛かっている状況。

 ※佐藤康光九段が天彦九段戦の連敗を4で止めて挑戦者決定トーナメント進出。

 

・10組決勝

④〇広瀬章人九段vs●本田奎六段(先)

 ※本田奎六段(26歳)は2018年10月21歳でプロ入り。初年度の2019年度には棋王戦の挑戦権を獲得する快挙で注目されました。その後、勝率6割を切ったのは2020年度の.596だけで6割台から7割台後半の勝率を挙げていますが最近はあまり目立たない存在になって今年度は23勝15敗、勝率.605とマズマズですがレートは39点減。これはレート下位の棋士戦の敗けが多いことを示して安定を掻く状態。広瀬九段(37歳)も調子が良いとは言えず10期連続で在籍したA級から初の陥落。対戦成績は2勝1敗で本田六段が1つ勝ち越しています。

 ※勝った広瀬九段は挑戦者決定トーナメント進出。

 

・11組決勝

⑤〇糸谷哲朗八段(先)vs●沢田真吾七段

 ※糸谷哲朗八段(35歳)は昨年度6期連測で在籍したA級から陥落。1期でA級に復帰すると思われましたが復帰ならず。沢田真吾七段(32歳)はA級八段を目前にして停滞気味ですがB級1組の順位は上位を保持して3期目で昇級、昇段成るか?対戦成績は4勝3敗で澤田七段が1つリード。

 ※勝った糸谷八段は挑戦者決定トーナメント進出。

 

(4)第50期棋王戦予選8組3回戦

⑥●徳田拳士四段vs〇齋藤裕也四段(先)

 ※2年目でスランプ気味の徳田四段。齋藤祐也四段はデビュー初年度順調な滑り出しを見せましたが9月に入って6連敗で失速。20勝15敗、勝率.571はマズマズの成績でしょう。

 ※勝った齋藤裕也四段は準決勝進出で畠山鎮八段vs藤本渚五段戦の勝者と対戦します。

 

(5)第55期新人王戦2回戦

⑦〇上野裕寿四段(先)vs●山川泰煕四段

 ※上野裕寿四段(20歳)は2023年10月1日付のプロ入りでしたが直後の10月2日に第54期新人王戦決勝三番勝負を迎え、弟弟子の藤本渚五段(当時四段)と対戦し10月31日の第3局に勝って2勝1敗で優勝。デビュー後1カ月での棋戦優勝は史上最短記録。藤本渚五段はこの2敗が大きく響いて歴代最高勝率の57年ぶりの更新を逃がすこととなりました。

 ※勝った上野四段は3回戦で岡部怜央四段と対戦します。

 

◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)