B級1組13回戦他・3月7日の将棋対局は13局(2024.3.7) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆B級1組13回戦他

・3月7日の将棋対局は13局

 

(1)第37期竜王戦6組ランキング戦4回戦

①上村亘五段vs小山怜央四段

 ※プロ編入試験合格の小山怜央四段は苦戦が続いていましたが今年度好調でレート151点上位の石田直裕五段に勝って3連勝。10勝8敗と貯金を殖やす気配。まだ20勝10敗の昇級ラインには遠いですが頑張って欲しいものです。勝者は5回戦で黒田堯之五段vs藤本渚四段戦の勝者と対戦します。

 

(2)第82期順位戦B級1組13回戦

 ※来期のB級1組は広瀬章人八段と斎藤慎太郎八段という直ぐにA級に戻りそうな強豪が落ちて来るので今期昇級を争っている増田康宏七段と大橋貴洸七段は今期で上がっておかないと次の昇級のチャンスはいつ来るか分かりません。増田康宏七段は屋敷九段に勝てば昇級ですがプレッシャーがあってか調子が今一つ。ただ、屋敷九段に敗れても大橋貴洸七段が千田翔太七段に敗れると昇級が決まるので確率的にはかなり有利な立場に居ます。大橋貴洸七段も本調子ではないようですが目下4連勝中と上昇気配。千田七段に勝って増田康七段が敗れると昇級となります。

 ※降級争いは木村一基九段と横山泰明七段の降級が決まってあと1名。目下5勝6敗の屋敷伸之九段(10位)、山崎隆之八段(7位)、三浦弘行九段(5位)、佐藤康光九段(2位)の4名の争いになりました。いずれも強敵相手で敗れると屋敷九段は即降級、屋敷九段が増田康宏七段に勝つと佐藤康光九段まで危なくなるという熾烈な争いです。

②佐藤康光九段(2位・5勝6敗)vs糸谷哲朗八段(1位・6勝5敗)

③山崎隆之八段(7位・5勝6敗)vs近藤誠也七段(3位・6勝5敗)

 ※近藤誠也七段はスランプ状態と思われますが順位戦は気が付いてみれば勝ち越しに転じていて実力的にはA級八段の域に近付いていることを感じさせます。惜しむらくは今一つ切れ味と迫力に欠ける印象があり今後の課題かと思います。

④羽生善治九段(6位・6勝5敗)vs三浦弘行九段(5位・5勝6敗)

⑤大橋貴洸七段(11位・7勝4敗)vs千田翔太八段(8位・8勝3敗⇒昇級)

⑥木村一基九段(12位・2勝9敗⇒降級)vs横山泰明七段(9位・2勝9敗⇒降級)

⑦屋敷伸之九段(10位・5勝6敗)vs増田康宏七段(13位・8勝3敗)

 ※増田康宏七段にとっては生涯の大勝負になりましょう。屋敷九段としても敗れると第66期以来17期ぶりのB級2組へ逆戻りとなるので敗けられません。飛躍と生き残りの死闘となりましょう。

 

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