【ブログ】じゃあ誰が杉元だったらいいかって話【ゴールデンカムイ】 | ひとりでできるもん50

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先日、ゴールデンカムイの映画を観てきました。

 

実写化はだいぶ不安だったんですが、ふたを開けてみたら大絶賛の嵐。

人が褒めてるとすぐに見たくなるミーハーな私。

ネタバレありで感想を書いていきたいと思います。

 

 

 

 TODAY'S
 
映画として面白かった

 

結果として「実写版ゴールデンカムイは、1本の映画として面白かった」です。

 

そもそもゴールデンカムイってめちゃめちゃ面白いですもんね。

後半に行くと、野田先生の筆が乗って、だいぶギリギリのネタに振り切れて(だがそれがいい)、ネタで語られることも多いんですが、大元のストーリーが、本当に良くできているんですよ。

 

人間の狂気や戦争の戦争の悲劇、北海道の広大な自然が余すところなく描かれ、さらに知ることのなかったアイヌ文化に触れ、知的好奇心も刺激してくれる。

それでいて底辺に流れているのは、黄金をめぐる痛快な冒険活劇!

 

登場人物は全てが魅力的。しかしながら、敵と味方が入れ替わり、裏切りと疑心暗鬼が、物語に緊張感をあたえています。

 

時にラッコ鍋や姉畑、少女団で踊る源次郎ちゃんなどのキレッキレのネタをはさみつつ、ラストまでだれることなく見事に完結されていました。

 

本当に神がかってる。

 

映画では、本当にさわりのストーリーまで描かれ「さあ、これからだ」という余韻をにおわせて終了。

丁寧に原作をまとめられていて、十分に面白く仕上がっていました。

特にアイヌの描写は、漫画とは違うリアリティで見ることができ、映画ならではの良さが特に出ていたと思います。

 

でもやはり、原作ありきの作品なら、どうしたって

「自分が考えてたイメージと違う」って問題は避けられません。

それは演者だって覚悟して、役に向かい合っているはず。

 

キャストについてはキービジュアルを見た時から、すごく良くできてる!ってずっと思ってました。

特に、私が一番好きなキャラクターの、土方演じる舘ひろしのたたずまいが、ホントに土方そのもので、動いているところが早く見たかったんですよ。

 

実際に映画を見たら、土方以外のキャラクターも「あっ、この人ってこういう感じだったんだ」ってすごくふに落ちて、とっても良く解釈されていたな、って思いました。

 

絶賛されている玉木中尉(鶴見中尉)は、狂気とカリスマが混在する、これ以上ないっていうキャスティングで素晴らしかった。

あと、個人的に良かったのは源次郎ちゃん。

厳しさと不器用さ、優しさと怖さを内包する、源次郎ちゃんそのものでした。

あと、白石も、憎めないコメディーリリーフで芸達者。これ以上ないっていうくらいのはまり役だと思います。

 

難しい役どころだと思ってたアシリパさんも違和感なし。

動くことでさらに魅力が増してとても良かったです。

 

で、タイトルにも書いた杉元です。

言っておきたいのは、山崎賢人はとても良く演じていたと思います。

私がゴールデンカムイの原作を読まず、この映画を映画として鑑賞していたら、これ以上ない主人公として受け入れてると思うんです。

 

ただ、最初に言った通り「原作がある以上、みんなの心の中にキャラクター像が創り上げられてしまっている」んです。

私の中では、山崎賢人は、杉元にしては線が細すぎるんです。

筋肉は鍛え上げられていましたが、杉元の筋肉は「磨き上げられた美しい筋肉」ではなく「労働でついてしまった働く筋肉」で、もっと色々と太いんです。

 

アクションも素晴らしかったけど、杉元のアクションはスタイリッシュなものじゃなく、もっとこう、泥臭いイメージなんですよね…私の中で。

 

これはあくまで、私のなかでの勝手な杉元像なので、役者や監督には何の責任もありません。

 

そこで、映画を鑑賞してから「じゃあ、自分の中での杉元像って誰が近いのかなあ」ってずっと考えてました。

 

で、今、自分の中で一番近い杉元像は

 

狂犬・加藤浩次でした。(笑)

 

もちろん、映画のキャストとしては現実的では全然ないんで、あくまで自分のイメージです。

でもなあ、自分がプロデューサーだったら、誰を杉元にキャスティングしたのかなあ。

誰をキャスティングしても賛否両論でそうで、実写映画って難しいですよね。

そんなプレッシャーの中で、山崎賢人は主人公としてとても良い仕事をしていたと思います。

続編あると聞いてるので、シリーズ化を楽しみにしています。(キングダム大丈夫なのかな…)

 

 

話は変わりますが「夏目アラタの結婚」て漫画が凄く好きなんですが、その主人公の夏目アラタも、私の中では加藤浩次で変換されています。