前の記事のつづき
わたしは昔から
人の集団ってものが苦手。
ぶっちゃけ、警戒しています。
子供の頃に転校が多くて
(一年ごとに学校が変わるくらいの勢い)
いつも新参者、よそもの、だった。
「転校生のくせに生意気」って言われたり
よくわからないけど相手が怒ってて
「○○ちゃんに謝りなよ！」って言われたり
リーダー格の子に嫌われてクラス中に無視されたりとか
そんなことが多くて
クラスに馴染めたためしがなくて
わたしってどこに行っても嫌われるんだな
いない方がいいって思われるんだな
わたしの味方はいないんだな
って思っていた。
転校先で嫌われるって、けっこう
怖いことなんだよ。
不案内な場所で周りの人に助けてもらえないと
ものすごく困るんだ。
安全が脅かされるの。
「安全な居場所」ってものに
とっても憧れた。
だから、自分がどうしたいか考えるより
場の空気を読んだり
相手の気持ちをくんだりして
「嫌われないこと」を大事に
するようになった。
でも本当は、嫌われるどころか
「特別に愛されていた」の。
転校生ってよくも悪くも注目される。
注目って関心を持たれるってこと。
30人とか40人とかいるクラスで
わたしは相手の顔も名前も
覚えられずにいても
何か困っていることはないかなと
心配してくれていたり
お友達になれるかな、どんな子なんだろう
って観察してくれていたり
わたしが見ていない相手にまで
たくさんの関心をもらってた。
関心を持つことって「与える」行為。
わたしは、何もせずただ居るだけで
いつも特別にたくさん与えられていたんだ。
でもわたし、それをちっとも
受け取らなかった。
お母さんに怒っていたから。
お母さんは弟のことばっかり！
わたしには何もくれない！
ってすごく怒ってて
「わたしはもらえない人」って
拗ねちゃってたから。
だから周りの人のことも
「くれない人」にしちゃって
与えてくれるものに無関心だった。
子供の頃に人を怒らせたのは
「あげたい」をはねつけたからだと思う。
怒りの底には、受け取ってもらえない
悲しみがあったんだと思う。
わたし、本当に
受け取りベタだったなぁと思う。
お母さんへの当てつけもあって
「もらえない人」をやりたかったんだけど
そのせいでたくさんの人を
傷つけてきた。
嫌われないようにしなきゃ、と
思っていた時は
与える人にならなければと思ってた。
でもそれは逆だったよ。
そんな努力する必要なかった。
わたしがしなきゃいけなかったのは
受け取ること。
どれほど受け取れてないか、
気がつかなきゃいけなかったんだ。
与えられていたものを素直に
「ありがとう」って受け取れていたら
相手のことも自分のことも、
どれだけ幸せにできていただろうと思う。
今までもらってないフリしてて
ごめんね。
マスター2日目で
いつ拗ねを終わらせるか、宣言したんだって。
(遅刻したので居なかった)
わたしの拗ねは
「わたしはもらえない人」だなぁ。
この拗ねを終わらせて
与えられているものを
見逃さないようになりたい。
堂々と特別扱いを
受け取れる人になりたい。
しっかり受け取って、
自分のことも周りの人のことも
幸せにする人になりたい。
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