今、世界一周１１ヶ月なんですが
ブログにアップしてなかった
世界一周７ヶ月の時の日記があったので
アップーっっ
旅をしていると
考え方はどんどん変わるから
ちょっと前の自分の考えを知れるのって
個人的にも面白い
さてさてここからでーす♩
今世界一周も丸７ヶ月。
アジア・中東・アフリカ・ヨーロッパと旅してきて
「日本」「日本人」への様々な反応を目にします
そこで気になっていることが１つ。
みなさん
「カナダといえばオーロラ！」
「ドイツといえばビール！」
みたいな感じで
外国人が「日本といえば！」の後に続ける言葉って
どんなものがあると思いますか？
私は
・日本人は勤勉でよく働く
・日本人は親切、優しい
・日本は綺麗
・日本はサービスがいい
って思ってもらっているのかな？という
イメージがありました
旅中にあった世界中の人たちと話していて
日本に来たことがない人は
「いつか日本に行ってみたいと思っているんだ」
「だって日本は
とても綺麗で
人々も親切なんだろう！？？」
もう期待通りの
「日本のイメージ」が返ってきます
しかし
「実際に日本に来たことある人」の反応は
違うのです
「おー！日本人～！
俺も数年前に日本行ったことあるよー！
日本は本当に綺麗な国だよなあ！
食べ物も美味しいし～
」
・・・終了っっっ！
実は
実際に日本に来たことがある外国人で
「日本人は親切」という言葉を口にする人って
本当にびっくりするくらい少ないんです・・・
というか
まだ会ってないかな？
滝川クリステルさんが
「お・も・て・な・し」を発動させた瞬間
２０２０年・東京五輪のベースが決まりました。
日本国民全員で
「世界中の人をおもてなししよう」という
使命感のようなものが生まれました
んが。
「日本人って本当に
外国人が「おもてなししてもらったな」って感じられる
「お・も・て・な・し」できるのかな・・・」
７ヶ月旅してちょっと心配になってきました。
日本に来たことのある外国人が
日本人の国民性として１番に口にするのは
「もっと日本人と仲良くなりたかったけど
日本人はシャイだから
全然人と話しが出来なかった」
１番「あ～」と思ったのは
３ヶ月かけて自転車で日本一周した
イスラエル人の男性の話し。
彼とは
イスラエルのイルサレム、という場所にある宿で出会って
出会ったその日に
「僕の家に泊まりにきたらいいよ」と言ってくれ
お言葉に甘えて本当に３泊くらいさせていただいた仲。
（しかし実際は
彼の家、ではなくて
彼が居候している彼の友達の家、だったという曰くつき笑）
彼が言ってた
「雨の日に道端にテント張って寝てた。
誰も「家においでよ」って言ってくれなかった」
「何人か家に泊まらせてくれた人いたけど
誰も１泊しかさせてくれなかった」
「みんな僕と目をそらすから
全然友達が出来なかった」
日本人として・・・
日本人の気持ちも分かるわああああああ
私たちが外国の人と接するときに
心に留めておいたらいいかな、って思うことは
日本人って
「お天道様は見ている」的な発想が強い、
ってことだと思う
・こっそり玄関の靴を揃えたり
・１人黙々とトイレ掃除したり
・こっそり募金箱に寄付したり
・トイレットペーパー三角折りにしたり
などなどなど
「相手が負担にならないよう、
相手には分からないよう、
こっそり行う善意」が多いし
どちらかというとそれが美徳とされている気がしないでもない。
だけど
残念ながら
それは外国人にあまり伝わっていないと思う
・外国人の人に涼んでもらおうって
道に掛け水するよりも
「お茶飲む？」って声掛けるほうが喜ばれるし
・「これは誰かへのプレゼントかしら」って心の中で気を利かせて
「渡すとき用」の綺麗な紙袋入れられるよりも
「こんにちは！どこから来たの？」って目を見て会話する方が喜ばれる
・道の両脇に花を咲かせるよりも
「こんにちは＾＾」って
地元の人から挨拶された方が思い出になる
・「いつでも休めるように」って部屋に布団敷いてあげるよりも
「今夜はどっか遊びにいくの？」って一声かけた方が
「あらフレンドリーね」って思われる（と思う）
もちろん
「財布落としたけど中身そのまま返ってきたー！」なんていう
有事の際に発動される「日本人がもつ優しさ」は本物で
それに触れた外国人は超感動するんだけど
有事に出くわす外国人ばかりではないからね
さりげなさ、って
多分日本人同士だから伝わるもので
本当、外国人にはそれが
善意とか優しさだって伝わってないんじゃないかな？
少なくとも外国人に対しては
目に見える形で善意を渡して
人との交流があった方が
絶対に喜ばれるって確信してる。
もちろん
私が出会う外国人って
バックパッカーに近い人たちだから
日本の超高級旅館に泊まって
最高級のおもてなしを受けている人たちは
どういった感想を持っているのかは分かんない
だけどこれから
「バックパッカー的な旅人」が
日本に増えてくるのは確実だろうし
そういった旅人が大切にする思い出って
「地元の人々との交流」の場合が多い
どんなに国がお金と労力を出して頑張ったって
私たち国民１人１人が
「外国人が受け取りやすいおもてなし」をしないと
日本の印象ってどんどん
私たちが望んでいたものとは別のものになっていく気がする
だからって
「じゃあ今日から英語勉強しろ！」
「折り鶴をいつも持ち歩け！」なんて言うつもりはなくて
地図みて立ち止まっている外国人いたら
「どうしたの？」って声掛ける、とか
（もうこれは日本語でも大丈夫！
地図指差したり
行きたい場所の写真見せてもらったりすれば
どこに行きたいのか分かるからー！）
道を歩いている外国人がいたら
「ジロジロみたら申し訳ない」って目を反らすんじゃなくて
「にこっ」ってするとか
「こんにちは」っていうとか
例えばコンビニとかスーパーで働いている留学生とかに
「こんにちは＾＾」って言うこととか
顔なじみになったら「どこから来たの？」とか
そういう会話をするところから始まると思うし
そういうさりげない「人との交流の積み重ね」が
帰国するときに
「日本って本当にいい国だったな～」っていう
感想に繋がっていくと思う
という
７ヶ月
２０カ国で「外国人」として生活し
コッテコテ、
目の前にドン！と置かれる「優しさ」に
日々感激している小倉恵美の独り言でした！
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