２０００年以上も前に作られた
砂岩をくり抜いて作られた遺跡群
「ペトラ遺跡」に行ってきました
ペトラ遺跡は
２０００年以上前から
遊牧民によって栄えた中継都市で
ヨルダンで初めて世界遺産に登録された場所だそうです
アンマンからペトラ遺跡まで
朝６時半？（１番最初）の便に乗り
夕方４時半だったかな？にペトラ遺跡集合するバスに乗れば
ちょっと駆け足ですが日帰りできます！
私たちは日帰りで楽しみました！！
私たちは前日に予約してて
当日朝窓口に行った人は
キャンセル待ちでした
（結局乗れてたけど
もし近く通る予定があるなら
予約しておいたほうがいいかも
ネット予約もできるみたい！）
バスに揺られていくと
どんどん
砂漠、というよりも「荒野」という言葉が似合う
風景に変わってきます。
そしてペトラ遺跡到着！！
ペトラ遺跡は
その遺跡の素晴らしさもさることながら
そして「インディー・ジョーンズ」の撮影地としても有名ながら
その入場料の高さも有名ですっっっっっ
その額なんと
１人１日
８０００円！！！笑
たっかあああああああ！！！
世界一入場料が高いそうです
笑
「世界一」を味わえたことに
若干興奮しながら入場
本格的な遺跡の入口まで
ロバとか馬車で連れて行ってもらえるらしいんだけど
１５分くらいなので
歩いて向かいます♩
最初に登場したのが
「シーク」
ペトラ遺跡の都市部へと繋がる
長さ１キロ以上・高さ１００mほどのの峡谷で
山の中に自然の力で作られた巨大な裂け目らしい笑
黄色やオレンジ、ピンクにバラ色など
様々な色の自然の壁を見た瞬間
「あ～これは８０００円払ってよかった
」って
早速感じた笑
２０００年前の人は
この道があったからこそ
ペトラ遺跡があった場所を
大切な場所にしたんだろうな～って思うくらい
ペトラへの劇的な道に見えました
この道の両脇には岩をくり抜いて作った水路もあって
かつての人々の知恵と技術の高さに早くも驚き
そしてシークが終わり
視界が開けたと同時に
この絶景！！！！
いんやあああああ
すごいよ！！！
高さ４０mもある砂岩を削ってできた「宝物殿」
２０００年以上前だよ！？？
ブルドーザーもクレーン車もないのに
なんでこの高さで
なんでこの細やかさなの！？？？
しかも砂岩って・・硬いよねええ！？？
今私が「やれ！」って言われたって
どうやったらああなるのか
想像もつかないよ！！！
その他にも
岩山を掘削して作られた
４０００人も収容できちゃう
階段までついた劇場や
とっても美しい石の模様が壁を飾る埋葬室を持った
これまた壮大な４つもの王家の墓
そして２０００年前の
ショッピングストリート笑
ここに香辛料とか香油とかが並べられてたのかなあ？？
ペトラ遺跡って
電信柱とかないし
見渡すかぎり遺跡だし
２１世紀ってことを思い出させるものが
ものすごく少ない
遊牧民ベドウィンが観光客をロバとか馬に乗せてくれるから
「あ～２０００年前も
こんな風にベドウィンたちが
砂埃あげながら
ロバとか馬使って
物を運んでたのかな～」って
ものすごく当時の様子を想像しやすい場所
だからこそこんなにも人を惹きつけるのかもしれないな
その後２０分くらいかけて８００段の階段をひたすら
登り登り、
走り走り笑
エド・ディル、修道院に到着ーーっっ！！
ここは高さ約４８m、幅４７mで
ペトラ遺跡祭壇の建造物のひとつ。
２世紀初頭に宗教的な集まりの場として建造され
のちにキリスト教の礼拝堂として再利用されたことから
修道院、と言われているみたい
ここも凄かったんだけど
私たちにとってペトラ遺跡最大の思い出の場は
この修道院を過ぎた所！！！
この修道院から来た方向と逆を見ると
小高い山？丘？崖？？がいくつか見えて笑
それぞれ「ペトラ遺跡１番の絶景はここから見えるよ」
という看板が設置されています
その１つに登っていくと
確かに文字通りの絶景！！！！！！！！
ゴツゴツした灰色の岩がどこまでも
見渡す限り続いていて
なんだか、
生物が存在していない
別の惑星に来たみたいな
風の音しか聞こえなくて
私と主人しか
この世界に存在しないんじゃないかって怖くなるくらいの
広大さと壮大さと静けさ。
なーんだけど
１番いい場所である
「てっぺん」に「お店」が笑笑
ペトラ遺跡の中には
砂漠を移動しながら生活する
遊牧民「ベドウィン」が何名かいて
それぞれお客さんをロバや馬に乗せたり
遺跡内でお土産やお水の販売をしています。
だから私たちもその店をみた瞬間
「あ、行ったら何か買わされる」と思って
頂上まで行かずに
ちょっと手前で絶景を楽しんでいたんだけど
声で私たちに気づいたのか
店の中から
明らかにベドウィンな男性が出てきて
「ここで写真撮ったらいいよ」と。
最初は笑顔でお断りしていたんだけど
あまりにも熱心にお誘いしてくれるので
ちょっと行ってみることに
そしたら
もう本当にペトラ遺跡の中で１番てっぺんだから
遺跡も眼下に見えるわ
もう最高！！！！
ベドウィンさんも「２人の写真撮ってあげるよ」と言ってきてくれたり
帰ろうとすると
「お茶飲む？」と言ってきてくれた。
ここまで出会ったベドウィンさんって
結構商売にがめつかったし
こんな僻地？で
お茶に薬でも入れられたら・・って思っちゃったり
そもそも時間がなかったから
１回断ったんだけど
あのベドウィンさんはいい人だ、っていう話になり
Uターンして「お茶飲んでいい？？」と笑
笑顔で受け入れてくれました。
頂上にあったのは
木の幹と
織り目が目立つ、
ハンドメイドっぽい布で作られた小屋のような場所。
部屋の中も
絨毯とソファのようなものがあり
空間の隅っこに
火おこしのスペースとポット（電気は通ってない）、
いくつかのコップが置いてあるのみだった。
そのベドウィンの名前は「サハッド」。
「ここあなたのお店なの？」と聞くと
「お店と自宅」と。
・・・・じ・た・く
？？？
このあたりの砂漠で生まれたサハッド。
１３歳の時から
ここに自分で家を作って
１人で住んでいるらしい。
子どもの頃は
ロバにお客を乗せる仕事をしていたけど
今はここでお店をしたり
ガイドの仕事をしているらしい。
出身地：砂漠。
住所：砂漠・・・・
かっこえええええええええええええ
６時間歩いて
私たち２人で５リットルの水を飲むほどの
このペトラ遺跡の厳しい環境の中で
１３歳から１人で生きて商売するって
どんな気持ちなんだろう？？
今２５歳って言ってたなーーー
フランス人の彼女がいるらしく
その彼女と
ペトラ遺跡の近くにある
別の山に登った時の写真をたくさん見せてくれたり
お砂糖がたっぷり入ったお茶を何杯も飲ませてくれたり・・・
さらに
「今日ここに泊まっていきなよ」と。
「え？泊まれるの？？」と聞くと
「ここに泊まればいいよ。」と。
（ペトラ遺跡の中での宿泊は禁止されているんだけど）
そもそもペトラ遺跡を含む
周辺の砂漠で生きているベドウィンの中には
サハッドのようにペトラ遺跡内に家がある人もいるらしく
私たちみたいな気があった旅人を
泊まらせることもあるらしい。
すでに帰りのバスを予約しちゃってたから断ったけど
バス予約してなかったら
絶対泊まらせてもらってたなあああああああ！！！
「世の中には
色んな生き方がある」
そういうのは簡単だけどさ。
知らないことって
自分の頭で想像すらつかないんだよ。
サハッドみたいな生き方が存在する、って
この日までの私の
「地球人の生き方」の枠の中になかったの。
知らない・想像つかないってイコール
「存在しない」ものだから
まだまだ世界には知らないこと
想像もつかないことがあるんだなーーっって
この出会いが
私はペトラ遺跡１番の思い出でした♩
＊＊＊８月４日家計簿＊＊＊
ペトラ遺跡jetバス往復：４０JD ６２２５円
ペトラ遺跡入場料：１００JD １万５５６２円
jetバスまでのタクシー往復：２JD ３１２円
水４．５リットル：１JD １５６円
晩御飯（ホンモス）：２JD ３１２円
宿泊費：９JD １４０１円
合計：２万３９６８円
内訳
移動費：６５３７円
観光費：１万５５６２円
飲食費：４６８円
宿泊費：１４０１円
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２０１８年１月、
アメリカ
キャンピングカーで横断仲間募集中♩
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