平成27年にスタートした民生委員・児童委員制度に関する若手勉強会を久しぶりに開催しました。
全国で約24万人委嘱されている民生委員・児童委員は児童、障害者、高齢者福祉等を地域で支えておられる〝縁の下の力持ち〟の存在です。他方で、ご高齢の方の労働参加が進むにつれて、委員の確保に苦慮しているとの声も聞きます。民生委員・児童委員は職務上の地位を政治的に利用することが禁止されていますが、そのことが拡大解釈されて民生委員・児童委員の方々の意見や声を我々国会議員が正式に伺う機会が限られていたように感じます。
そこで若手で集まって民生委員・児童委員に関する本格的な勉強会を立ち上げ、座学だけでなく、私の地元町田市・多摩市はじめ全国に伺い民生委員・児童委員の方々や自治体の方々と膝を詰めて意見交換をしました。累次の提言も行い、委員活動費の増額、活動保険制度の創設、「活動費が報酬に当たらない」との課税取扱の明確化はじめ様々な制度改善を実現することもできました。
今回の勉強会でも全国民生委員児童委員連合会事務局から、活動環境の更なる充実、デジタル化への対応や現役世代・専門福祉職が参加できる環境づくりなどの様々な要望がありました。地域コミュニティを支える民生委員・児童委員を引き続き支援してまいります。